りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。 「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。 視触診だけで簡単に下された診断。 そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。 “良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2016年02月

『あなたの命の値段はいくらですか?』

そして、考える

『私のがん細胞は、
 検査すら該当しないのだろうな...』

と――


高額な最先端医療・検査

がん遺伝子検査も、きっと、そのうち、
保険適用となる日が来るだろう

いや、希望的観測ではあるが...


医療が進歩するのはいいけれど、
その医療を受ける患者側がついてゆけない

それは、経済的な負担だ

考えたくはないけれど...

本当は、
こんなことがあってはいけないのだろうけど...

やっぱり
“お金持ちだけが恩恵に与る時代”なのか――


1人にひとつの命

尊い命

そこに“差”はないはずである


『あなたの命の値段はいくらですか?』

そんな質問をしたくなりそうだ――



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“朗報”も、“ため息”に―― ~最先端・がん遺伝子検査~

今朝の新聞に載っていた、“がん遺伝子検査”

4月から、ここ北海道の病院でも
この最先端検査がはじまる

  数年前、この検査を耳にしたことがあった
  すでに実施されているとばかり思っていたが、
  まだ行われてはいなかったらしい

国内では、京都、岡山の病院に次いで
3施設目になるようだ


  “がん遺伝子検査”とは――

    がん患者が持つがん関連の遺伝子の変化を
    1度で網羅的に調べる検査
    個々の患者にあった、
    最適な抗がん剤を探し出すことができる、
    最先端の検査である
     (がんの個別化医療)


これまで、
自分に効果のある抗がん剤かどうかわからず、
治療を受けてきた

“効果がない上、副作用に苦しむ”
ということもあった

この検査を受けられれば、
確実に治療が確定するだろう

が、残念ながら、
この検査には保険が適用されない

“自由診療”となる

ちなみに費用は、
京都の病院で、約88万円、
岡山の病院では、約100万円

北海道の病院では
まだ検査費は公表されていないらしいが...

今後、保険適用になったとしても高額だ...


検査の結果、使用する抗がん剤が決定すれば、
治療が可能となる

この時、保険適用の抗がん剤であれば、
健康保険が使える

が、高額な検査を受けても、
有効な薬がみつからない場合もある

また、
効果があるとされた薬が未承認のこともあり、
この場合、治療費は自己負担になる


将来的には、
道内のがん拠点病院にも広げていくらしいが、
私の通院している病院にも
やがてこの検査がやってくるのだろうか

そして、その“将来的”とは、
一体、いつになるのか...


治療に苦しんでいる患者...

また、
これから治療を受けようとしている患者には、
間違いなく“朗報”だ

が、実施施設の不足、
そして高額な検査費用などを鑑みると、
ため息が出るような、
非現実的な話である――



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ちょっと遅い初詣と――

先日、忌が明けたので、
少し遅い初詣に行ってきた

乳がん告知を受けるまでは、
お詣りなどしたことがなかった

が、あれから毎年、
欠かさず元日に初詣に行っている
 (昨年は体調不良のため、
  1月2日になってしまったが...)

「今年は行けないなぁ...」と思っていたが、
“お詣りは、何もお正月に限ったことではない”
ということに気がついた


もう2月も終わるというのに、
今朝の気温も-21.0℃

街も未だ雪に埋もれたままだ

    雪に埋もれた街


神社は、さすがに人は誰もいない

なんだか、もの悲しく感じる


おみくじは、毎年引いているものにした

運勢は...

おみくじ

“吉”...

“吉”は初めてかもしれない

「まぁ、いい方か...」

あとは、自分次第
人生は自分で創りあげていくのだ


そして今日は久し振りに、
身体に悪そうなものを作ってしまった

焼きそば

焼きそば...

高糖質、高塩分、高脂質の一品物の食事は、
罪悪感が残る

とりあえず、野菜を多めに入れてみたが、
焼け石に水...だろうか

ちなみに、焼きそばに、
香辛料の“ガラムマサラ”をふりかけると、
ちょっとリッチな大人味の焼きそばになる


おまけにデザートまで...

昨日いただいた、
とろんとろんカスタードのシュークリームだ

『ここまで来ると、
 もはやシュークリームは飲み物である』


夕刻――

    夕 刻

幻想的な夕焼け...



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“淋しいひと”は、乳がんになりやすい?

乳がんのリスクファクターは色々あるが...

  ◆年齢が40代後半以降
  ◆母や姉妹が乳がん
  ◆出産経験がない(少ない)
  ◆初産が30歳以降
  ◆授乳歴がない
  ◆初潮年齢が低いい(月経開始が12歳未満)
  ◆閉経年齢が遅い(55歳以上)
  ◆乳房の病気にかかったことがある
  ◆胸部への放射線治療を受けたことがある
  ◆マンモグラフィの画像で、乳腺が厚い
  ◆肥満
  ◆身長が高い
  ◆女性ホルモン剤の使用歴がある
   (低用量ピルは低リスクだと言われている)
  ◆飲酒の習慣がある
  ◆片側が乳がんになった場合、
    もう片方もリスクが高くなる


今や、“食生活の欧米化”は周知のリスクだ


そして数年前には、

  ◆便秘の人は、乳がんのリスクが5倍

と言われ...


今から6~7年前には、医療関係者から、

  ◆母親との関係がよくない人に乳がんが多い

というデータがあると聞かされ...


最近は、

  ◆淋しいひとが乳がんになりやすい

と、知った


そこに、乳がんとの因果関係はあるのだろうか

科学的根拠は...?


“母親との関係”は、特に、
“幼少期に受けた愛情”が大きいらしいが...


これでいうと、私が乳がんになるリスクは、
出産経験がないことだけ
 (もちろん、授乳経験もない)

それでも乳がんになった

あ、昔、数年間、便秘だった時期はある

食生活も高度成長とともに、
確かに欧米化はしていたが...


そう考えると、
一番の大きな因子は、“母親との関係”――

なのだろうか...


“リスク”は、
排除できるものと、そうでないものがある


何がリスクになり得るのかなんて、
きっと、誰にもわからない――



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≪私の記録 34≫ 手 術 2

手術の時間が近づいて、両親が病室へやってきた

“全摘”するべきか“温存”を選択すべきか
再び母と話し合ったが、
母はリスクの少ない“全摘”を望んでいた

あのあと、彼とのメールのやり取りで、
やはりリスクを考えて“全摘”を希望していた


その時、主治医が病室に入ってきた

母と2人、悩んでいるのを父は口を出せずに、
ただ事の成り行きをじっと見守っているだけだった

「女の人のことはわからないもね~」

父は主治医に同意を求めるように言った

『先生はなんと答えるだろう...』

が、主治医の口から出た言葉は、
おおよそ、私が想像していたものとは違っていた

「うーん...、
 どっちにしても、再発のリスクは同じだから...」

“温存した方が再発のリスクが高まる”と思いがちだが、
実は、“全摘”も“温存”も変わらないらしい


主治医の応えは、“もっとも”なのかもしれない
“医者”としては、優等生的な答えなのかも

でも、患者が...少なくとも私が求めている答えは、
そんなんじゃない

“リスク”とか、“確率”とか、
そういう医学的なことじゃなくて、
“人”としての心が...気持ちがほしい

結局、決めるのは“自分”

でも、何か、背中を押してくれる一言がほしい

『ならば、“確率”はどうなのか...』

結論を出すに至る確実なものを求めて、
私は主治医に聞いた

「“追加手術の可能性”って、どれくらいですか」

『これで、“○%”という答えが返ってきたら、
 全摘か温存か、決められるかもしれない』

が、主治医の口からは、
はっきりとした数字が語られることはなかった


納得できない...

答えが出ない...

どんどん手術の時間が迫ってくる


朝、主治医がしこりを確認しに病室に来たとき、
こんなことを言っていた

「“追加手術”といっても、
 今回みたいに難しい手術じゃなくて、
 30分くらいで済むようなものだぞ。
 まぁ、一応、全身麻酔だけどな」

トータル的なことを考えて、
“温存してもいいのかな...”と思った


が、ひとつ引っ掛かっていることがある

それは昨日の術前説明で、

「温存するとなれば、難しい手術になるぞ」
と、言われていたこと

『先生は難しい手術はしたくないのかな。
 簡単に“全摘”で済ませたいのかな...』

そんな思いも決断を鈍らせていたのだ


主治医が病室を出て行ったあと、
身支度を整えている、
50代くらいの女性がいることに気づく

旦那様と思しき男性と一緒だ

どうやらこれから退院らしい

父はその女性に話しかけた

「おたくは、どこを手術したの?」

女性は臆することなく答える

「うん、乳がん」

「あ、そう。
 (温存か、全摘か)どうしたの?」

私は2人の会話に注意を向けた

「私は全摘。面倒から全部取った。
 私はもう歳だからいいけど、まだ若いからね...」

女性はそう言って、
これから手術を受ける私を気遣っている

私は思わず、女性に聞いた

「腕は上がりますか?」

腋窩リンパ節郭清の後遺症が気になっていたのだ

「うん、なんとか」

そう言いながら、女性は肩を回す

意外と腕が動いているように見えた


経験者の声を聞いても、
結局自分自身の答えを導き出すことはできなかった

『やっぱり“全摘”の方がいいのかな...』

『いや、できることをやってみた方が...。
 ダメならあとで全摘し直せばいい』


『5年前にがんを見つけてくれていたら...。
 そうしたら、温存できたかもしれない――』

そう思うと、全摘に踏み切れない


決断をするのは自分だ

誰も助けてはくれない

でも、決められない

医者に、
「こうした方がいい」と言われれば、

「そうします」と決められたのかも...

おそらく医者には、
決断を下す権利はないのかもしれない



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りかこプロフィール
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本文
乳がん履歴
★2002年3月3日(日)
左乳房にしこりをみつける    

★2002年3月4日(月)
視触診の結果“良性”と診断  

★2006年11月8日(水)
左乳房のしこり再受診        

★2006年11月15日(水)
左乳房のしこり切除      

★2006年11月28日(火)
乳がん告知            

★2007年1月11日(木)
左乳がん手術          

★2008年7月8日(火)
局所再発の疑いで、
細胞診・組織診(結果は良性)  

★2009年2月17日(火)
対側(右)乳がんの疑い
(昨年からしこりあり)経過観察     

★2010年2月16日(火)
右乳房細胞診(結果は良性)   
手術・治療の経緯
★がん細胞の種類(左乳房しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)、
  非浸潤性乳管がん
 ・核グレード 2
 ・ER 90%
 ・PgR 10%
 ・HER2 (-)

★術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・扇状部分切除
  (4分の1強切除)

★治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤投与
  4週間に1度、2年間(23回)
 ・抗エストロゲン剤
  (クエン酸タモキシフェン)
  5年服用
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