励ましのコメントやメッセージ、本当にありがとう。
直接お返事できなくてごめんなさい。
みなさんの気持ちが本当にうれしいです。
震災後3日目の昨日、自宅の電気が通り
パソコンが使えるようになりました。ガスと水道はまだです。
ガスは3週間くらい復旧しないだろうと言われています。
間隔は長くなりましたが、未だ余震が続いています。
オフィスブログにも川村が書いておりますが
個人セッションや講座等、少しの間中止いたします。
明日確認に行きますが、会社の方はまだライフラインがダメなようです。
大阪でのイベントをお申し込み頂いていた方、すみません。
主催者のクラリエ・山上さんから延期のご連絡が行ったかと思います。
関係者各所には大変ご迷惑をおかけしておりすみませんが、
回線が復旧次第、ご連絡していきますのでもう暫くお待ち下さい。
震災時はショウルームにおり、11階だったため揺れがかなりひどく
什器等がすべて倒れ、スタッフの川村と逃げながら、
間一髪のところを命拾いしました。
いま思い出すととても恐ろしい光景でした。
かなりひどい状態のため、
いつから営業再開出来るのかまだ検討が付きませんが、
今日から少しでも復旧作業に取りかかろうと思っています。
亡くなられた方やご家族、避難所生活で寒さと空腹に耐えている人たち、
取り残された人たちがまだまだ沢山いるのだと思うと心が痛みます。
まだ安否確認がとれない友人もおり、とても心配ですが、
無事であることを信じています。
あと何日かこの状態が続いたら
深刻な食糧不足になるのではと思われます。
みな食料調達に必死ですが、とにかく物がありません。
見た限りでの仙台市街地はこういう状況です。
今は私たちは、病人や乳幼児やお年寄り、
今日明日の食料が無い方たちを優先したいと考え
食料品店などからの食料調達をせずに
あるものを分け合いながら、交換し合いながら過ごしています。
とてもありがたいことに友人知人から
救援物資の申し出のメールを頂戴していて、
お願いしたいのは山々なのですが
いま現在は、空路、陸路共にストップしています。
一般道はだいじょうぶですが、橋の落下などで一部通行止めになっていると思います。
高速道路は救援車のみの通行になっていて一般車が入れず、
少しの間、個人的な宅配便は届かない可能性があると思われます。
私は難しいことはよくわかりません。
でも現実的なレベルで、
これからのためにお願いしたいことが2つあります。
1つ目は、マスコミの情報に関して
震災にあった地方の私たちに必要なのは、
被害の状況がいかに悲惨なのかという情報でも
数値的なことでもありません。
どこに行けば水があるのか、食料を買えるのか、
ガソリンや灯油などのエネルギー源を調達できるのか
寒さをしのげるのか、ということです。
ツイッター等でも、混乱を大きくしないためにも
不確かな情報を鵜呑みにして流さないようにしてください。
2つ目は、今後の日本経済に関してです。
今回の東北地方太平洋沖地震の被害は非常に深刻です。
けれどこれからのことがもっと深刻だと考えています。
長引く不況の中、今回の地震が日本経済に与える影響は
非常に大きいでしょう。
阪神淡路大震災の後、
仙台駅で神戸復興のための物産展が開催されていました。
神戸から来た方たちは一生懸命、声を枯らして商品を販売していました。
お店の方とお話をしたところ、
「私たちは、届かない募金よりも、いま生きていくために
このワイン1本を買ってもらえることがとてもありがたいんです。
日本の多くの人たちにとってはもうとっくに過ぎたことになっていますが、
私たちにとってはまだまだ現実として続いているんです。」
そう仰っていました。
私は、この言葉がずっと忘れられませんでした。
これが現実だと思いました。
このとき、震災から2年半経っていたと思います。
ですから、被災地以外の方々は
どうか心を痛めすぎず、落ち込み過ぎずに
通常通りの暮らしをし、今できる仕事を一生懸命し、
経済活動を支えて欲しいと思います。
そして交通機関や流通が回復次第、
可能なようでしたら東北地方の食品や商品を購入するなどの形で
経済活動への直接的な支援とご協力をおねがい致します。
私の知る限り、ではですが
このような状況でも略奪や暴動が起きていないという
「日本人の和や助け合いを大切にする精神性が海外から感心されている」
とネットのニュースで知りました。
私も日本人であることを誇りに思います。
特に宮城県民、東北の人々はいつか訪れる地震だとわかっていたので、
覚悟はしていたかもしれません。
街を見てもパニック状態になっている人は少ないようでした。
けれどこれまで遮断されていた情報が徐々に入って来て状況を知るにつれ、
本当に驚くことも嘆くこともできない。これが今の状況です。
心も折れていません。希望も持っています。
けれどこれが事実で、これからどうなるのかということを、
未だ実感出来ないでいるような感じです。
でもいま生きていること、食べられていることに感謝しています。
この3日間は相方のわこうちゃん、ソーベーズのさゆさんと共に
笑いを忘れず、連絡の取れる人たちと協力し合って過ごしています。
私たちを含め、少しずつでも
回復していける見込みのある人たちは
助け合って協力し合って1日でも早く復旧していきましょう。
ではまた。
雪音りえ