りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2017年03月

“仲間”という意識

がんになると、
すべてのいのちに敏感になる


それは、

「がん」と言われて、
一度は“死”というものを意識したから

いのちの大切さ、尊さを感じたから



殊に、

がんと闘っている人が亡くなってしまうと...


それが乳がんに限らず、
どんながんであっても、

誰であっても、

心に悔しい思いが突き上げてくる


きっと、どこかで、
“がん”という、
仲間意識のようなものが生まれているのだろう



乳がんになって、
いくつの哀しみに触れてきたか...


「もう、みんなを奪っていかないで」


心から、そう叫びたくなる



「悔しい...」


ただそれだけが、
いつも心を支配する



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がんに倒れる ~叔父の死~

叔父が亡くなった

末期がんだったらしい

がんが見つかった時には
すでに余命幾ばくもなく...


そんな知らせが来てから数日

あっという間の死だった


叔父は
一昨年に亡くなった母の弟

8人兄弟(本当は9人)の末っ子で、
母は昔から
この叔父のことを心配していた


少し遠くに離れて住んでいることもあり、
私も数えるほどしか会ったことがないけれど、
優しくて、
どこか淋しい感じがして、
大好きな叔父さんだった

 
  そんな叔父に成り変わった、
  オレオレ詐欺に、
  両親はすっかり騙されたのだが...

  幸い、私が詐欺に気づき、
  詐欺は未遂に終わり、
  犯人グループも逮捕され...

  そんな過去の出来事を思い出し...


母が亡くなって、
叔父が駆けつけてくれたときのこと――

叔父は私の家に入るなり、
部屋に寝かされている母の傍らに
あぐらをかいた

そして、
顔にかけられている布をはずし、
母の顔をじっと見つめた

数分、見つめたあと、
叔父はそのまま重くこうべを垂れた

10分経っても20分経っても、
叔父は身じろぎもせず、
母の傍らでこうべを垂れ続けている


「叔父さん...」


と、そばに寄って、
声をかけようかとも思った

が、淋しく丸めた叔父の背中を
私はただ見つめることしかできなかった


そのまま、
どれくらいの時が経っただろう

30分...

いや、1時間...

きっと叔父は、
母と対話していたのかもしれない


あの、微動だにしなかった、
叔父の悲しい後ろ姿が
今でも私の脳裏に深く刻まれている


この2~3年、私の周囲で、

『がんが見つかった時には、
 すでに余命数日』――

ということが何度も起きている


「やはり検診で早期に見つけることは
 大切だ」


と、改めて思う
 (なかなかそうはいかないこともあるが)


それと同時に、
“がんの怖さ”も感じずにはいられない


こんなとき、いつも思う

「がんは本当に
 治る病気になりつつあるのか」と...


やっぱり怖い病気だ、

“がん”ってやつは――



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発がん性物資にまみれた世界 ~教師の教室での喫煙と...~

ここのところ、
全国的に禁煙が広がってきている

喫煙者は
どんどん肩身が狭くなっているだろう

たばこを吸うことが、
まるで悪いことをしているかのように

いや、確かに身体には悪いわけで...

と、言っている私も、
以前は喫煙者だったわけで...

なんとも複雑な思いだ


そんな禁煙のニュースを耳にしながら、
ふと、思い出したことがある

「そういえば、
 小学3~4年の担任だった先生は、
 いつも教室でたばこを吸っていたなぁ...」

と...

あの頃でも、子ども心に、
“おかしい”と感じていた

今なら間違いなく、大問題になるだろう


高度経済成長著しい時代に育った私

今思えば、
周りは発がん性物質に溢れていた

学校では、
担任による教室での副流煙に晒され、
職員室に行けば、
霧のように煙で真っ白

家に帰れば帰ったで、
両親のたばこの煙にまみれる

親戚の家に行っても、
じいちゃんの家に行っても、
たばこの煙があるのは当たり前だった


発がん性のある保存料や着色料を使用した、
加工食品

そして、食生活の欧米化は、
まさに高度経済成長の現れだ


建築物にはアスベストが使用され、
小学校時代の理科の実験では、
普通に石綿に触れていた


そんな子ども時代を生きてきた

「がんになってもおかしくないのかな...」

そんな諦めに似たような思いが過ぎり――



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一人では不安なことも、経験者の話を聞くことで安心できる

“乳がん”なんて、
誰もがはじめての経験

わからないことだらけ

ネットや書籍で知識を埋めても、
心や身体には
思いも寄らない異変が起こる

それは、大きな“不安”という形になって、
重く圧し掛かってくる


誰にも言えなくて、

誰も話せる人がいなくて...


そんなとき、やっぱり頼れるのは、
同じ病を経験した仲間

例えば、
がん闘病体験の書籍を読むことで、
安心を得られたり、

例えば、
誰かの闘病ブログを読むことで、
共感を覚えたりする


私の場合は、それががんサロンだった

たとえ家族にさえも言えない、
身体の痛みや心の不安を、
唯一、口にできる場だった

いや、“口にしてもいい場”だった


“がん”という病を経験した人なら
誰もが抱えている“再発”という不安

術後、2~3年の、
再発のリスクが一番高い時期

その当時、
サロンでお話しした方の言葉に、
大きな共感と安心感を覚えたのを
今でも記憶している

それは、こんな一言だった


  “咳が出れば肺に転移したのではないか...”

  とか、

  “腰が痛くなれば骨に転移したのではないか...”

  って思うよ――


普段なら、なんとも感じない身体の異変

が、“がんを経験した”ということで、
何気ない異変も大きなことに思えてしまう

不安が募るたび、

「こんなこと思っているの、私だけなんじゃないか」

「こんなこと、先生にも看護師さんにも言えない」

それは、
すべてのがん経験者の声、そのものだった


そんな今では、
咳が出ても、腰が痛んでも、
慣れたものだが...

いや、
やっぱり、過ぎるよね、“再発”――



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その後の体調は...

婦人科出血がはじまって18日

ようやく収束の兆しが見え...


止血剤が効いているのか、
はたまた収まる時期に来ているのかは、
誰にもわからず...


おそらく、その両方


が、まだ少し、お腹が痛い



そして、出血が収まってくると同時に
体調も良くなりつつあり...

今日は久し振りに
“お腹が空く”という感覚が甦り...


お腹が空くのは、生きている証

お腹が空くのは、元気な証拠――



青 空


空も青空

陽射しも暖かい


“体調がいい”って、清々しいんだなぁ...



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りかこプロフィール

★2009年5月より、院内開催『がんサロン』にて、体験記・エッセイ執筆
★2010年9月 市広報にて体験記掲載
★2011年8月31日 乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍出版
★2012年1月21日 講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』
★2012年4月5日 FMオホーツク『乳がんについて』対談
★2012年4月 キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載
★2013年6月より、サイト『ドクターズガイド』ブログ掲載
★2016年9月14日 フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送
★その他、ピンクリボン活動など啓発活動

★取得している国家資格:調理師免許(食と健康を考える乳がん患者)

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名前
メール
本文
乳がん履歴
★2002年3月3日(日)
左乳房にしこりをみつける  

★2002年3月4日(月)
視触診の結果“良性”と診断

★2006年11月8日(水)
左乳房のしこり再受診  

★2006年11月15日(水)
左乳房のしこり切除

★2006年11月28日(火)
乳がん告知      

★2007年1月11日(木)
左乳がん手術

★2008年7月8日(火)
局所再発の疑いで、
細胞診・組織診(結果は良性)

★2009年2月17日(火)
対側(右)乳がんの疑い
(前年からしこりあり)経過観察

★2010年2月16日(火)
右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
★がん細胞の種類(しこり3つ)
・明細胞がん(クリアセル)、非浸潤性乳管がん
 (化学療法・放射線の効かない稀ながん細胞)
・核グレード 2
・ER 90%
・PgR 10%
・HER2 (-)

★術 式
・腋窩リンパ節郭清
・乳房扇状部分切除
 (4分の1強切除)

★治 療
・放射線23回照射
・LH-RHアゴニスト製剤投与
 4週間毎、2年間(23回)
・抗エストロゲン剤
 (クエン酸タモキシフェン)
 5年服用
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≪2015年9月2日より、コメント欄を閉鎖させていただいております≫

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