October 2004

October 30, 2004

感傷のハロウィン

jackolantern友人のアメリカ人夫妻とハロウィンの話をしていたら、彼女たちの犬(オス)はハロウィンが大好きで朝から興奮しまくりなんだという。
その犬の彼はハロウィンの意味はわかっていないけれど「一年に一度、みんなが僕に会いに来てくれる日!」だと信じているそう。

ハロウィンの日には子供たちが賑やかに次から次へと家にやってきては
その彼と遊んでいってくれるからだって。
実はその愛犬は2年前にここ香港で亡くなっている。
そんな微笑ましい話を聞きながら、思い出したら切なくなってしみじみとした。

それから、その友人たちが、来年春に7年の香港ライフに終止符をうって、
ニューヨークに帰ることになったことを知らされた。
今、香港で一番親しいといえる友人たちの一組だったのに・・・

香港という街は、街自体の変化のスピードも激しいところだけれど、
比例するように住んでいる人たちの入れ替わりも非常に激しい。
住んで5年目ともなると、数え切れないほど「友人と呼べる存在」になった
人たちを見送る機会があった。
出会いは楽しいけれど、別れることには一向に慣れることはできない。
これまた感傷的な気分になってしまったのでありました。

写真は香港のスーパーの野菜売り場にて。明日はハロウィンです。Happy Halloween!

October 29, 2004

香港のおじちゃん【桃色】吐息

colorblossoms正気ですか、いいんですか、松坂慶子さん!!!と揺さぶりたくなった香港映画【桃色/Color Blossoms】。
「大女優の怪演」という一言ですませていいのか。。。しかしこの映画、怪演じゃない俳優も、ノーマルなキャラクターもひとりもいないし。
ところで「幻想的で絢爛な映像美の官能映画」っていうと、日本ではアート系映画が好きそうな人たちがターゲットだったりするものだけれど、香港の場合、日本とは明らかに違う傾向がある。
「ひとりで来ているおじさん」
、観客席にめちゃくちゃ多い!期待しているものがわかりやすすぎで笑える。

ここ香港では、「映像美」=「とりあえず芸術」と受け止められているわけでは
ないのでした。でも正しい気もする・・・映画が大衆の娯楽として定着している
香港ならでは?
ちなみに春に公開されたベルトリッチ監督の【ドリーマーズ】も観客席に
オッサン多かったです。そっ、そうなのか!?日本ではありえないでしょう?
でも間違ってはいないような(笑)。

で、映画【桃色/Color Blossoms】の感想はというと・・・続きを読む

October 28, 2004

恋のマカレナ、1996年香港

macarena英語チャンネルをつけっぱなしにしていたらMacarenaが
流れてきた。ダンスミュージックのオムニバスCDのCM。
この曲でわたしがいつも思い出すのは1996年の香港。
おじさんたちが奇妙な振り付けで踊るMacarenaのミュージックビデオをはじめて目にしたのが1996年の夜、香港の
ホテルで見ていたMTVだったから。
Macarenaと香港。普通なら、まったく結びつかないこの2つがわたしの脳内ではつながっている。

よりによって思い出の曲が[マカレナ]かい!という気もしないこともないけど。
それとも、わたしと香港の濃厚な関係のスタートにふさわしい?
確かに笑激的出会いだった「恋のマカレナ」@香港・・・。
1996年、まさか4年も経たないうちにその場所に住人として戻ることになる
とは夢にも思っていなかった単なる一旅行者だったあの時。

香港では、1980〜90年代あたりの洋楽のヒット曲(ポップス、ラブソング、
ロック、ダンスミュージック etc)のオムニバスCDの発売がとても多い。
日本でいえば「MAX」シリーズのような。
そして発売されるたびにテレビでCMがガンガン流れてくる。
テーマごとに「いかにも」というベタなセレクトが多いのだけれど、耳なじみ
のある曲ばかりだったりするので、ついつい買ってしまったりする。
この手のものは運転中に聴くCDとして良いし。
このMacarenaが入ったCD、【megadance】には、もちろん「John Scatman」
とか「Ricky Martin」「MCハマー」も登場・・・。・・・ね、ベタベタでしょ(笑)。

October 27, 2004

【聲光回憶】王家衛

wong_karwai【欲望の翼】【恋する惑星】【天使の涙】【ブエノスアイレス】、そして【2046】で使われた曲が網羅されているという発売されたばかりの贅沢なサウンドトラック集をCDショップで発見し、即購入。
【2046】でカーウァイ熱が再燃、すっかりはまっているこの一ヶ月。世間的に、このはまり方は稀有なのだろうか。


1曲目の音が出てこない!と思ったらなんと1曲目(厳密には2曲目が
1曲目、理由は不明)はミュージックビデオになっているようなので
DVDデッキにいれてみる。と、わあ〜い!カーウァイが初監督したプロ
モーションビデオというヒップホップミュージシャンDJ Shadowの「Six Days」だ!
どうやらこのCD、DVDデッキで聴くもの?1曲目以外は映像は無く、
ただ音楽が流れるだけなのだけど・・・さすがウォン・カーウァイ、よく
わかりません(すみません、よくわからなくて)!
さて、そのビデオ・クリップ!まさしくカーウァイという激しく官能的な映像美、
なんと出演はチャン・チェン(女優さんは誰かわからなかったけどキレイ)。
チャン・チェン・・・、【2046】よりいっぱい映っていたかもしれません。

【曲目紹介】続きを読む

October 26, 2004

紹興酒の夢、エビの酩酊

活き活きと鍋の中で飛び跳ねる車海老を「紹興酒」で酔わせて
(酔って暴れたあと、ぐったりする・・・”酩酊”って人間も
エビも同じらしい)、海老たちが酔眼朦朧としてきたところで
drunkprawn
燃やす。ノー!

というシンプルで残酷な中華料理、酔っ払い海老「酔蝦」。
でも・・・紹興酒の下味がついたプリプリの海老を醤油ベースのタレでいただくこれが・・・おいしいの、おいしいの〜!
ごめん、ごめんね〜と懺悔しつつも、いつもウッカリ完食。

香港名物の広東料理の一皿、ご紹介してみました。

October 24, 2004

過ぎ去りし【2046】の余韻

2046set【2046】の話題で何度か触れた劇中で使われているレストラン【金雀餐廳】では、香港公開された9月29日から「2046套餐」というステーキをメインディッシュとしたセットが登場、金額は二人分のコースで【204.6】ドル(笑)。
映画の失速とともに、2週間くらいで店頭から看板も消えてしまったのだけど、もしかしたらフェイとトニーが食べていたディナーのイメージだったかも。1ヶ月経った今もまだジンジンとする余韻に浸っているので、クリスマス時期に再登場したらちょっと食べてみたいな、なんて。
そして今年のクリスマスはやっぱりシンガポールな気分!

日本でも【2046】が公開されたということで、香港公開前後に書いた【2046】
のトピックスを以下にまとめてみました。よろしければご参考に。
<鑑賞前>9月21日【そろそろ【2046】】
<鑑賞後>9月30日【交錯と並行の【2046】】 
<後日談>10月7日【【2046】ミステリートレイン失速中】 
<おまけ>10月8日【続 香港の日本食事情】 
 ※<おまけ>はトピックスは別の話題だけど、サントラ画像あり。

★<11月1日>日本公開効果!?金雀餐廳の「2046套餐」復活していました。★

October 23, 2004

周星馳はサンタクロース?

kungfu
周星馳(チャウ・シンチー)監督主演の新作映画【功夫】。
12月23日公開、とまだまだ先なのに、映画館ではチラホラと、このポスターを見かけるように。この映画への期待の大きさが伺われる。チャウ・シンチーは、まさに香港映画界のサンタクロース!?
日本でも来年1月15日から公開されるとのこと、わたしは「今年を笑い納め」、日本では「来年を笑い初め」ってことになるらしい。

それにしても、日本公開との時差がほとんどないとは、さすがは【少林足球】が
大炸裂だったシンチー映画。すごいすごいすごい。

さてこちらは公式サイト。予告映像が「TRAILERS」というアイコンから
見られますよ〜。かなり短いフィルムだけど3種類あり。
「もうサッカーはやりません!」(笑)まったく予告から、ばかばかしいったら
楽しみ楽しみ楽しみ。

October 22, 2004

縁起担いで「歩歩高」!

fromthehill
旧暦9月9日にあたる重陽節の10月22日、香港は祭日。
山歩きなどをして高いところに上り、景色を眺めながら、菊花茶や菊花酒を飲み、これからの生活も「歩歩高」でありますように、とお祈りする習慣がある。(中国の風習。祭日になるのは香港のみで〜す)

「歩歩高(ブーブーガオ)」は、どんどん出世する、どんどん生活がよくなっていく
という意味。このストレートさは、さすが・・・。

ついでながら、香港では、お正月には「恭喜發財(儲かりますように)!」という
新年の挨拶を交わす習慣が・・・。このストレートさは・・・(以下省略)。

香港に今も残る季節の風習などについてはサイト版の【香港風物詩年間暦】
コーナーにもまとめてあります。よかったらご覧ください。

さて、この「重陽節」って、そもそもなにかっていうと・・・続きを読む

October 21, 2004

おにぎりと餃子の原風景

仲のいい台湾人の友人がいる。
おばあちゃん(もちろん台湾人)が小さいころによく作ってくれた「おにぎり」が
(”おにぎり”という日本語も知っていた!)大好きだったから、ぜひ自分でも
作ってみたいと言われて、わたしの家で一緒に作ることに。
うまく握れず手から腕までご飯粒だらけになって悪戦苦闘の彼女に大笑いする。
onigiri
「日本人が初めておかあさんと一緒に作るもののひとつがこのおにぎりだと思う」って言ったら、「それってきっと中華圏の人にとっての”餃子”と一緒ね!」と言われ、そして「じゃあ西洋人にとってはサイドウィッチだね!」と盛り上がった。

こういう世界で共通する、そして国民性が現れる原風景の話をするのって大好き。

食事といえば・・・
彼女のだんなさまはスイス人なのだけど、彼の実家に帰ったときにだんなさまの
お父さんから「今日は、ミソスープが飲みたいなあ」とリクエストされたことがある
という。
「スイスの人たちなんて、日本人だか台湾人だかなんてちっともわかってないのよね」
とあっけらかんと笑う彼女は、そのリクエストは違う、と否定することなどせずに
スイスの街のスーパーで「インスタント味噌汁」を見つけ出して、作ってあげた。
「お湯で溶かすだけだから簡単だったよ。でも、わたしもミソスープ大好きだから、
今度ちゃんとした作り方、教えてくれる?」と彼女はわたしに言った。

台湾人なのに「お味噌汁作って」なんて勘違いされたことを言われても笑顔で
受け止めちゃう、その自然さを尊敬する。つまらないことにこだわらない、そんな
彼女を見習いたい、と強く思った出来事でした。

October 20, 2004

香港式子豚の丸焼き

pig
街を歩いてたら、赤い薄紙に巻かれた子豚の丸焼き
と遭遇。
香港で子豚の丸焼きといえば結婚式やお正月などの
お祝いごとから仏事にまでも欠かせないもの。

赤い薄紙で巻かれているこれは、お祝いごと用として届けられるものでしょう。
披露宴でも、一番最初の料理はこの子豚っていうのが定番。
たとえば、寺院なんかにいけばお供え物として鎮座していることも。
見慣れていないと、ちょっとドッキリ
だけど・・・焼いてない状態で丸ごとぶらさがっている肉屋に遭遇するよりは
マシな香港です。

そういえば、【天使の涙】(ウォン・カーウァイ監督作品)では、金城武さんが
子豚(生きてはない)にまたがってマッサージするなんてシーンがあったなぁ。
かわいかった・・・。

さて、さらにドッキリな子豚トピックスをサイト版の【笑激的香港】コーナーに本日
追加更新いたしました。これは、これはマズイでしょうっ、いくらなんでも!
よろしければ、こちらからサイトもごらんください

追伸:Blogの【煌く大スターたちの中で】のコメント欄で話題にした
アンソニー・ホプキンスの耳毛も【笑激的香港】に掲載しましたよ〜。

October 19, 2004

香港で"Trick or treat"

trickortreat
10月31日はハロウィン。西洋かぶれの香港ではハロウィンは定着していて、そろそろ、街中に、かぼちゃグッズやチョコレートなどのお菓子、そしていたずら用おもちゃ、子供や大人用の仮装用衣装が溢れてきている。

10月31日の夜は西洋人が集まるランカイフォンあたりは仮装をした人たちが
お酒を飲みながらパレードして大騒ぎしていたり、という「異常事態発生」も
あるけれど、普通に家にいても、仮装をした子供たちが「トリック・オア・トリート」
って言いながら玄関にやってきたりする。
家にいて、お菓子を用意していなかった年に限って何組もやってきて(もちろん
居留守
)、ちゃんと用意しておくと、1組しかこなかったり。
うまくいかないものです(笑)。
今年はどうかな?

October 18, 2004

クマたち、そしてジャッキー!?

bearsagainこの夏、サイト版香港・中国熱烈歓迎唯我独尊で圧倒的な
注目を集めた(のかな(笑)?)「ヴィクトリアパークのクマたち」。まさかの再会、そしてクマの謎がいよいよ明らかに!!!
まさか香港を代表する世界的スター、ジャッキー・チェンが関わっていようとは!?発見以来追跡を続けてきた りえ自身、予想も
できなかった笑激の真実が今ここに!!!すごすぎー(笑)。


つづきはサイト【笑激的事件簿〜香港】特別企画【ヴィクトリアパークのクマたち】へ。
今日はBlogを使っての予告編でありました。

ところで、香港は連日28度強(今まだ28度ある!)くらいの乾燥した晴天
が続いています。
秋だというのに日本にはふたたび大型台風が来ているとのこと・・・
トカゲにくれぐれもお気をつけくださいね。
香港の天気予報では、今日本に接近中の台風、「台風トカゲ」なんだって。
クマやらトカゲやら、なにやらニギヤカな今日この頃です。

October 17, 2004

100万ドルの価値

nightview
毎日見ていても見飽きることのない
香港100万ドルの夜景。
たとえ「100万ドル」の貨幣価値は変動するものであっても
「100万ドルの夜景」の価値は不変です。

ところでこの「100万ドル」って、USドル?それとも香港ドル(笑)??

煌く大スターたちの中で

これだけ香港に住んでいて、嫌になるほど何十回もヴィクトリアピークに
行っていながらいつも素通り。海外から来た友人に「行きたい」と言われて、
ある日ついに初めて足を踏み入れることとなった「マダムタッソー蝋人形館」。
蝋人形館ってなんだよっ、とか言いつつ、そこには等身大のブルース・リー、
ジャッキー・チェン、レスリー・チャン、アンディ・ラウ、ケリー・チャン・・・
そして華やかなハリウッドスターたち、さらには中国から生まれたアメリカ
NBAのスター姚明(ヤオミン)の等身大蝋人形の大きさ(身長2M26cm)にビックリ、
など、いざ行ってみたらそれはそれは観光客そっちのけで大はしゃぎしてた
のだけど、やっぱり一番の笑激はこのお方。

jiangzemin
江沢民元中国国家主席。
似すぎです。


October 16, 2004

トラムの警笛、フェリーの汽笛

tramわたしが住んでいる部屋の前は大通りでトラムが走っている。夜、無音の部屋の中にいると、車が走る音にまざって、トラムが路面をカタカタと走る音が聴こえてくる。
そして反対側は、ヴィクトリア湾に面していて、時折行き交うフェリーの汽笛が聴こえてくる。


一歩外に出れば、商店街の喧騒、バスや車の喧騒、レストランの喧騒、
行き交う人々の喧騒、工事中の騒音・・・喧騒、喧騒、喧騒の香港だけど、
汽笛や路面電車の音、そんな静かな騒音に包まれることもあるのだ。

普段はそれを気にも留めず、ただ聞き流しているのだけど、
時々そういう「静かなノイズ」に浸ってみたりする夜があります。
香港の夜は「夜景」だけではないのです。

October 15, 2004

【龍鳳鬥】:笑う香港人。

香港でコメディタッチの描写がある映画(香港映画に限れば、それはほとんど
全てなのだけど)を映画館で見ると、観客の反応が面白い。
ちょっとした言葉遊び、掛け合い、笑わせようというポイントで見事に会場中
がどっと沸く。それはもう見事なタイミングで、アメリカのコミカルなドラマや
日本のバラエティにかぶる笑い声などにとても近い。
笑うところがなさそうな映画であっても、「笑わないと損」とばかりに
なにかしら笑うポイントを見つけて、「どかん!」と笑いが起きたりする。
最初は驚いたりもしたものだけど、こんな風に素直に(時に過剰に)反応して、
「一体になって映画を楽しむ」っていうのは気持ちがいいな、と思う。

そして香港人って・・・(-_-;)、と思うのは、どんなに大笑いしていても
どんなに感動して泣いていても、映画が終わってエンディングロールが
はじまりかけると余韻に浸ることもなく、さーっと出口へ消えていくところ。
会場の電気もさっさと”煌々と”ついちゃうし。
え!?ちょっと今まで流していた涙は?盛り上がっていた感動は!?

これはミュージカルなどのステージでも同様で、どんなに盛り上がって、
スタンディングオベーション!!!ってなっても
【Mamma mia!】のように会場がダンスフロアになって終幕!であっても
幕がおりた瞬間にみんなサクッと何事もなかったかのように出口へ
おーい、余韻はー・・・?アンコールはー・・・?

さて、今回の新作香港映画は【龍鳳鬥/Yesterday Once More】
で、我がサイトの芸能コーナー(?)もごらんのみなさま、ファッショナブルな
映画だったけれど、「大門軍団サングラス」は健在でした、ほら。

italy1 ワインとシガーをこよなく愛すお洒落でスマートな泥棒カップルのアンディとサミー。が、突然サミーはアンディに、離婚をしようと去られてしまう。だけど実はお互いに愛し合っているままで・・・というお洒落でコミカルながら悲恋(でも後味さわやか)という少々大人の香港的ラブストーリー。

おなかを抱えて笑うほどの馬鹿馬鹿しさはないにもかかわらず、会場は
上述の通りちょっとしたやりとりに反応しては大いに笑って盛り上がっていた。
これだけ笑いのポイントを察知する感度が高い観客たちだと、作り手側も
狙いどおり(むしろ「ひねり」は不要)に笑ってもらえて楽しいだろうなあ。
続きを読む

October 14, 2004

スタンレー散歩日和

赤柱(スタンレー)は、わたしが住む香港島のダウンタウン側の反対側。
海に沿った山道を車でグルリと30分くらい走ると西欧人が多く住む明るい
お洒落なその海辺の街にたどり着く。
お天気のいい日には、ふらりと散歩に出かけてみたりする。
stanley
海に沿って並ぶレストランには、昼間からビールを飲んでいる何をしている人たちなのかわからない西欧人たちがいつもぼんやりしていて、足元には”連れ”の犬が寝ていたり。
ほほえましくて見ていると、”連れ”の人間のほうと目が合ったりして、軽く挨拶をして、犬に手を振ってまたブラブラと歩く。

こういうとき、わたしもコロナビールの気分だ。

それから、雑多な簡易店舗が立ち並ぶ”スタンレーマーケット”で、リネン
やコットン製品とか、雑貨を見てついつい無駄遣いなんかをしたりしてから、
ふたたび高層ビルが乱立する喧騒の我が街へと戻る。

30分のDay Trip、場所によって大きく顔が違う香港は、こんな楽しみ方もできるのです。
贅沢だなあ。

October 13, 2004

成龍:残虐なオンラインゲーム

newpolice
筆舌に尽くしがたいほどの卑劣な残虐さに泣き、感動に泣き、
復活に泣いた!香港、中国での大ヒットに納得のパーフェクト
な娯楽大作【新警察故事/New Police Story】。
オンラインゲームに喩えられた非道で壮絶な殺戮。
さらにこれでもか、というアクションシーン!
まさにジャッキーの本領発揮。

ニコラス・ツェーの飄々ぶりもいい、思わず惚れちゃった。
しかしやっぱりここは断然ダニエル・ウー!
この全身全霊で憎くなってしまう非の打ち所のない気狂いぶりはすごい。
今年前半に打ちのめされた【旺角黒夜】(キャラクターはまったく正反対)といい、
この人本当に凄い役者!一押し。

この映画、目線を変えた香港観光も楽しめる。いや、そんなふうに観光する
機会は来てほしくないけれど(笑)、
エキスビジョン&コンベンションセンターの”屋根の上”ってあんな風に
なってるんだー(笑)!とか、香港名物の突き出した看板をガンガン
破壊しながら暴走するバス
に乗るとか。
それにしても、「香港」という舞台をふんだんにダイナミックに魅力的に使いこなす
ジャッキー・チェン、さすがは「香港観光大使」!

ついでに昨今の香港映画での犯罪描写で“暗黙のルール”になりつつ
ある「犯罪者は広東語でなく中国語を話す」。本大作でもやはり健在。

そんなことで「娯楽大作」に必要な要素がすべて詰まった香港大作。
オススメです。

October 12, 2004

香港のワサビ神話

昨日の話題、「なぜ香港人はお寿司にそんなにワサビ?」のつづき。
香港ではすっかり一般的な食べ物として定着している「お寿司」。
が、香港人には香港人の独特な食べ方がある。
「お寿司につけたワサビを食べているのでは」というくらい、彼らは
ワサビをつける。
もともと生ものを食べる習慣がなかった香港人にとって、ワサビは「消毒」
の意味もあると思われているようだ。
だけど、緑色のドロドロと化した醤油の中にお寿司を浸して食べる彼らを
見ながらいつも思う。そもそも、香港人は「ワサビ」の味や刺激自体も好き
なのでは
ないかと。だって消毒だって言われても、大量のワサビを食べる
なんて、わたしには罰ゲーム以外の何ものでもないし。wasabi
写真の「葉っぱの形」にデコレートされているのは
ワサビ」。
このくらいの量を平気で”一人分”として
「お醤油をさす小皿」にドロドロに溶かし込む。続きを読む

October 11, 2004

点心にお醤油

yamcha
日本人にも人気の香港の飲茶。
ところで、知ってましたか?
餃子やシュウマイなどの点心を頼むと、日本人は
ついつい「すみません、お醤油ください」って頼みがち。
だけど、本当はそれって失礼だっていうことを。

香港人は誰も餃子やシュウマイにお醤油をつけたりしていない。
なぜなら、もうすでに「味がついているもの」だから。
だから一度お醤油を頼む前に、今度はそのままで食べてみてほしい。

それでも、やっぱりお醤油をつけないと物足りない、というのであれば
それはそれでかまわないと思うけれど、本当はその食べ方は違うんだ
っていうことを知っているか知らないかの差は大きいのではないでしょうか。

やっぱりお醤油がほしい、そういう日本人の味覚を否定はしない。

だから、わたしは香港人がお寿司屋さんで わさび山盛りをドロドロ
に溶かした緑の液体にお寿司をたっぷりつけこんで、
ネタの味もなにもわからない状態でおいしそうに「トロ」やら「ウニ」やら
「イクラ」など高級ネタをほうばっている姿を見ても、あまり気にしないこと
にしている。人それぞれ、「おいしい」食べ方があるんだから。
「・・・からくないの?鼻のツーンは、みんな大ジョブ?」とは思うけど。
だからだから、たとえ「おにぎりにお醤油」をつけて食べている香港人の姿を
見たとしても・・・
香港人から見れば、きっと「点心に醤油」をやたらつける日本人もヘンなんだよ。

なぜ香港人はお寿司にそんなにワサビ?についてはまた改めて!(つづく)