令和7年9月6日(土) 【旧 7月15日 先負】 処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)
君に恋ひ萎えうらぶれ我が居れば秋風吹きて月かたぶきぬ
~作者未詳 『万葉集』 巻10-2298 相聞歌
あなたに恋をして、心が萎えて沈んでいると秋風が吹いて月も傾いてしまいました。
今年の中秋の名月は10月6日(旧暦8月15日)。いわゆる十五夜ですが、今日はちょうど一月前の旧暦7月15日。言ってみれば「初秋の名月」が見られる日。台風一過とはいえ、やはり夏の蒸し暑さが残っているためか、観月には少し早いことは否めません。その上、このあたりの日にちはお天気も不安定で、お月さまもまだ準備不足なのか、雲に隠れていることが多いようです。でも兼好法師は『徒然草』の中で満ち足りたものだけが鑑賞に値するものではないと言っています。

Photo:吉田兼好 ~菊池容斎画『前賢故実』
花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に向かひて月を恋ひ、垂れ籠めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見所多けれ。
~吉田兼好(1283?-1352)『徒然草』百三十七段より
桜の盛りや満月だけが鑑賞に値するのだろうか。雨夜に出ぬ月を焦がれ、家に籠もったまま春の行方に思いを巡らすのも風流なものだ。今にも咲きそうな桜の枝先。しおれた花びらが散り敷かれた庭などことに見どころは多い。
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君に恋ひ萎えうらぶれ我が居れば秋風吹きて月かたぶきぬ
~作者未詳 『万葉集』 巻10-2298 相聞歌
あなたに恋をして、心が萎えて沈んでいると秋風が吹いて月も傾いてしまいました。
今年の中秋の名月は10月6日(旧暦8月15日)。いわゆる十五夜ですが、今日はちょうど一月前の旧暦7月15日。言ってみれば「初秋の名月」が見られる日。台風一過とはいえ、やはり夏の蒸し暑さが残っているためか、観月には少し早いことは否めません。その上、このあたりの日にちはお天気も不安定で、お月さまもまだ準備不足なのか、雲に隠れていることが多いようです。でも兼好法師は『徒然草』の中で満ち足りたものだけが鑑賞に値するものではないと言っています。

Photo:吉田兼好 ~菊池容斎画『前賢故実』
花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に向かひて月を恋ひ、垂れ籠めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見所多けれ。
~吉田兼好(1283?-1352)『徒然草』百三十七段より
桜の盛りや満月だけが鑑賞に値するのだろうか。雨夜に出ぬ月を焦がれ、家に籠もったまま春の行方に思いを巡らすのも風流なものだ。今にも咲きそうな桜の枝先。しおれた花びらが散り敷かれた庭などことに見どころは多い。
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