Riexpress' Blog

フォトジャーナリスト平松利枝子のブログ

伝言



帰りの車内は、音楽だけが流れていた。


何を話していいのかも分からず、流れる景色見ていた。



そのまま、彼は新しい奥さんを紹介すると言い
遅い時間だったけれど、自宅へ招いてくれた。
もう遅いし・・と、
混乱しながら宿泊ホテルに帰りたがる私の言葉は聞こえていないようだった。



本来なら、「おめでとう!!」と、ドアを開けるのだろうけれど
今晩は違う。


私は、数時間前
親友である彼の余命宣告と、結婚報告を同時に聞いていて
その新妻を目の前にしている状況だった。




頭の中で、クルクルと・・これからのことを考えていた。


「リッティ・・助けてや・・。」
言われた言葉が、何度も反芻された。



その日、約束させられた。


誰にもこのこと言わないで欲しいと・・。
家族以外、完全に伏せている状態だった。
共通の友達も多く、・・彼の病気のことを皆んなに隠すのも、
一人で抱えることも辛かった。


でも、約束だから私はその日から
友達や仲間へ嘘を通した。


こんなにキツイ数年になるとは、あの時は思っていなかった。




運と縁とタイミングと医学の力、
彼の生命力と見えない何かが、味方してくれたのだと思う。
治療のために、少しだけ広島も離れてもらった。
大きな決断をしてもらった。
奥さんは、献身的に付き添われていた。
愛の力は、大いにあったと思う。


そんな中、
私の提案した治療方法が、彼の病にあった。



余命半年が過ぎても彼は生きていた。
奇跡だと言って喜んでいた。
医師も驚いていた。



一年が過ぎても
二年が過ぎても
彼と奥さんは、仲良く暮らしていた。


行きたがっていた長期旅行にも何度もご夫妻でいっていた。
旅から帰ると、体調の報告を受け
その度に安堵したものだった。




2年目の終わり頃、
一番恐れていた場所への転移が見つかった。
予想していたことではあったけれど
ショックだった。



この時、別れまでの時間を認識した。



その頃には、お互いに嘘をつくようになっていた。
知ら無いふり
気がついて無いふり
お互いの嘘がわかっているのに、それに気づいてい無いふりをした。


3年目が始まる頃には
もう、自宅療法になっていると気が付いていた。
食事が出来ないであろうことも
体力が落ちているであろうことも
見た目が変わっているであろうことも
知っていたけど、
「ツーリングへ行ってきた」・・という実際には、
有りえないであろうと思われるLINEには、
それらしい返事を返していた。



「体調、どう?」
「変わらんよ。」


「奥さんと仲良くしてる❤️?」
「仲ええよ〜。」

この繰り返しのやりとりを何度も、短くしていた。


「いつに会いに来る?」
「まだ?こんの?」・・のLINEだけには、返事が出来なかった。
返事の仕方が、・・分からなくなっていた。




そのまま、彼は逝った。


結局、私は会いに行けなかった。
3年半。




後悔もある。
でも、やりきった思いもある。



告知を受けたあの晩、
「結婚祝いに何が欲しい?」って彼に聞いたら
「時間」と言われた。




3年半。





さよなら・・って言ったほうが良かったかな?
またね・・って、お別れできた方が良かったかな?
会いに行った方が良かったかな?・・。



お葬儀の時も、答えのない問いを繰り返していた。



先日、思いもしない方から連絡をいただき
彼からの伝言を受け取った。



「利枝子・・結婚祝い、ありがとう。」


そう伝えて・・って言われていた・・と。






そっかぁ。。
良かったのかな。。
少しは役に立てたのかな?
そう思いたい。


伝言に救われた。

















 

心の置き場所



4月・5月・・

春は、別れの季節だとはいうけれど
とても近しい方が、立て続けに逝ってしまった。


もっと言うと、昨年から、私の大事な人が次々に逝ってしまう。


心が弱っていると感じていた時、
追い討ちをかけるように、届いた友達の旅立ちは 
泣き方さへ分から無いほど、辛かった。
涙は出るけれど、心から泣けなかった。
悲しみに心がついていかなかった。



まだ、受け止められない部分がある。


この数ヶ月、開けないメールがある。
どうしても、PCを触れない・・しんどかった。
仕事にも支障が起きるし、
自分の心のコントロールもキツいから


向き合うべく
字に起こしてみることにした。


私は、心の置き場所を探していたんだと思う。
このブログの存在は、ほとんどの方がご存じ無いから許してほしい。
言葉にさせてほしい。




出会いは、25年くらい前になる。


出会って、親しくなって、気が付いたら
ずっと私のことを、「親友」だと言ってくれていた。
男女の友情が成立するかしないか・・
人それぞれだと思うが、
彼と私には「親友」のカテゴリーが、確かに存在した。


彼は・・
友達としての贔屓目なしに、
客観的に見ても、カッコよく、モテる人だった。
適度に遊んでいて、
友人と特定の女性との区別をハッキリつける人だった。
そういうところも、楽だった。



親友としての彼は、掛け替えのない存在だった。


彼に出会ったばかりの頃、私には、追いかけている夢があった。。
どうしても叶えたくて、体に支障が来るほど無理をした10年があった。
私が泣こうが、倒れようが、
特に何も言わずに
隣で黙ってお酒を飲んでいるような人だった。
男性として接し無い姿勢が、本当に楽だった。


どんな時も
やりたいと望むことを
彼に止められたことはなかった。

私が、うまくいっていない時も
凄く成果が上がった時も
同じ距離感で、付き合ってくれた。


いつも、自慢の親友!と言い切ってくれていた。



普段は、チャラチャラしている風で
茶髪にスカジャン、
「平凡がいいわ・・」
「金持ちとかならんでいいわ」
「若い子が好き〜。高校生と結婚したい〜!!」
「夢とか、なりたいものとか無いわ」
「やる気は、基本的に無いし・・」と言いながらも
「仕事は、手を抜かんよ。」という人でもあった。



核兵器・戦争に関しては、自分の考えをハッキリ持っている人だった。
特に、零戦には詳しく・・
広島の原爆、江田島、特攻兵に関しては、熱く話す人だった。


人の悪口を言わない人だった
嫉妬から物事を判断する人ではなかった
好き嫌いが多く、食べれないものが多い人だった
男友達が多い人だった
年上の方に可愛がられる人だった
野球が好きで、学生時代からポジションはピッチャー
家族を大事にしている人だった
寂しがり屋で、プライドも高い人だった
激しいロックのようなものを聴く人だった


見た目的には、割と遊んでいる風の彼と
真面目ちゃん風の私は、不思議なコンビ。
見た目は、噛み合いそうも無いけれど、
私たちは、学生時代も大人になってからも、よく話した。
コンコンと時事問題から日常の出来事まで、定期的に話をしていた。



そんな「親友」から
どうしても会って話したいことがあるから
広島へ来て欲しいと連絡が来たのは
4年前の今頃だった。


直ぐには行けず、仕事のスケジュールをつけて、会いに行けたのは
夏になってからだった。


普段は、バイクで迎えに来るのにその日は車だった。


車内で他愛もない話をしながら
なかなか本題に入らない彼に・・
私は、「きっと、結婚の報告だな〜。」と
彼が話し始めるその時を
ヒヤカシとワクワク気分で待っていた。


でも、なかなか口火を切らないから
話しやすそうなレストランに入った。
瀬戸内海を眺められる、キャンドルだけの静かなお店。



オーダーを済ませ、気を抜いていた私に
いつもの声で


突然、


「リッティ・・俺、あと半年の命だって。」と言った。



何を冗談言って・・とは言えなかった。
彼の目の奥が震えていたから。
その日初めて、正面から見た彼に、病の色が見えたから。


「なんで?」
「どうして?」


言葉を発したら
声と涙が交差した。
見間違えで無い、彼の顔にハッキリと病が見えた。
ボロボロ涙がこぼれ落ちて・・
届いたパスタは、涙の味しかしなかった。



周りがチラチラ見るほど、泣いてしまった。
彼は、
「別れ話で、すがって泣いている女に見えるぞ!」と半笑いをしていた。


でも、泣き止みかたが分からなくなっていた私に
彼も上を向いて泣き始めた。

「別れ話で、泣き縋る男に見えるよ。」と言ってやった。


いつもなら、笑えるのに
言いながら二人で泣いた。



デザートが運ばれてくるころ
「リッティ、助けてや・・」と言われた。


病名を聞いて
主治医を聞いて・・
診断書を見て
絶望的に思えたけれど、


諦めたく無いと思った。



彼は、その夜
余命宣告と結婚報告の二つを私にした。


















 

東京



東京にいます。


今年は、(正確には、昨年の年末から)10月の半ばまで
毎月、海外に出ていて
スーツケースを片付ける前に
次の旅が始まることもあったくらい。


ちょっと?
だいぶ??
動いたかな???



でも、まだ心にまで取り込めていない事象が多いのも
今年の特徴かもしれない。



国内も、かなり回りました。
私の場合、自分の時間軸だけでは動けないから
周りの予定と兼ね合いを持って
どうにもならないスケジュールは削り、
それでも、譲れないものは取り込み。。

バンちゃんやトモチン、母のサポートを受けて
支えてもらっていることに感謝!!!



ここから年末までは、
都内にいるいないは別として
日本にいる予定なので
取りこぼしてしまった気持ちを整理する時間も取りたいと思っている。


アウトプットだけでなく
インプットもある毎日を
地に足をつけて生きていきたいと痛切に感じる。


しばらくの間、
頭の整理も兼ねて
今年の印象に残ったことを書いておこうかなって思う。

震災から4年



早かったような
長かったような


4年の年月の中で、感じ方は
年に寄っても違ったような気もする。


でも、3月11日を迎えると
あの日のことが、昨日のように思い返される。




あの時住んでいたマンションに
先日、引っ越しをしました。


帰って来ました。




色んな意味で、忘れない日にしたい。





 

フランスでトラが脱走?



ディズニーパリの近くで、トラが逃げたというニュースが流れている。。

トラなのか?
巨大な猫なのか?
そもそも、そのネコ科のものは・・どこから来たのか?





と・・憶測が流れて来ているけれど、どれが本当なのか分からない。





でも、最近の友人との会話には
必ず「トラ」が出てくるのは確か!!!





パリは、もう深夜1時半。



明日の朝には、「トラ」話は解決を向かえているだろうか??




オヤスミナサイ。 

福島で流れたラジオ・・


  

に、出演させて頂いた。


その際に、私のリクエスト曲を流して下さる・・と言う事で
この曲を選びました( ॢᵕ꒶̮ᵕ(꒡ ꒡ღ。。


ラジオの音源は、そのうち・・届くので
またご紹介させて下さい♪







ゆず の『贈る歌』は・・ホッコリして好きなのです。
こんな感じの曲(こちらは、編曲バージョンだけど)










『明日を夢見るドレス』



明日を夢見るドレス・・


私にとって
2014年は、『明日を夢見るドレス 』から始まった。


平松利枝子 のFacebookでもご案内させて頂いています通り
福島県庁を始めとした
東北3県の市町村や教育委員会、更に三重県志摩市の後援・協力のもと、
只今、「明日を夢見るドレス」絵画コンクールを実施しております。



今回のプロジェクトに関する詳細は、特設のホームページも立ち上げておりますので
そちらをご覧頂けましたら、詳細が分かるようになっています。
ぜひ、ご覧下さい❤

http://riexpress.jp/yumedress/project.html





・・・・


今回の、裏話。



まさかのまさか・・

スタート時点から今まで
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あるのは、「気持ち」のみ。




だからなのか、
助けてくれたり
手の差し伸べてくれたのは、気持ちが通じた方達からだった。
後援者や支援者は、日に日に広がっていった。
想いは伝染する。




楢葉町の鈴木さんの事を拝みたくなるほど感謝した。
東松島の太田さんは、ヒーローだと思う。
某企業の山本さんは、優しい笑顔の奥に「有言実行!」。背中を押して頂いている。
まだ逢った事も無いけれど、お逢いする前から尊敬以外の言葉が見当たらない高橋氏。
増田館長や、各地域の校長先生・教頭先生には、誠意を持って対応させて頂くと・・心の中で誓う。


東北の主力、新聞社(福島民報・福島民友・河北新報・岩手日報)千葉さんは、凄い(独り言)!
福島中央TV・岩手NHK・・中日新聞・静岡新聞・毎日新聞(こども版)・・。


そして、石川さん。



挙げ出したらきりがないほど、感謝している。



だからこそ、
ちゃんと、やりきる!!



絶対に、やりきる!!!


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まだまだ・・頑張る!!!





ので、応援して下さい(笑)









 

ただいま。



お久しぶりデス。
パリへ戻って参りました。


この数ヶ月、新しいプロジェクトに掛かりっ切りになってしまっていて
ブログの更新がおろそかになっていました。


もし、このサイトが喋られたら
私の怠惰さを嘆くだろう・・と思わずにいられない(>_<)。




ご報告を兼ねた、UPに関しては
徐々にして参りますので、ご覧頂けたら嬉しいです❤




2014年は、新しい出会いと試みが多かった年になりました。
一つの節目となる年になりそうです。

写真 4




JALの機内でみた韓国映画「怪しい彼女」は、秋にお薦めの映画。
そろそろビデオも出る頃かな?
日本での公開は、7月頃でした。





 
 

美味しいもの❤



最近食べた美味しいもの。
食べた場所も
内容もバラバラ・・。

美味しい!ってことが共通項❤





甘辛茄子
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大好きな あん肝
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麻布十番のこの冷やし中華は、夏にピッタリ!!
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林檎のアイス
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そして・・
最近の一番は♪
トリュフのパスタ❤
トリュフ好きには、たまらない( ॢᵕ꒶̮ᵕ(꒡ ꒡ღ。。
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それに、バナナのタルトタタン❤
温かさと冷たさの具合が、とにかく美味しい!!!
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最後の二つは・・
特にお気に入り❤❤❤



美味しいものを食べると気持ちが上がる♪




 

スーパームーン☽



7月上旬に日本へ帰国してから
バリ島へ行っていました★


丁度、スーパームーンの時期にあたり
ちょっと時期はずれたけど・・
アマヌサで見た月


強い光を放つ・・
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幻想的で綺麗だった。
 

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