りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2017年11月

検査予約の季節...

陽が落ちるのが早くなってきた

  夕 刻


壁にかけられたカレンダーは、あと1枚

「明日から12月か...」

12月もあっという間に
過ぎ去ってゆくんだろうな、
“師走”とは、よく考えたものだ


この時期は、
毎年、検査予約を入れる時期である

採血、単純・造影CT、骨シンチ、
マンモグラフィ、超音波...


「...が、今年はどうしようか...」


10年経ったことだし、
CTと骨シンチはパスしようかな...

マンモと超音波検査は必須だ

この2つだけは、
何がなんでもやっておかなければ


造影剤が入らないし、痛いから、
大嫌いなCTと骨シンチ

しかも骨シンチは、
薬が骨に届くまで
2時間の空き時間ができる

ほぼ半日、病院に缶詰めだ


...が、やはり検査をしないのもまた、
不安なもので...


...と、

年明けの検査のことを考えると、
毎年、憂鬱なクリスマスとお正月を
過ごすことになるのである――




  そして――

  おとつい、新鮮な牡蠣をいただいたので...

    牡 蠣

  昨日、酒蒸しにして、
  レモンをかけて戴いた


  よく、「牡蠣にあたった」と聞くが、

  牡蠣は、
  “殻付きの新鮮なものなら生食できる”
  と思っていたが、どうやら違うらしい?

  そもそも牡蠣に貝毒は存在しないらしく、

  “生で食べられる海域で捕れたかどうか”
  が重要なようなのだ

  捕れた海にウイルスが存在すると、
  当然のことながら生食できないらしい

  ふぅ~ん、そうだったんだ...


  美味しくいただきました

  いつも感謝――




そして、今日の夜空には、少し膨らんだ月...

満月まであと4日のお月様

  月


ピーンと張りつめた空気は痛いほど冷たい

瞬く星が観られるのも、
この時期ならではの澄んだ空のお蔭である


あすの朝も、冷え込みが厳しくなりそうだ

さ、窓を閉めてストーブの前を陣取ろう――


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≪私の記録 96≫ 身体と心と... ①

    2007年5月18日(金)

乳がんになってから今までのことが、
頭の中でぐるぐる廻って悲しくなる

涙が出てくる


“最悪の事態は免れた”


それだけでも、ありがたいことなのに...


“子どもが産めるように”と、
子宮筋腫の手術もしたばかり

まさか子どもが産めなくなるなんて、
あまりにもショックが大きい...


婦人科を退院するとき、看護師さんに、

「今度は出産で来てね」

と、見送られたのに...


生きている意味、あるのかな

こんな身体になっても、
生きてる価値あるのかな

将来の展望は何もないのに...



    2007年5月21日(月)

みんな私の周りからいなくなってく...

独り......



    2007年5月23日(水)

左のおっぱいの形が崩れてる...

液の溜まりもなくなってきて、
腫れも引いてきたから、
変形がはっきりわかる



    2007年5月28日(月)

具合が悪い...

悲しい...


私、乳がんなんだ...


一生、乳がんなんだ...



    2007年5月29日(火)

とても具合が悪い

こんなに具合が悪くても、親には言えない

ただひたすら我慢...


『つらい』と言えないことが、
こんなにもつらいなんて...



    2007年5月30日(水)

病気のことが頭から離れない

突然、無性に不安になって、悲しくなる

もうその時期は過ぎたと思っていたのに...

体調が悪いと
気持ちまでそんなふうになってしまうのかな


子どもが産めなくなって、
こんな身体になって、

「もう結婚も、恋愛もできない」と、
ずっと思ってきた

そう思えば思うほど、自分が惨めになる

悲しくなる

心が痛くなる


もう女じゃないんだ...


普通の人とは同じように生きられないんだ...



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ようやく、“ヘルプマーク”

ようやく私の街でも今月から
“ヘルプマーク”と“ヘルプカード”の
配布がはじまった


 ☆ヘルプマークとは...

   義足や人工関節を使用している患者、
   内部障がいや難病の患者、または妊娠
   初期の人など、援助や配慮を必要として
   いることが外見ではわからない人々が、
   周りに配慮が必要なことを知らせることで
   援助を得やすくなるよう作成されたマークのこと

    ちなみに、こんな感じ...

    ヘルプマーク


 ☆ヘルプカードとは...

   障がいのある方などが、困ったときなどに
   支援してほしいことや配慮してほしいことを
   記入し、災害時や緊急時に周囲の人に提示
   することで、手助けを求めやすくするカード



  【関連記事】

   ☆『私たちにも使えたらいいのに... ~ヘルプマーク~』

   ☆『「“ヘルプマーク”がほしい」と思った日――』



乳がんの手術をしたばかりの頃...


まだまだ体力のない中、

重いバッグを持って、

薬の副作用で体調も著しく悪く、


そんなときにバスに乗る――



私が乳がんの手術をして体力がないことも、

重いバッグを持つのが苦痛なことも、

副作用の影響で体調が悪いことも、

そんな状況で
立ったままバスに乗っているのがつらいことも、


誰にもわからない



『こんなとき、“ヘルプマーク”があれば、
 よかったのに...』


が、その思いの裏で、


『でも、これ見よがしに
 ヘルプマークを付けるのは...』


そんな思いも過ぎる


そもそもがんの治療が、
ヘルプマークの対象になるのかはわからないが、
 (おそらく無理だろう)

それでも、困っている方たちの助けになれば、
きっと、意味のあるものになるのだろう

もちろん、利用者に対しての、
私たち市民の理解が
最も大切なことだけれど――


  そんな私の街は“車社会”

  ほとんどの人たちは、
  自家用車での移動だ

  私のように、
  車の免許を持っていない人は、
  お年寄りを除いてほとんどいない

  そんな車社会の地域で
  “ヘルプマーク”の利用者と、
  市民への理解がどれだけ広まるのか...



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≪私の記録 95≫ 外 来 ~デポ5回目と採血と、おっぱいの状況と...~

    2007年5月15日(火)

デポ5回目 採血

経ってみれば、4週間は早い


「(おっぱい)どうだ?」

と聞かれる

たぶん、この間、
放射線の影響と思われる痒みで受診したから
聞いてくれたのだと思う

「皮膚科に行かなかった」

と、私は答える

主治医が勧めてくれた皮膚科受診

『もうこれ以上、
 手術と放射線治療で汚くなったおっぱいを
 ほかの人に見られたくない』

そんな思いから、
私は皮膚科へ行くことはなかった

結局、痒みに
1ヶ月以上耐えるはめになってしまったのだが...


  手術したおっぱいは、
  外科医数人、看護師さん十数人、研修医、十数人、
  放射線科の医師や技師さんたち...と、
  何十人の人たちに見られてきたかわからない

  医療者側は、これまで、
  何百人、何千人と見てきたかもしれない

  が、一人の患者...

  しかも私は女性である

  いくら病巣があった場所とはいえ、
  “おっぱい”

  手術をして型崩れし、
  手術と放射線で、
  自分でも見たくないほど汚くなっている


主治医は私のおっぱいを診て、

「うん...、
 (皮膚の状態)大丈夫だと思うぞ」

そして両手で触って、

「(リンパ液、少し溜まっているけど)
 このまま固めちゃった方がいいな」

あまり液を抜いてしまうと、
おっぱいがさらに変形してしまうらしい


そして、
ずっと気になっていた、おっぱいの窪み

胸に力を入れると切除した箇所が
“ぽこっ”と窪むのだ
 (その感覚が、また気持ち悪い)

そのことを主治医に話すと、

「これ以上(乳腺組織を)上げたら、
 (おっぱいの)形変わるぞ」

と言われる

「(力を入れると窪むのは)ずっと?」

と、聞き返す

そこには、

『年月が経って筋肉がついてきたら、
 窪まなくなるかも...』

そんな微かな希望を抱いていた


そんな私の想いを知ってか、主治医は小さく、

「うん」

と答えた

あまりにもはっきりとした返事ではなかったので、
私は意地悪にも、再び、

「ずっと?」

と、聞き返した

「うん」

先ほどより大きな声ではあるが、
やはり、はっきりとした返事ではなかった


放射線治療の後遺症といい、
未だ残っている、
手術時のマーカーといい――

  ㊟マーカーは、
   色素注入のための、20個ほどの針あと
 
   「そのうち消えるぞ」と言われていたが、
   未だにくっきり...

――主治医はその場を和まそうとしたのか、

「けっこうデリケートなんだな」

と言ってきたので、
少しだけカチンときて、

「めちゃめちゃデリケートだよ!!」

と言うと、
笑ってくれたのは
付いてくれていた看護師さんだけ

真面目な主治医は、

「うーん...」

と唸っただけだった


ホルモン治療でうつ状態

放射線の影響や術後のおっぱいの不具合などで、
私も不安だらけ

とても冗談なんか言える状態ではなかったのに、
精一杯放った言葉だったのに...

主治医が笑ってくれたら、
私も救われたのに...


主治医、
見た目にそぐわず、
意外と真面目だったんだ...



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そして、プラス――

久し振りに暖かな朝


気温はプラス


今日ばかりは結露から解放だ




そして、東の空には朝焼け――


暖かな朝 ①



この瞬間(とき)を待つように、

何度も空を見上げていた甲斐があり...



カラスも、一羽、また一羽と、

ねぐらを抜け出し

西の空へと向かってゆく



  このカラスたち、

  一体、どこへ行くのだろう...




そして、今日もコーヒーに挑戦


暖かな朝 ②


いや、今朝は、眠気覚ましだ


昨夜、寝つけなかったせいか、

この暖かさのせいか、

頭が緩んでいるのだ



いつまでも冷めないコーヒーに、

季節はずれの暖気を感じて――



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りかこプロフィール

★2009年5月より、医療機関開催『がんサロン』にて、体験記・エッセイ執筆
★2010年9月 市広報にて体験記掲載
★2011年8月31日 乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍自費出版
★2012年1月21日 講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』
★2012年4月5日 FMオホーツク『乳がんについて』FPとの対談
★2012年4月 キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載
★2013年6月より、サイト『ドクターズガイド』ブログ掲載
★2016年9月14日 フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送
★その他、講演、ピンクリボン運動など啓発活動

★取得している国家資格:調理師免許(食と健康を考える乳がん患者)

メッセージはこちらへ
乳がん履歴
★2002年3月3日(日)
 左乳房にしこりをみつける  

★2002年3月4日(月)
 視触診の結果“良性”と診断

★2006年11月8日(水)
 左乳房のしこり再受診  

★2006年11月15日(水)
 左乳房のしこり一部切除
  (外科的生検)

★2006年11月28日(火)
 乳がん告知      

★2007年1月11日(木)
 左乳がん手術

★2008年7月8日(火)
 局所再発の疑いで、
 細胞診・組織診(結果は良性)

★2009年2月17日(火)
 対側(右)乳がんの疑い
 (前年からしこりあり)経過観察

★2010年2月16日(火)
 右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
★がん細胞の種類(しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)
  (化学療法・放射線が効かない稀ながん細胞)
 ・非浸潤性乳管がん

 ・核グレード 2
 ・ER 90%
 ・PgR 10%
 ・HER2 (-)

★術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・乳房扇状部分切除(4分の1強切除)

★治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤、
  4週間毎、2年間(23回)投与
 ・抗エストロゲン剤(クエン酸タモキシフェン)、
  5年服用
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