September 2004

September 30, 2004

交錯と並行の【2046】

【2046】のストーリーは【欲望の翼】と【花様年華】とつながっていく。
若くして死んだ中国人とフィリピン人とのハーフの若者も、カンボジアも、
秘密を閉じ込める穴のことも(王様の耳はロバの耳!ということなのだよね。)
会話の中で出てくる。
goldfinch
【花様年華】でトニーとマギーが食事をする【金雀餐廳】で、今回もトニーはフェイ・ウォンと食事をする。このレストラン、実際には、ただ古いだけの店なんだけど映像のマジックってすごい。


ただ、【欲望の翼】と【花様年華】を見ていなくても、とくに問題はない。
そもそも不可解なストーリーであり、そこは「他の2作を見ていないから」
ではないのでご安心を。
もちろん、2作を観ていれば、もっともっと楽しめるのは事実。
何度も何重にも繰り返し繰り返し交錯していくのだから。


映画は、物語と時間が交錯すると同時に言語も交錯、
広東語、中国語(北京語)、日本語、各登場人物が自分の母国語を
用いて会話している(ただし、フェイ・ウォンは広東語と日本語だった)。
片方が中国語で話し、もう片方が広東語でかえすというやり取りが続く。
物語の交錯はかなりややこしく、現在と未来という時間軸だけではなく
現実と虚構も入り混じる。

あまり情報は公開されていないようなので、深いことには触れずに
おく・・・というより、実際のところ非常に感想をいいにくい映画である。
個人的には映像と音楽はパーフェクトに好み。
ストーリーは交錯しすぎて、ちょっと深みがなくなっている気もするものの、
嗜好として「コラージュのような映画」が好きなわたしは問題なし。
軸になるストーリーの主役はトニーとツィイーという解釈でいいと思う。
男と女でありながら、ふたりが言い合う「友達」「飲み友達」という言葉。
もうひとつの【花様年華】かもしれない。ツィイーは【LOVERS】よりも
こちらでのほうがずっと表情にも苦悩にも深みがあったように思える。
彼女のパートは、本当に切なくてもどしかして苦しくて、そして痛かった。
【花様年華】では感情も行動もぐっと抑えこんでの描写だったけれど
【2046】では感情は抑えるけど、描写(行動・衝動)はなかなか激しい。

では、つづきは日本公開後に映画館でご覧ください。

なお、<興行状況><登場人物><話題の木村拓哉氏出演シーン>
は以下(続きを読むをクリック)に補足しました。続きを読む

September 28, 2004

小藍の翡翠

ある時、シャオロン(北京の中居くん)は、わたしに
「日本の女性も翡翠のブレスレットとかする?」なんて聞いてきた。
一緒に夕食を食べた日、シャオロンの奥さんのシャオラン(小藍)は
わたしの手首を何度かつかんでは「ほっそーい」なんて笑ってた。

今日、空港まで見送ってもらう車内で、運転していたシャオロンが
「シャオランから りえにだよ」って赤い箱をくれた。
中には翡翠のブレスレットが入ってて、シャオロンは「翡翠は身に
つけてると守ってくれて、厄除けになるんだ」と教えてくれた。

シャオロンの雑談のようにさりげないブレスレットの話、
さりげなくサイズを測ったんだ、って後から気がついたシャオランの
行動。

jade
北京の友人たちの温かさと
中国の伝統のお守りの心強さを身につけて
爽やかな秋の北京を後にしたのでした。


亜熱帯香港に復活、相変わらず蒸しあっちぃー!今夜は中秋節です!

September 27, 2004

シャオロン(北京の中居くん) 

北京人の朋友、典型的な北京人のシャオロン。
xiaolong
今回滞在中、彼が運転手役をしてくれているので
大助かり。
そのシャオロンはかなりいいキャラクターである。
(スマップの中居くんに顔もキャラもなんか似てる)
質問したことには的確にすばやく楽しい回答をしてくれる。が、すべてが事実とは限らないところが微妙。

そして本当に北京人らしい北京人で、「自分より格下」「田舎モノ」の同胞たち
を見下しまくり、一刀両断にぶった切り。

その言動の痛快さと情報はまた追々、香港帰港後にサイト版に掲載していきます。

そんな彼は、今、朋友のハンさん一家がうらやましくて仕方ない。
北京の一等地の「どや街」に住んでいた彼らは北京大改造のあおりを
受けて強制立ち退きの「恩恵」にあずかり、なんと今までの5倍くらいの
広さのある郊外の「新築アパート」に移り住み(本当に立派!)、まさに
降って湧いたような夢の新生活を満喫中。いわば「立ち退き成金」
一等地からちょっと離れたとはいえ北京の中心近くのマンションに住む
シャオロンは
「うちだったら立退き料これくらいになるはず。早く立ち退き命令こないかな
と「その日」を期待して待っているのである。

強制立ち退きにも「悲壮感のかけらもない」(むしろ夢がある)北京の現実。
ものすごいスピードで変わりつつある北京の街並み。そこにあった「昔ながら
の庶民の暮らし」に感傷的になり望郷を感じるなんてこと言うのは、
案外「外国人」だけなのかもしれない。

ところで、昨日、とある事情で、北京一等地の不動産の展示会場(億ション)へ。
贅の限りを尽くしたモデルルームのうらやましさに感嘆するばかりの中で、
気のせいか胸まではってふんぞり返り質問しまくっていたのは(コーヒーも要求)、
つきあってもらっていたシャオロン(庶民)。お前、買うのかよ。
案内係の女の子を気に入って、ちゃっかり名刺ももらって帰り際に
じゃ、電話するね」って言っていたのをわたしは聞き逃しませんでした。


北京秋天の青空

blue
朝は確かに寒い(15度前後)けど、
昼から25度〜30度まであがる日が続いている。
完全に南国香港体質になっているため、北京の
朝晩の冷え込みの話におびえすぎた。夏服は
まったく持ってきてないのです・・・。
それはさておき、晴天で空気が乾燥しているため、とても気持ちがいい。
通年湿気に覆われた香港では絶対味わえない爽快感!

が、ふと気がついた。
北京に住む人たちはみんなこの時期を楽しんでいるというよりも、この時期が
来てしまったことにおびえている
ということに。

「だってさ・・・、この気候になったらもう、あっという間に冬がくるから・・・」

40度を超えることもある厳しい夏が過ぎ(※ただし公表では40度以上はあり
えないので注意)
、一瞬のベストシーズン秋が過ぎれば、マイナス15度になる
こともある北京の長くつらい冬が待っている。
10月中旬にはぐっと冷え込み、11月に入れば、もういつ雪が降ってもおかしくない
寒さがやってくるのです。

だけど、わたしは所詮旅行者。短いベストシーズンに感謝!
そして寒さの甘い亜熱帯香港に帰るのでありました。

September 25, 2004

王府井の中心で、何を叫ぶ?

朝5時半起きでフルに行動した濃厚な1日の締めくくりとして、中華ディナーの
あとにぶらっと繰り出した北京の繁華街、王府井。
ものすごい人だかりになってたところで一緒になって野次馬参加してみると
そこでは「バネの反動で空に舞い上がる絶叫マシーン」が見世物に!!

scream
なぜそんな超一級品に危険なものがモノが「デパートの屋上の上の遊具」レベルの扱いで繁華街のど真ん中に!?という疑問は中国なのでさておき、もちろん、チャレンジあるのみ!!!いとも簡単に北京で命がけの勝負に出る。

ちなみに、乗るときに 保険を 「一人5元(80円くらい)」で掛けることが可能。
命の値段、5元。・・・すら払わずに搭乗。宵越しの命は持ちません!
本来、保険は「安心」のため。でも、ここで5元払ったら、なんとも例えようのない
不安がなぜか増しそうな気も・・・
。 

猛スピードでクルクル空を回転しながら夜の北京の遠くまで展望、最高!
何を隠そう絶叫系マシーン、ダイスキのわたしでした。そして、無事生還。

September 23, 2004

北京の自転車

北京の夜。自転車の二人乗りが颯爽と前を・・・。

bicycle
っていうか、荷台にダンボールがいくつも積み重なり、
さらにその上に人が!すごいバランス感覚。
中国でよく見かける日常的光景ではありますが、
改めて脱帽です。

September 22, 2004

北京秋天

北京が一年の中で最高に美しいと言われるこの時期。
明日からネタ集めのため、しばらく北京界隈へ行ってまいります。北京、勝負だ!

「北京はもう”ちょっと肌寒く”て朝晩は10度前後かな」とか言われて、ガーン。
それ香港の2月の最低気温よりも、ずっと寒いよー・・・。・・・北京、降参です。

しばしさらば、素足夏服、高温多湿、香港曇天! 中秋節までに戻ります。

おまけ:
今、日本公開中の香港映画【無間道供曚任篭貌擦屬辰討襪呂困離┘螢奪・ツァン。
奇しくも同時期、香港ではまあるい笑顔でまあるい月餅売っちゃってます。
eric

ほ〜ら! 好好味呀〜♪

不在中、みなさまサイトにも遊びに来てくださいね。

まあるいまあるいまんまるい

lanterns
中秋節。香港人たちは、”まあるい中国式の円卓でまあるくなってごはんを食べて、まあるい月餅(蓮の実餡の中にお月様をかたどったまあるい玉子の黄身がはいっているものが一般的)や、まあるいカタチのおかし・果物を食べて、みんなでまあるいランタンを手に外へ出て、まあるいお月様を見て”<<家族の円満>>を祈る。

香港の生活はドッグイヤーならぬラットイヤーだ、などと揶揄されたりする。
日夜めまぐるしく変化するビジネス、情報、お金、人間の交錯するアジアの
中心地であり、ライフスタイルや考え方は日本以上に国際化、西欧化して
いながらも、香港には今もなお中華圏らしい「家族の絆」が根強く残っている。
普段は別々に住んでいてもお正月や中秋節には家族全員がちゃんと集まる。
ビジネスマンも、キャリアウーマンも、この日は早く仕事をきりあげて家路
につく。
こんな風習を見聞きするたびに、わたしも大切な人たちの円満をいつも願って
いられるような、まあるい心でありたい、と思う。

だけど・・・他人には冷たすぎるぜ、香港人
それはそれ、その「ゲンキン」さがまた香港らしくて笑ってしまうのだけれど。
※注)ただし、「友達」は「身内(家族)」に該当するものと思われる。

さて、今年の中秋節は9月28日。宵っ張りの民族、香港人。
中秋節は夜集まって騒ぐイベントなので、当日は「平日」、翌日が「祭日」
祭日名は「中秋節の翌日」(そのまんま!)。

祭日で「全市民おつかれ休み」を作っちゃうちゃっかり香港。
ゆるすぎる(笑)・・・そんなところがとても好き

まだまだあと2ヶ月くらいは気温や湿度は高いまま、暑さが続く香港ですが、中秋節を過ぎると少しずつ風に秋を感じられるようになっていきます。

September 21, 2004

そろそろ【2046】

話題のカーウァイの新作映画【2046】、香港では9月29日(祭日)からの公開(予定)。
街中にポスターがあふれ始め、いよいよ!という気配濃厚に。
ポスターは、トニー・レオン&チャン・ツィイー、カリーナ・ラウ&張震、
トニー・レオン&フェイ・ウォン、そして木村拓也&フェイ・ウォンの4バージョン。
そして昨日は、街を歩いていたら、こんなポストカードのようなものをもらった。

2046


ツィイーとトニー。ポスターとは別バージョン。
香港には、日本みたいに映画チラシやパンフレットが存在しないので 貴重品かも。

断片的な映像の雰囲気から、ついつい連想してしまう映画【ブレードランナー】。
日本でのキャッチコピーは「アンドロイドが恋に落ちる」だと友達から聞いた。
【ブレードランナー】の原作、
【アンドロイドは電気羊の夢を見るか?】 をまたまた連想。
やっぱり【香港版ブレードランナー】なのか・・・。それはそれで楽しみ。
【花様年華】や【欲望の翼】とはどう交錯するのかっていうのもファンとしては、お楽しみ。

上海でのプレミア上映会は無事終わったって事は編集は終了?公開まで、あと一週間。

September 20, 2004

香港ナイト

友達が東京から出張でやってきたので二人で夜の香港へ繰り出す。

おんな二人でチャイニーズレストランにてビールに紹興酒ボトル1本を空け、
場所変えてホテルのラウンジバーで深夜まで飲み続ける。
最後に彼女がオーダーしたビールを、ウェイターさんがグラスに注いで
立ち去り、白く盛り上がった泡が消えると
ビアグラスのなかにハートマークの気泡が浮かび上がった。

ビールの中のハート

素敵すぎ!



なにかすごくいい予感。
友達が言ってくれたこと、忘れない。ハートの気泡も盛り上がった会話も記憶に残る夜。
未来に向かうガールズトークも楽しい素敵な時間でした。
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September 19, 2004

可愛さあまって・・・

DVD
さて、異様に時間に追われる今日この頃。
気がつくと、リビングの片隅にこんな山が。
すべてDVD、VCD、そしてビデオ。
みっ、見たくない。
いや、ぜんぶ見たい映画ばっかりのはずなのに。
いえ、やっぱりなんか見たくないこの山積み。

可愛さあまって憎さ百倍!(意味が違う)

こんなになると、なぜか「ワクワク」が一気に「ゲンナリ」になる。
ふっしぎぃ〜・・・。
それなのにまだ買い足してしまう自分が嫌・・・。とほほ。

ちなみに右側一番上にある【迷失東京】とは、【ロスト・イン・トランスレーション】にございまする。香港公開は今年2月でした。


プロ意識

プロ意識

【香港中国熱烈歓迎唯我独尊】のサイトに掲載するほど
笑激的”でもないけど「ちょっと聞いてよぉ〜」の現地の話題、日々の戯言をBlogに綴っていくことに決定。本日よりスタートしてみます。

撮影現場で会ったスパニッシュのモデルさんのこと。
すっぴんでは「ほよーん」という顔をしてた普通の女の子だったけど、すごく化粧栄えする子で、とくに笑顔よりもクールな顔が超かっこよかった。
ノリもいいし、カメラマンの期待に対する感度もいい、自分で探知して動く動く。こういう子はきっと「また使いたい」って思ってもらえる。
もう一人のチェコ出身の金髪ガールは最初からぶっ帳面でとっつきにくかった。
ノリも悪し。顔も怖いし(でも美人、もちろん!)。
撮影が終わるときには笑顔で話せるようになって、笑顔が素敵なことを知ったけど、結局印象はイマイチ・・・

勉強になるなあ。
こういうのって、たとえ業種が違っても、国が違っても絶対同じでしょう。
人のフリ見て我がフリ直せ。我がフリ見て、人もフリ直せ(すっ、すみません)。

ところで、スパニッシュは、みんな誰でもフラメンコが踊れるらしい。
正式にならってなくても、こんな感じっていうのは体で子供のころに覚えるんだって。
生まれながらの国民的パッション。かっこよすぎ。

日本人にとってのそれは・・・それは・・・盆踊り

うーん。

・・・ええじゃないか、ええじゃないかっ!

さて今日からBlogもスタートです。【香港中国熱烈歓迎唯我独尊】ともども、よろしくお願いしますです。