みんな．．．

　　みんな、自分の人生と向き合ってるのにね

　　みんな、病気と闘ってるのにね

　　みんな、真剣に生きてるのにね


　　そこにある“想い”は、ひとつじゃないのかな．．．



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“ブログ”って．．．“コメント”って．．．

今日はちょっと独り言――


ブログに嫌がらせ的なコメントが来るのは、
きっと当たり前のことなのだろう

同じ人物がハンドルネームを変えて、
執拗に投稿してくる意図ってなんなのだろう


ブログを潰すためとか．．．

ただ、難癖をつけたいだけとか．．．

感情に任せた、女性特有の嫉みとか．．．

私生活で吐き出せない憂さを晴らしているとか．．．


ブログは、

　　想いを綴る場所

　　日々の生活を描き出す場所

　　伝えたいことを伝える場所


そして、私たち病気ブログを書いている人たちは、

通院や治療の経緯を書き記している

つらい体調で、パソコンに向かっている人も多いはず


そんな病と闘っている人たちに嫌がらせなんて、
どうして卑劣な真似ができるだろう

しつこくのさばり、ブログを食い潰してしまうところは、
まるで“がん細胞”のようだ

そうして結局は、自分の遊び場を失っているのだ


そんなに不快なら「読まなければいい」と思うのだが、
そういう人間に限って詳しく読んでいる

そうして、重箱の隅をつつくように粗を探し、
理不尽な言いがかりをつけてくる

端からそんな気持ちで読んでいるから、
断片的にしか言葉を理解しない

本質を感じとろうとしない


そんな彼等は、「もう来ません」が常套句

そう言いながらもしっかりブログはチェックし、
また違う人物を創り出しては現れる

想像の中の人間だけに、その人生に真実味はない

どれも薄っぺらな、辻褄の合わない人生だ



とても、同じ乳がんを経験した人間とは思えない

いや、思いたくもない


痛みを知った人間は、優しさを覚えるはずなのに


哀しい．．．


可哀想な人間．．．



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増える“男性乳がん”

今から30年ほど前、
日本人女性の乳がんの罹患数は30人に１人と言われていた

それから20年後、その数は20人に１人になる
私が乳がん告知をされた頃だ

その後２～３年で18人に１人になり、
さらに１～２年後には16人に１人にまでなった

今では15人に１人とも14人に１人ともいわれている
13人に１人と言っている専門家もいるほどだ

近い将来、
「欧米の８人に１人に並ぶ」と警鐘を鳴らす人もいる

それと同時に、若年化が進んでいるのも特徴でもある

以前、アメリカで、
「小学生の女の子が乳がんに罹った」と聞いたことがある


そして、油断できないのが“男性乳がん”

10年前、男性の乳がんは、
女性の乳がん患者の200～300人に１人と言われていた

ここ数年では、100人に１人と言われるようになっている

女性だけではなく、男性の乳がんも増えているのだ

男性の乳がんは、比較的予後が悪い
それは、女性とは違い、発見が遅れるためだ

『乳がんは女性の病気』――

そんな先入観は捨てて、
定期的に自己検診をしてほしい

そして、少しでも異変に気づいたら、
外科（乳腺外科）へ行ってほしい


自分の命を守るためにも、
大切な家族のためにも、

早期発見・早期治療を――



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“良性”のがん？

そもそも、『“がん”に、“良性”なんてあるのか？』――

これまで何度か耳にしたことのある、
“良性のがん”という言葉


私が乳がん告知を受けてまもない頃、
友人がこう言ったのを今でもはっきりと覚えている

「父も以前、“がん”って言われたけど、
　“良性”だから大丈夫だった」

『ん．．．？　“がん”が“良性”．．．？』

友人に何度も確認してみたが、
「良性のがん」だと言い張る

「だって、がんに“良性”と“悪性”があるでしょ。
　だから、父は“良性”」だと――

“悪性”だから、“がん”なのではないか？
“良性”ならば、“良性腫瘍”．．．？


その数年後、
がん患者さんとお話をしている時もそんな言葉が出てきた

医師が、
「良性のがん」とテレビで言っていたのも聞いたことがある


いわゆる、“癌（ガン・がん）”とは、

　　・悪性腫瘍
　　・悪性新生物

だと、私は思っているのだが．．．


“良性”であれば、当然、
『“がん”と診断されたとき』――
という、医療保険の適応にはならないだろう

そもそも診断自体、“がん”には当たらないはずだ


素人の私にはわかるはずもないが、
長い間、ちょっと気になっていたことである――



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比べなくていい。焦らなくていい。

人間ってイキモノは、
なにかと他人と比較してしまうイキモノだ

誰かと比べては自己嫌悪に陥ったり、
羨ましく思えたり．．．


でも、比べなくていい

たとえ同じ“乳がん”であっても、
がん細胞はそれぞれに違う性質を持っている

治療はそれぞれに違ってくる

たとえ同じ治療だとしても、
副作用の出方もまた人それぞれ

一人一人顔が違うように、
一人一人性格が違うように、
一人一人体質が違うように、

きっと一人一人にそれぞれの副作用がある


なかなか暗闇から抜け出せなくても、それでいい

焦らなくていい

歩くスピードも歩幅も、みんな違うのだから――



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