当社で簡単な葉書を使ったアンケートを日本の上場企業200社に送った。

100社は過去、当社でお会いしたことのある会社
100社は過去、当社でお会いしたことのない会社

アンケートの内容は、マイケル・ポーターの「競争の戦略」の中にあるような、ビジネスモデル強度を細かい項目にわけて、どこが自社の強みだと思っているのかチェックしてもらうというものである。
予想通りというか、やはりお会いした会社のグループの方が返信率が高かった。逆にそうでなかったら寂しい・・・・・。現状では返信率が34%であり、当初の予想よりはるかに高いものだった。アンケートの細かい分析はこれからだが、実はアンケートの中身より関心のあるのは、返信をした会社と返信をしなかった会社との過去の株価と現状の収益性についてである。

返信のあった会社の方が返信のなかった会社に比べて過去のパフォーマンスの差が大きく現れた。特に、6ヶ月以上60ヶ月以内の過去の株価については顕著な差が見られたと言うことである。要は短期的な株価の動きには、このような企業行動の差が株価のパフォーマンスの差に表れないが、半年から5年くらいの間では非常に大きな差になって現れて、特に3年間のパフォーマンスの差では圧倒的な差がついた。もちろん未来についてどうなるかはわからないが、(そのようなことはできないけれど)3年前にさかのぼって、返信をした会社の株を買い持ちをし、返信をしなかった会社の株を空売りをかけると、かなりのリターンが出たということである。(3年間で年率25%程度のリターン)

さらにもっと面白いのは、過去3年間の平均の売上高営業利益率が
返信あり:8.0%
返信なし:5.5%
であるということである。この差はすごい。
一時が万事ということなのだろうが、資産運用会社からの葉書をきまじめに返信する会社とそうでない会社との体質の差がでるということなのだろうか。もう少し規模を大きくして調べると、もっと面白い結果がでるように思える。

今は実験を重ねているが、いずれ上場企業3700社すべてに対して同様の実験をしようともくろんでいる。今はまだ調べていないが、返信した会社の中でも、送信日と返信した葉書の消印の日にちで早いほどよい成果ではないかと予想しているので、リスポンス率だけでなく返信速度も入れるとさらに面白い結果がでそうだ。

実際のアンケートの中身についても面白い結果が出てきたけれど、それはしばらく秘密です。調査に協力をしてくれたM氏にはここで改めて感謝の気持ちをあらわしたいと思っています。