先月聴講した、腫瘍内科医の講義

医師が語っていた、


  抗がん剤治療をはじめると、
  “目的が抗がん剤中心”になりがち

  “病気が人生のすべて”という考えになる

  “治療のために生きている”という状況に
   陥ってしまうのだ


  が、

  『治療は、病気への向き合い方の一部であり、
   病気は人生の一部である』――



この言葉を聴きながら、
様々なことを考えた

私は、再発を避けたかった

つらい副作用に、

「治療をやめる」
「やめない」

と、何度も何度も主治医と話し合った


治療をやめれば当然のこと、
再発のリスクは高まる

それは、すなわち、
“死が近くに迫る”ということだ


それに、
がんを消すのは簡単なことではない

「これくらいのことに耐えなければ、
 がんは消えてはくれない」

そんな覚悟もしていた

だから重い副作用に耐え、
治療を続ける決心をした


「ここで治療をやめて、万が一再発したら、
 絶対に後悔する」


やるだけのことをやって再発したのなら、
「仕方がない」とも思える

“がん”は、命にかかわる病だ

“後悔”だけはしたくなかった



抗がん剤治療をしている多くの人に
聞かれる言葉、

「白血球の数値が低くて、
 抗がん剤ができなかった

 休んでいる間にがんが増えそうな気がするから、
 早く治療をしたい」


気持ちがよくわかる

私は4週間ごとに
お腹にホルモン剤を打ちに通っていたが、
その日が祝日に当たると病院はお休み

外来は、さらに1週間後

たった1週間、治療が延びただけで、

「がんが増えるのではないか...」

そう思ったものだ

まさに腫瘍内科医が言っていた、
“治療中心”である



医師の立場としては、ああ言うだろう

それは“がん”という、
死をも感じさせる病と向き合い、闘っている患者の、

“がん患者としてあるべき姿”の
理想かもしれない


が、患者としては、

「治したい」
「がんを消したい」

そう思う

そこにあるのは、やはり、“治療中心”――



私は、

『“治療のため”に生きていた』のだろうか


いや、

『“生きるため”に、治療をしていた』


そう、“生きるため”に――



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