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【巡礼日2018/12/8】
これは、咲-saki-のスピンオフ作品である″阿知賀編″の巡礼で奈良の吉野山へ探訪した際の記事です。
実は2017年5月にも1度訪れた事があり今回で二度目になります。

前回訪れた際には、葉桜が見事で今回は僅かながら桜の紅葉が見れました。
学生時代に、麻雀サークルに所属していましたが、そのきっかけの1つとなったのが咲-saki-阿智賀編でした

時期によりそれぞれ楽しみ方がある″吉野山″。次は是非桜の時期にも探訪してみたいです!

『咲-Saki-』のスピンオフ作品
【阿知賀編】
「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」は、
ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて連載されていた「咲-Saki-」(原作:小林立)のスピンオフ作品にあたります。※単行本は全6巻から


~Story~

またみんなではしゃごう!!そして…全国へ行こうよ 遊ぶんだ…和と!
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地元、阿知賀女子学院で開かれていた「阿知賀こども麻雀クラブ」に通う高鴨穏乃と新子憧は東京からやってきた転校生・原村和をその麻雀教室に誘う。そこには1つ年上の松実玄やコーチをしている大学生の赤土晴絵がおり、麻雀を通してみんなで楽しい日々を過ごしていた。しかし、中学にあがると、晴絵は実業団へいき、憧も穏乃たちとは別の中学へ通うことになった。そして、和も転校し、穏乃たちはそれぞれがバラバラの道を歩むことになった。時が流れ、中学3年生になった穏乃はある日、テレビを見ていると、そこには全国中学生麻雀大会で優勝している和の姿があった。
「また和と一緒に麻雀を打ちたい」
そんな思いを胸に、穏乃・憧は阿知賀女子へ入学をする。

■スタッフ 

原作:小林立 

コミック作画:五十嵐あぐり 

監督:小野学 

助監督:セトウケンジ 

シリーズ構成・脚本:浦畑達彦 

キャラクターデザイン&総作画監督:佐々木政勝 

音楽製作:ランティス 

アニメーション制作:Studio五組 


■キャスト 

高鴨穏乃(たかかもしずの):悠木碧 

新子 憧(あたらしあこ):東山奈央 

松実 玄(まつみくろ):花澤香菜 

松実 宥(まつみゆう):MAKO 

鷺森 灼(さぎもりあらた):内山夕実



~千年以上の時を超えても尚愛されるお山~

咲-saki-阿知賀編の舞台は
奈良県吉野郡吉野町にある″吉野山″。

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※写真は2017年5月頃に探訪した際の。深緑の青々とする葉桜が大変見事でした!

日本屈指の桜の名所として、知られる大人気な観光スポットですよね!
山全体が″世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録されています。

桜だけではない吉野の魅力とは


吉野山と言えばやはり、千本桜ばかり有名ですが…
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古より修験道の総本山として名高く、大峰連山より延びる尾根の上につくられた一大宗教都市になります。

義経と静御前の伝説を始め。″鎌倉幕府の倒幕を企て成功した後醍醐天皇″。足利尊氏との戦いに敗れ逃げた先が吉野になります。

様々な史跡名勝が数多く点在する吉野
詳しくご案して頂いたので…
その吉野の見所である歴史を簡単ではありますが咲~saki~【阿知賀編】と関連付けしながら、紹介していきたいと思います


吉野山のシンボル 金峯山寺~修験道の総本山~

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※現在の堂宇は、安土桃山時代に再建されたもので木造古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇るらしい。

大峰連山より延び尾根上に高くそびえる金峯山寺。飛鳥時代に修験道の開祖である″役行者″により開かれました。
※別名、役小角(えんのおづぬ)とも言う。山岳修業の開祖ということで、山岳にある寺院ではよく祀られているみたいです。


7世紀頃に、″修験道の開祖″である役小角(えんのおづぬ)は大峰山で修行を重ね、金剛蔵王大権現を感得(祈りにより出現)しました。
その姿を山桜に刻み山上ケ岳(大峯山寺本堂)と吉野山(金峯山寺蔵王堂)に祭祀されたと伝えられています。

火炎を背に頭髪を逆立てた忿怒の形相をする蔵王権現

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※写真は″金峯山寺HP″より引用
※期間限定でその秘仏は公開されるみたいだ。

本尊は3体からなる巨大な蔵王権現
権現とは…
-権(仮り)に現われるという意味で、神が仮の姿として過去・現在・未来の三世にわたる衆生の救済のため出現されたのです。

その昔、役行者は千日の修行中に皆を救う仏の出現を祈ったところ最初に現れたのは、柔和な表情の釈迦如来だった。
しかし、その姿ではこの乱世では人々に響かないと訴えました。

次に現われたのが千手観音であり、いろいろな姿に変わり世の中を救おうとしましたが、またしてもふさわしくないと訴えました。

次に現れた弥勒菩薩において、もっと強く悪を打ち払うような仏を、と望んだ所、地が割れ雷が轟き現れたのが″蔵王権現″です。
そのため、″蔵王権現″はこのような怒りの表情をあらわにしている。



■万物と一体化する″深山幽谷の化身高鴨穏乃
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『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』第6巻より引用

阿知賀編の主要キャラで大将を務める高鴨穏乃″。

12話で彼女が炎を纏う姿はまさに″蔵王権現″にそっくりですよね!
その能力からも蔵王権現がモチーフではないかと言われています…

高鴨穏乃の能力:全てを超越する
″深い山の主″
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-今、牌の山も対戦相手も
あの頃の山のように感じる-

穏乃の麻雀スタイルは、場の支配
場面が進みツモ山が奥に進めば進むほど、相手の能力を打ち消し無効化します。対戦相手という山が高く強いほど穏乃の場に対する支配力が強まっていきその能力が発揮されるみたいだ。


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現実の修行の山路も有為の奥山も越え 
その先にいる深山幽谷の化身
という衣ちゃんのセリフがあります。

有為の奥山も越え″というと…

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならん
有為の奥山 けふ越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず 

といういろは歌】の一節が脳裏にすぐ浮かびますよね!

調べみたところ″有為の奥山″という言葉は、仏語で因縁によって起こる現象、生滅する現象世界の一切の事物を指しており
無常の世の中(生者の世界)を深山に例えた言葉みたいだ。

一説にこの歌は、平安時代末期に流行した
涅槃経(ねはんきょう)″

諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽

を表すとも言わています。



いつしか意識は
自然の中に溶け込んで-
深い山のすべてと一体化しているような
そんな気分になったんだ

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※吉野山の奥千本の更に奥にある″大峯奥駈道″。西行庵付近より。
遠く″熊野″まで続く修験者の道です。
まだ吉野山からのほんの入り口ですが、穏乃はこういった深山路を遊び廻っていたのか。途中から未だ女人禁制らしい。


修験者が修業の為に歩く深山路を
庭の如く、走り回る″穏乃″。

有為の奥山(生者の世界)を越え全てを超越する世界の住人。
生者を越えた先にあるのは、″死者の世界″。

彼女は、もしかしたらその世界の住人の主なのかもしれませんね。

吉水神社
~南朝時代の軌跡と義経・静御前、今生の別れの地~

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もとは″吉水院″と呼ばれ江戸時代までは、宮司がいなく端なる村社だったみたいだ。
金峯山寺の格式高い僧侶が、明治の神仏分離による廃仏棄釈運動の際に神社へと…

境内に進むと…
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阿知賀のキャラ″新子憧″の実家のモデルとされており、沢山の痛絵馬が奉納されています。


この吉水院は、後醍醐天皇が吉野に潜幸の際
″南朝(吉野朝)の皇居″でもあったところだ。
また、源義経公が静御前や供のものと逃げのびてきたのも、太閤秀吉の花見の本陣にもなります。

桧皮葺の書院は書院造りの傑作といわれ国の重要文化財に指定されており、拝観する事が出来ます。


義経潜居の間

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※写真は、吉水神社のHPより引用

兄・源頼朝公の追手から逃げてきた義経公と供に静御前・弁慶らと一緒に吉野へと逃げてきます。
この部屋にて再起を図ろうと潜伏しますが、それも束の間。鎌倉より義経追討の命が出されます。

止もなく義経公は、山伏姿に扮し弁慶と共に吉野を落ちていきます。静御前とは、ここで再会を約束し悲しい別れをしました。


そして、ここで別れた静御前は…。

京への道中で捕えられ鎌倉へと護送されます


吉野山 峯の白雪踏み分けて 

入りにし人の跡ぞ恋しき


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※写真は、日本舞踊が行われていた際の″鶴岡八幡宮・舞殿


頼朝様や政子様、大勢の武士たちの目の前で舞を披露した逸話は有名ですね。この和歌はその時、義経公との別離・想いを表現して詠まれました。


鎌倉出身である自分にとって源氏というのは、言うまでもなく特別な存在です。在りし日の″義経公″と静御前の事は言うまでもなく知っていたが、遠き吉野の地と鎌倉がこうして繋がっていると実感できとても感激でした!


吉野水分神社~吉野の山奥にある水の神様を祀る社~

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″水分″と書いて″みくまり″と読みます。

調べたところ、奈良以外ではあまりない神社らしい。

※恥ずかしながら自分は始め読めませんでした


ここは、咲~saki~とは関連がないところだが、標高も高くかなり離れた場所にあり恰かも下界とは切り離されたが如く人が全くいなく静かで厳かな雰囲気が気に入り紹介しました。

桃山様式の美しい本殿や楼門・拝殿などからなる神社で、三殿がつながっている珍しい造りになっています



○繁盛期でも閑散期、それぞれの時期でも色々な楽しみ方がある!


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″静亭″で食べた鴨葛うどん定食


普通のうどんと比べモチモチしており、食べ応えがありました!また、柿の葉寿司もとても美味しかったです!!

窓を見ると桜の木が一面に…
こうして、ゆったり舌鼓みしながら食べ歴史に思いを馳せ散歩を出来るのはこの時期ならではないでしょうか。
桜の時期になると出店(鹿肉の串かつ等)があるみたいなので、花見をしながら是非飲みたいですね。



聖地巡礼 『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』【吉野山】

【吉野町観光案内所】
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巡礼する前に″観光案内所″へ
中には入ると、咲~saki~コーナーがありここでしか手に入らない限定グッズが沢山ありました。
【吉野山大橋】

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いざ吉野を歩いていると大橋こと別命″憧尻橋″が。ムラムラしますね。

【銅鳥居】
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和「私は、和ー。原村和です!!」

″友達になろう!″

とても印象に残るシーンですね!!
一致度が高くテンションが上がりました!
興奮しすぎでしょー( CV:憧ちゃん)


金峯山寺付近】
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1話やOPで走っているシーンですね!
実際に鳥居はありませんでした。

【老人憩いの広場】
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急勾配な坂道をひたすら上がって行くと
2巻の表紙絵になっている広場に着きます。

阿智賀こども麻雀クラブ″のメンバーでお花見をしている場所でもありますね!

【花見矢倉展望台】
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阿知賀編 1巻 8P 第1局[邂逅]

のイラストとされた場所です。

ここまで来るとかなり標高も高く、上千本、中千本の桜が一望できるみたいだ。さらに奥に進むと、先ほど紹介した、″吉野水分神社″があります。

※この記事では「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」の作品画像を比較研究目的のために引用しております。