日本全競馬場に対応したスピード指数表示ソフトです。
スピード指数とは日本で一番ポピュラーな競走馬の能力を表す指数のことで、走破タイムとコース別の基準タイムの差から計算されます。当ソフトでは独自の馬場差、レース補正値を無料提供して既存の指数ソフトより精度の高い指数を表示します。
中央競馬で使う場合は、JRA-VAN DataLab(月額1950円)に加入する必要があります。
地方競馬で出馬表の詳細表示を行う場合は、地方競馬DATA(月額980円)に加入する必要があります。
ソフトからワンタッチで投票するには、中央競馬は即PAT、地方競馬は楽天競馬(加入無料、楽天銀行の口座必要)にご登録いただく必要があります。
スピード指数とは
同じコースを走った馬でも単純にタイムを比較して能力の順位を決めることは無意味とされています。その理由は毎日変わる馬場状態でまったくタイムが変わってしまうからです。
そこで毎日の馬場状態を数値化し、今日は通常より何秒速い(遅い)タイムであったかを算出してから走破タイムを比較することで、競走馬の能力を比較するのです。
毎日の馬場状態の数値を「馬場差」と言い、コース別の通常のタイムを「基準タイム」と言います。
芝レースは、雨が降ったり開催が進んで馬場が荒れてくると馬場差が徐々にかかってくる(馬場差がプラスになる)傾向があります。
ダートレースでは、砂が湿ると馬場差がマイナスになり、不良まで進むとプラスに戻ります。
芝コースとダートコースを両方走る障害戦は馬場差を算出することは出来ません。
また積載量が1トンから500Kgまで大きく変わるばんえい競馬も、走破タイムがまったく異なってしまうため、馬場差を出すことは出来ません。
同じダートコースを毎回走る地方競馬のほうが、スピード指数による馬券の効果が高いと言われています。
馬場差の算出方法
毎レースかならず同じ能力で走る馬が例えばダート1200mと1600mを走ったと想定したタイム、つまり走破タイムの平均から基準タイムを算出します。
また競走条件によってタイムは異なるため、競馬場ごとに競走条件別のタイム差を足します。
この基準タイムと実際に走ったタイムを比較して競馬場、トラック、日別に馬場差を算出します。
馬場差の算出は、たいへん難易度の高い作業ですので、まずは当研究会が計算した馬場差を無料ダウンロードしてお使いください。
次のステージとして、「10/1日の馬場差は-1.0秒となっているけど-0.8秒が妥当だろう」といったように、無料ダウンロードした馬場差を独自に微調整してご利用いただければ効果的です。
例)大井競馬10/1
1R1200m 基準タイム+競走条件別タイム差より1.0秒速い
2R1600m 基準タイム+競走条件別タイム差より0.8秒速い
3R1200m 基準タイム+競走条件別タイム差より1.1秒速い
4R2500m 基準タイム+競走条件別タイム差より2.3秒遅い
5R1600m 基準タイム+競走条件別タイム差より0.9秒速い
大井4Rは参考外として10/1の馬場差は-1.0秒と決める。
レース毎の補正の算出方法
この大井4Rの例のように、長距離レースではスローペースになる傾向が高く、基準タイム+競走条件別のタイムより遅くなることが多々あります。大井4Rに出走した各競走馬の能力が高くても、スピード指数は走破タイムから算出するため出走馬はすべて能力が低いことになってしまいます。
そこで大井4Rだけスピード指数を底上げする方法としてレース毎の補正を行ないます。
1日のレースの途中から急に雨が降って馬場状態が変わった場合などもレース毎の補正で調整を行ないます。
障害戦、ばんえい競馬は馬場差がありませんのでレース毎の補正のみでスピード指数を計算します。
『RH SPEEDER』のスピード指数計算式
スピード指数=(基準タイム+馬場差+レース補正値-走破タイム+50)×トラック係数
※トラック係数
芝、ダート、障害、ばんえいの走破タイムの1秒の価値を調整する数値。芝レースの1秒を指数1とするとダートレースの1秒は指数0.7、障害レースは0.4、ばんえいは0.09となる。
※50は、指数を扱いやすいように底上げする値
『RH SPEEDER』動作モードについて
地方競馬のみ、JRA-VAN DataLabや地方競馬DATAに加入しなくても無料で使える簡易表示モードがあります。
簡易モードでは、馬場差のカスタマイズを行なうことはできず、リアルタイムオッズなど詳細な出馬表データも表示されません。
(中央競馬はJRA-VAN DataLab、地方競馬は地方競馬DATAに加入が必要)
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