さてさて…

皆様、こんにちは!!9月になりました。
『力也の気持ち』に、今週もお越しくださいまして、有難うございます!!

舞台の御案内をさせていただきます!!

2009年1月、劇団俳優座創立65周年記念公演、秋元松代作『村岡伊平治伝』!!

来年1月8日より18日(※)まで、港区六本木の俳優座劇場にて、上演致します!!

『罪と罰』以来、2年3ヶ月振りの舞台となります。昨年末のオファー以来、とにかく、稽古期間を含め、スケジュール調整を進め、なんとかこうして、演目発表させていただく事が出来ました!!本格的な稽古は、もう少し先ですが、今回新たに推敲された上演用台本は、既に完成。2時間半、ほぼ出ずっぱりの台詞、立ち稽古までには、全て覚えてしまおう、いや、覚えねばならぬと、汗かき奮闘、エンジン始動!!であります!!

明治20年(1887年)の清国、天津の街から、舞台は始まります。長崎に生まれ育った、実直、朴訥な青年、村岡伊平治が、大志を抱いて海を渡り、忠君愛国の精神を叩き込まれ、中国、東南アジア諸国を転々、理髪、行商、通訳等々、色々様々な職業を経た後、国家発展の為の人柱になろうと欲し、なんとなんと、女衒として、のし上がっていくという、破天荒なストーリーなのですが、この主人公、なんとなんと、実在した人物なのです。!!(映画にもなっています。今村昌平監督作品、緒形拳主演『女衒』。)

この芝居、1994年に、劇団創立50周年記念合同公演のうちの1本として、上演されたのですが、今回は65周年記念として、新たなキャスト、新たな演出で挑みます!!

前回、伊平治を演じたのは、先輩、てらそままさき(寺杣昌紀)さん。今、丁度、『NARUTO〜ナルト疾風伝〜』の現場で一緒なんです!!

寺杣先輩とは、よく共演させていただきました!!御縁がありました。

やはり94年の正月公演、50周年記念公演第1弾、手塚治虫原作『アドルフに告ぐ』では、寺杣さんは、ドイツ領事の息子、アドルフ・カウフマン役。僕は、ユダヤ人で、神戸元町商店街のパン屋の息子、アドルフ・カミル役。幼なじみで、大の仲良し、親友でしたが、それぞれの運命の波、時代の波に翻弄され、最後は、シナイ半島で対決するという、悲しい結末の物語。三枝成影氏作曲のクライマックスの音楽は、忘れられません。大好きな舞台でした。NHK教育テレビで、生中継もしていただきました。

旅公演では、よく飲み、よく遊び、よく笑い、カラオケで『夏の終わりのハーモニー』を、二人でよく歌いました。そうそう、カウフマンの子供時代は、坪井木の実先輩が演じていました。

楽しかった旅が終わって、夏の合同公演。
僕は村岡組ではなく、別の作品、宮本研作『美しきものの伝説』で、澤田正二郎を演じていました。それが後年、寺杣さんが外部の舞台で、『美しきもの〜』に配役され、澤正を演じられたのです!!更に時を経て、今度は、僕が、伊平治です!!

「そうか、村岡演るのか!!あれは良い台本(ホン)だからな。また劇団で、演れば良いのにって思ってたんだ。また、全く違うものになるだろうな。そうか、リキ頑張れ!!観に行くから!!」そう激励してくださいました!!

これはもう、何が何でも頑張らねば!!なのであります!!皆様!!どうかどうか、御来場くださいませ!!何卒何卒、宜しくお願い申し上げます!!

ちなみに、小山の曾祖父、僕の父方のひいおじいさんの名は、伊平治!!小山伊平治なんです。これも御縁!!頑張ります!!


さてさて、次のお話を。

先週、御紹介致しました、「反対意見は認めない、それじゃあナチスとおんなじだ!!」という台詞。これは、『西部戦線異常なし』、『凱旋門』等で知られる、ドイツの作家、エーリッヒ・マリア・レマルクが書いた、唯一の戯曲『フル・サークル』という芝居の中の台詞です。

ナチスに、質問の手紙を書いただけで捕らえられ、強制収容所へ送られたドイツ人の青年が、空襲に紛れて脱走します。彼を匿う、一人の女。一触即発の危機を乗り越え、ようやく平和を手に入れたと思った、その時、今度は、ソ連の将校が、彼を連行しようとします。彼の知性と判断力の確かさ、勇気と忍耐力を見て取った将校は、彼を、ソビエト全体主義を、この国に行き渡らせる為の指導者として、利用しようとするのです。青年は、決然として言います。「反対意見は認めない、それじゃあナチスとおんなじだ!!」

僕は、その台詞を突き付けられる、ソ連軍将校、コロブキン大尉を演じていました。

後輩、安藤麻吹も、隣の部屋で下働きをしている若い女性の役で、出演していました。いつか二人で、その青年と女の役、エーリッヒ・ローデとアンナを演りたいね!!そう話しています。

初の男性ゲストですよ〜

さてさて、ではでは、最新の現場のお話を。あかねラジオに、初の男性ゲスト登場!!

アニメ『あかね色に染まる坂』の主人公、長瀬準一役、羽多野渉君です!!
今回は、“リキデレ”ではなく、“シオデレ”!!さてさて、如何な事になりましたやら、お楽しみにっ!!

バースデー!!

はいはい、こちらは『ブルードラゴン〜天界の七竜〜』!!マルマロ役の雨蘭咲木子さんと、ブーケ役の中島沙樹ちゃんのバースデーパーティー!!

こんなケーキです〜

こちらが、特製のバースデーケーキ!!
…そして!!

プリプリ君!!!!

こちらは、我が家のプリプリ君、念願のサナギ体制!!
程よくプリプリになったところで、鳥さん達や、ヤモリ君達の、御馳走になり続けたプリプリ君!!やっとやっと、アゲハになれそうでっす!!やったあ〜!!

あ、そうそう、一番上のお写真は、六本木ヒルズとミッドタウン、両方のタワーが見える空。我が劇団の稽古場、そして劇場も、すぐ近く!!夕空爽快!!

皆様、ではまた来週っ!!キュインキュイ〜〜ン!!

(※)当初「来年1月8日より20日」と書いてありましたが、正しくは18日までです。
申し訳ありませんでした。ここにお詫びとともに訂正させていただきます。
声優グランプリ編集部