つづきますように

 ヤギ小屋、ウマ小屋のお掃除をいつもよりも早い時間に済ませササッと身支度をし、独り札幌行きのバスに乗りました、三週間前のことです。
いくつかの用事を終え日帰りの夜行バスに乗る前の数時間、友人が食事を共にしてくれました。

ふりかかる困難を試練というのでしたら、それが決して少なくはない友ですけれど、それを真摯に受け止め丁寧に消化をしのり越えながら次に活かすことができるのは芯に在る賢さと純粋さゆえなのでしょう、私は彼女に生き進むことの意味をいつも教えられます。
いくつになっても変わらない涼やかに響く声に心地良さを感じながら久しぶりの時間を楽しみました。

待ち合わせの前に寄ったデパートの地下と一階フロアー、この空間に立つと私は都会を感じます、街並みとか人混みとかではなくこのデパ地下に充満する食べものの匂いと一階コスメの芳香が私に異次元を実感させるのです。
どちらも一日中この中に身を置くのは、ゆるい毎日の私にはしんどいと思いつつ、テキパキと小気味よく働く女性達の才能を暫し眺めていました。

知音の友に見送られ夜行バスのシートを少しづつ倒しながら『平和ね』と心が呟きました。
ほの暗く狭い空間の中で貴重品を手にしたまま眠っていられる国です、なんと穏やかな環境でしょう。

さて、線引きしたように新年が始まりましたけれど私は昨日と何も変わらずに小屋掃除から一日が始まりました。愛しいものが存在する事の幸せを感じながら、夜行バスの平和が思い返されます。
変わりがないって尊いことですね。

新たな一年も平和でありますように。  天候が穏やかでありますように。


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慣れてはいけない

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温室育ちのバジルを鉢上げして窓辺へ。視覚と味覚に嬉しい一鉢は、ささやかだけれど心が豊かになりますね。

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ツヤッツヤ!我が家のエンドレスなめ茸。菌類って不思議です、突然に出現し油断するとあっという間に小皿ほどの大きさに。今年もなんとも漲るエネルギー噴出!

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時折な来客、幼げなスズメちゃんが朝の窓辺に。、捕らえた虫を自慢げにくわえて暫く佇んでいました。森の仲間はみんなカワイイ。近づいても飛び立たず、私も森の仲間を公認されたようでウレシイ。


 深夜に鳴る着信音には全身が緊張すねものです。離れて暮らす家族の異変を直感するからなのでしょう。
9月の地震と停電は随分と前のことの様な、ほんの先日の様な・・。独り暮らしの子供たちを、酪農を営むご夫妻を、揺れの強い処に住む友人たちを、とにかく案じつつ『備え』ということを再考した数日間でしたけれど落ち着いてしまうと行動に至らずでまさしく、喉元過ぎれば・・な、自分を呆れながら俯瞰しつつ、忘れた頃にやってくる・・を、併せて思うこの頃です。

遅い雪融けや暑い夏、10月というのにふとした所に咲いているタンポポ、最北の天候に異変を感じるここ数年ですけれど、それが繰り返されるとそれも許容範囲となるようで畏怖の感覚が薄れます。

冬の入り口とは思えない日中の温かさに油断していると日没が冷気を連れてやってきます。
冷え込んだ夜空には満天の星々がそれはそれは美しく輝き、そのゆらめきは大気の流れのせいだと教えられ納得はするものの、なにか計り知れないメッセージを囁いているようにも思えたり。

夏毛のままのヤギ兄弟に深夜の寒さは辛いでしょうから心配性なママは夕方から翌朝まで暖房を入れました。
が・・・、これも電力あってのこと。自分が創った安心ではないのですね。再考と改考の大切さを相棒たちに教えられます。



 









充電はつづく

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ようやく咲いたカボチャの雄花を。
食べてみたくなりました。

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雄しべが待機していましたけれど、

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クリームチーズ、パルメザン、オリーブオイル、バジルソースをのせてトースターで簡単グリル。
香ばしくて美味しかったのですけれど・・雄しべの苦いこと!ゴーヤの比ではなくって主人と悶絶!
なるほど、鹿の食害が無い理由です。 

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時おり訪ねる中頓別町。その町に在る黄金湯の風呂釜を見せて頂きました。広葉樹の薪が赤々と。
昼下がり、コンバクトに整ったこの町が薪の焚ける癒しのアロマに包まれます。渡辺由起子さんが営む、人口2千人に満たない町にある奇跡のような銭湯です。



 朝夕の冷え込み、昼間の蒸し暑さ・・一日の中に季節が混在していて体調を整えるのに難儀してしまう九月の始まりです。森から聞こえるBGMが、清々しい小鳥の囀りから虫の声にかわり野の花たちも秋咲きのメンバーに交代。自然の中の生き物は気温よりも時間軸を守っているかのようです。きっとそうやって種族を保存してきたのでしょうね。

ペットたちとの戯れ生活に特化(笑)して一年が過ぎました。
時おり頂く言葉の中に『優雅ね』『余裕だ』というものがあります。私は否定も肯定もせずにふんわりと口角を上げる癖がつきました、条件反射のように。

どちらも私たち夫婦には相応しくない言葉ですけれど、はて、ユウガ・ヨユウ、・・確かに精神の豊かさを考えますと愛しい動物たちとの生活は、心もちをこの上なく優しく豊かにしてくれています。

❝長くつ下のピッピ❞の作者、アストリッド・リンドグレーンさんが❝人生の意味は、お金や高級なものを集めることではなく大切なのは考える時間を持つことである❞と記されていました。

私の場合、考えもせずの特化生活はどうなのかしらん?・・と、自問してみる。
職業を持たずに長い時間をエネルギーチャージに充て続ける日々のなか、豊かさの意味を再考ばかりしているこの頃です。過充電かもしれませんね、思考が空回りばかり。

晩夏と初秋の狭間の野の庭を今年もモンシロチョウが美しい所作のような優雅な動きで跳んでいました。
何げないけれど奇跡のような時間です。
こんな瞬間についつい見とれて・・チャージ完了せず  笑々。







七月の薪ストーブ

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なんて可愛らしい。
ヤチブキは花のそのあともステキ。
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ニット帽のてっぺんに付けたくなります、ぼんぼりみたいで。寒さの中でも満開。
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いつ来たの❔と、思わず訊ねたのでした。植えた覚えのない植物が花壇に。名前は判りませんけれど、、とっても小さく可憐なお花が。
 
 盛夏の手前あたり、最北の冷涼な地とはいえ七月ともなりますと家中の窓を開け放つ日もある例年なのですけれど、今年は未だにそんな日は無く一日中チロチロと薪が燃えています。
変温動物並の寒がりな私はダウンジャケツトを羽織りお買い物へ。

カッコーが懸命に鳴いて種まきを勧めてくれてからほぼ、ひと月、曇天雨天の繰り返しで、夕陽の輝きを観ずに、
一日を終える毎日。寒さに加えてここ数日は大雨の所も。

風神さん 抱えてるフイゴで 吹き飛ばして! と、ぶ厚そうな雲を見上げながら大人気のない妄想的なことを思ったり・・各地の水害がこれ以上に深まりません様に、治まります様にと願うばかり。

冷気に纏われながらも淡々と時をこなす野の植物に歓心させてもらうこのごろです。


 

六羽のうさぎ

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装蹄師の高橋さんとは去年の11月以来2度目の対面のシェリー、最初は怯え気味でしたけれど
匂いの記憶が甦ったのか、間もなく落ち着き、納得を深めるかのようにクンクン丁寧に確認していました。

馬は人の心を鏡写しに読み取ると言われますけれど、全く納得させられる教えです。
優しく真摯な人柄を動物としての本能で嗅ぎ判けているのでしょう。

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腰に下げる道具一式の重さに加えて常に中腰姿勢、ポニーの小ささは余計にきつくはないでしょうか。

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不思議なリズムの口笛で彼女のストレスを和らげながら手早く終了、爪を切るというデリケートなことを極めて短時間で終えるのは技術が確実な証です。

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ヤスリで仕上げ四肢の均衡を調節して頂き春のネイルサロンおしまい♡♡

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春の楽しみのひとつ、山菜。
家の周辺だけでも充分に楽しめます。今日はフキノトウの蕾を小房に分けて
薄い衣の天ぷらに。

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お皿にアップリケの様、カワイイ・オイシイ春限定の一皿です。
山菜の風味だけは人工的には創れないように思えます。こんなに純度の高い食材ってあるかしら・・。
季節の息吹が躰に浸み入ります。
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綺麗なヤチブキは、本名(笑)をエゾノリュウキンカ。素敵な響き。さらっと茹でてオリーブオイルと
お醤油を垂らしていただきます。ん~ん!馥郁と春のアロマが。

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シソの葉の甘みそ巻みたいですけれど 笑。。。。ヨモギも摘んで白玉で捏ねて。
お団子をハサミでザクザクにカットして、
バターで焼いてきな粉といっしょに。ザク切りのいい加減さでも美味しいのは素材が良いからなのでしょう。
大地のエネルギーをたくさん取り込んで、私にも新芽が出そうです 笑々。

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作りたい衝動が沸き上がり作ってみました、バッグの初作品。
『いいんだっけ?これで』と、主人は笑いますけれど良いんです 笑。
工作風の大自己満足バッグは内ポケットをたくさん付けて、軽い皮で。
タノシカッタ!

 野山が少しづつ華やかになり周辺の牧草地をトラクターが駆ける季節になりました。
厳冬期を耐えた針葉樹は緑を一層に深め、葉を落としていた白樺にも早緑の新芽がつき始めました。こうなってきますと漸く山桜も花をつけだし、初夏が隣り合わせでいることを知らせてくれています。

原野に暮らしておりますと、ときおり信じ難い奇跡のような光景を目にすることがあります。
先日も二階の窓から森の様子を眺めていましたらパッタンパッタンピョンコピョンコと六羽の野兎が、
一列になって行進しながら牧草地へ。練習済みの様に全員でビタッと止まり全員で日向ぼっこ。
可愛すぎます、六花の丘に6羽のうさぎ。

思わず階下の主人にも声をかけ、そのお伽噺のような光景を二人で暫し眺めておりました。

不調の波にのみ込まれかけた去年の春から一年が過ぎてのこの時間には感慨深いものもありましたけれども、
良くも悪くも昨日が在っての今日という思いに着地させてくれた野兎御一行様でした。
















人間ってタイヘン

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兄とペーターは、



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なにやら密談中・・。



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こちら弟くん、
清らか。


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元気に、



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軽やかに、



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朝の運動。



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そして、
ひとやすみの箱入り娘。


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こんもりとたっぷりと。
季節の仕業に感心します。
しばし見上げていました。



 夜半から吹き始めた強い風音に目が覚めて結局は明け方までうつらうつら。眠ることを諦めてゆっくりと起き上がり強風のままの外に目をやると少し驚く景色が。

半年ぶりに家の周囲に地面が現れていました、雪は一夜のうちに吹き融かされたのでしょう。
春まだ浅くとも春は春なのですね、この時期の風の力には意志のようなものを感じてしまいます。
予報によりますと、あと数回、寒の戻りもあるようですけれど厳冬期の比でもなさそうで、ここまできたならサラッとやり過ごせそう。

多くの人たちが新たな時間を迎える時期ですけれど、先日、知人から『まいにち なにしてるの❔』と、不思議な質問をいただきました 笑。
カフェを閉じ専業主夫&主婦な生活なのですけれど、職業を持たない=社会的肩書がない=暇そう、の様な三位一体な観察眼が生まれるのでしょうか。

私が出会った外国の方々は母親の年齢を知らない方ばかりで、女性の年齢はトップシークレット、ましてや過ごし方の詳細を訊ねる・・ん~・・とても日本的だと思ってしまいます。

若者が職業を持たずに自分探しの旅で研鑽を積む、なんていうことが許されない不自由な時代になっていたことを何年かぶりに認識させられた出来事でした。非正規という肩書の若い方達は生きづらい世の中でしょうね。

アニマルズのお世話をしながら日々思います、動物は賢くてシンプル、人間だけが色々なことをわざわざ難しくして生きている。

知人の不思議な質問に、『忙しくて時間がたりないの』
と、回答しましたなら『なんで?』
と、さらなる不思議の応酬が。 笑





寄り添う言葉

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冬がはりきっています。

薪小屋もシェリーのパドックも猛雪に覆われる日が続きます。

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ヤギ兄弟の窓に発生した霜アート。
漉いた和紙様の趣き、なんとも不思議で綺麗。
さすがに零下20度ともなるとヒーター暖房ではおいつきませんね、ここ数日は綺麗が続いたままです。


 
 よく降り、よく冷え込み本当によく吹雪くこの冬です。
二月もあと10日あまり、三月には寒さもぐんと落ち着くことでしょう。

なにかと厳しい二月ですけれど、私は偶数月がなんとはなく好きで二月もまんざらでもありません。
この月を乗りきった先に春への足掛かりのような三月が待っている、そんな嬉しさを内包した一と月だからかもしれません。

カフェを閉じて数ヶ月、好きな仕事を手放してみて判る事が多々あるものですね、少し落ち着いて自分を俯瞰する時間ができました。
穏やかに過ぎる日々の中、自分の中に在る未開拓部分を掘り起こしたい贅沢な願望が芽吹き始めました。
それが何かは未だ解りませんけれど。

先日のこと、ふと手にした本の中にガンジーの言葉がふたつ、
『善きことはカタツムリのようにゆっくりすすむ』
『明日死ぬかのように生きよ 永遠に生きるかのように学べ』と。

ぼんやりな私には崇高過ぎますし対極にある言葉なのですけれども、心にピタッと寄り添い離れません。

焦らずに、浮足立たずに・・熟慮しつつ・・と、ふたつの言葉を解釈したものの私に最も欠落している三点セット、さてさて攻略できるでしょうか。

厳冬のさなかではありますけれど夜明けが早まり夕刻の陽は長くなりました。
夜更けにキッチンから眺める月の冴え冴えしさも穏やかになった気がします。
行きつ戻りつの反復運動を繰り返しながら、少しづつ確実に季節が進んでいるようです。

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ヤギとシューベルト

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コークスストーブの煙突にできた煤まじりのツララ。
琥珀の原石のようで微妙に美しい。
冷え切った造形の中に温かさがみえます。

原野の小さな家に薪とコークスの煙突がスックと2本、どれほど寒がりな住人ナノデショ  笑々。

指一本どころか声掛けひとつで事が済む時代になってしまいましたけれど、アナログ族の私は薪を運びコークスを運び、暮らしの中に火が在りそれを絶やさぬ為の作業がある。これが幸せ。





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友人に教わった写真絵本。
ロバ好きの私はトロトロにとろけそう。
地中海の柔らかな風を感じる素敵な写真と、何といってもベンとスージーの愛らしさはこのうえもなく。

日に何度となくページをめくります。


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 一日の始まりはヤギ兄弟の寝室掃除から。
おふたりさんに朝の挨拶(頬ずりの強要☺)をしてラジオのスイッチをカチッっと。
FMから心地良いクラシックが流れます、今朝は私の好きなシューベルトの歌曲『冬の旅』でした。

ヤギたちと一緒に聴くそれは何故かしら、キッチンで洗い物をしながら聴くのとは別な満ち足りた感覚に包まれた時間でした。

うまく説明ができませんけれど、その不思議な感覚の所以は、種族を超えての共感・共鳴だったからのように思えます。シューベルトの流れるあいだ、兄弟はいつにも増して穏やかな表情で反芻し、その音楽を心地よく受け止めている様子でしたもの。

動物たちとの暮らしは教えられる事ばかりで人間の傲慢さに我ながら呆れる場面ばかりです。
『聴くものにただ深遠な問いをなげかける』といわれる冬の旅をヤギ兄弟と聴きながら、ただただ幸せと感じる時間でした。例えるとしましたなら、佳い絵本に出逢った時のような・・心の中の喧騒を一切忘れてあたたかなものに包まれる、そんな感覚。

この一年という時間に感謝をしつつ、私たち夫婦に心を寄せて下さる皆さまにどうかあたたかな時間が流れる新たな一年でありますようにと願う暮れの一日です。














幸せな疲れ

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シェリーとの散歩から一日が始まります。 些細な事に驚き暴走してしまうので気は抜けませんけれど、明けたての一日が至福の時間から始まる事に感謝をしつつ、青草の残る草地をポコポコ・てくてく。


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 ナニカ? と、たっくん。

寝起きはいつも鼻の周りが汚れ気味。それもカワイイ。


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おふたりさん。
兄の本気頭突きが幼い弟に危ないので距離を保ちつつの兄弟関係です。

それぞれの名前を呼ぶとそれぞれに鳴いて返事をして自分の名前を理解している様子が分かります。それが嬉しくて可愛くて用も無いのについつい順番に呼んでしまいます。  距離感・・良い距離感ってどんな間柄にも大切なのかもしれませんね。むずかしいけれど。


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畑の収穫、ボッチャンかぼちゃ。
手抜きではなく素材を活かして 笑、素揚げにしました。ワタもタネも取らずに。そのタネ・ワタの美味しいこと!甘くてサクサクです。


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温室のフルーツほうづき、一枝に鋏をいれてキッチンの室礼に。
朱く結実した姿も好きですけれど、この色味に一層魅かれてしまいます。


 キッチンの窓越しに眺める森のカラマツの大木が朝陽を浴びて金色に輝いています。
錦秋と言うにはほど遠い道北の紅葉ですけれども、私はこの金色(こんじき)の山模様が何とも言えず好きでたまりません。 特段の信仰心など全く持ち合わせてはおりませんけれど、この時期のこの景色には何かが宿っているような神々しさを感じてしまいます。

愛しい仔たちの朝飼い仕事に約3時間、キッチンに戻るのが9時を過ぎゆっくりと朝食を済ませるとほぼお昼頃、なのでランチは摂らず3時のおやつで筋力チャージをして夕飼いへ。

『朝晩3時間づつかかって 酪農とおんなじだな  たった三頭に』と、お隣のおじいちゃんに笑われました。 笑。
本当にそうですね、近隣酪農家の方は100頭前後をたったの3時間ですもの。

一日の大半を外で過ごすようになり夕飯の頃にはクタクタ・ヘトヘトですけれど何故か翌日には回復しています。
それは動物さん達が私の心の栄養だからなのでしょう。
必要とされてクタクタになれるとは幸せなことですね。

晩秋の空は表情が豊か、微笑む様なやわらかな青空を見せながら冷たい雨をこぼしその雨を追いかけるように霰がパチパチと地面を打ちます。

森の木々が白く覆われるのもあと数日のことでしょうか、冬が音を立てて近づいています。



空に願いを

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きりっと凛々しい青年の風貌(親目線 (笑))のんちゃん。






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何気にお髭も成長中




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たっくん、生後5ヶ月になりました。ぷっくりんな口元がなんとも愛らしくって、ついつい頬ずりを強要してしまいます。


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シェリーを迎えて3か月、調教するというよりも人の思いを彼女がくみ取ってくれている感ありで、私の素人馴致に付き合ってくれています。 人間上位で懲らしめながら服従させるタイプの調教を私は正しいと感じられず、そこに生き物への愛と敬意があるとも思えず。
なので、褒めて伸ばす方式でシェリーとの間合いを確認中です。のんびりと。



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巻きたての牧草ロールが届きました。とっても良い芳り、まるでハーブです。新ロールは格別のようで、チビッ子たちは真剣にムシャムシャ。そうですよね、人間も新米は美味しく頂きますものね、きっとそんな感じなのでしょう。



 稚内の夏と言えばせいぜい八月の初旬まで、お盆の頃には暖房が必要な寒さでしたのに、いつの頃からか暖かで長い秋が数年続いています。

今日もノースリーブで収穫間近の実りを眺めながら、天候の異変がぼんやりと怖くなる朝でした。

このごろは雨や雪の降り方が極端で去年は少しばかり恐い思いもしましたけれど、天気のことですから致し方がありません過ぎる時間を待つばかりでしたけれど、なんと今年は降るものにミサイルが加わり・・。

出来立ての牧草ロールに顔を近づけるとフワッと微かな熱を感じます。花とも草ともつかない、陽と土と風を内包した心を満たす芳香は平穏そのものです。

暖かではありますけれど、ときおり気まぐれに吹く小さな風は、ひんやりとして頬を横切りやがての冬を想起させます。 
迎える季節が穏やかでありますように、平和でありますようにと空を見上げるこの頃です。


感謝の思いと新たな時間

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葡萄の葉に朝露のフリル。今年も温室に宝石が。



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二回目の夏を迎えるピーちゃんズ。

産みたて卵をお湯を張ったボールに浸して10分、なんとも良い加減の半熟卵に♡ 生まれてくれて産んでくれて、ありがたい毎日。



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住環境に異変?あり(笑)
我が家の王子様のんちゃんの静かなワンルームが・・






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弟、たっくんの突然の同居で・・。

心中穏やかならぬ様子の、のんちゃんです。なので、ひとつ屋根の下、それぞれ個室にしました。



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ポニーのシェリーちゃんは、主人の大作!の柵!!の中で駆けて跳ねて寝転んで。 愉し気にしていますけれど時折、淋し気な様子で佇んでいます。
母馬から離されて一ケ月、まだ心が飽和状態なのかもしれません。どんな動物も惜しみない愛情で全幅の信頼を寄せてくれる日がくるでしょう。 いくつかのコマンドを覚えてくれて、その日が近いように思えるこの頃です。


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陽が照らず低温多湿の毎日で野菜がいっこうに育ちませんのに、野辺の緑は活き活きと逞しくて美しい。





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17歳のパールは獣医師も驚く元気ぶり。我が家のペット隊長です。





 やがて八月といいますのに気温の上がらない稚内、猛暑の地に暮らす方には申し訳ないような日が続いています。陽が出ず湿度があるせいでしょう、原野は漂う冷気に包まれています。

五月、六月、原野と東京を行ったり来たり、私のぐずつく体調の原因と対処法が知りたくての受診でしたけれど、不調の原因はどうやら体の経年劣化のようで使用期間半世紀以上にもなるとそんな事もあるようです。

深刻ではないけれど万全ではない体調は、何か意味があってのことなのでしょう、何か転機を意味するのかもしれません。
考えてみますと、転機とは平穏な日々の中では発生しないような気もします。

万全らしからぬ体調のまま食に係るのは如何なものか・・この思いからカフェを閉じました。

おいで下さったお客様、繋がった多くのご縁、どんな言葉に置き換えたら良いのでしょう・・振り返っては、ただただ感謝の思いがあふれます。

転機の先にあるこれからがどのように展開するのか、想像もつきませんけれど、2人と4頭と15羽の原野生活をこれからも、心のままに過ごしたいと考えています。

 

嬉しい一歳 新しい家族

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少し前のこと三月中旬、中頓別町まちづくり協議会主催の
『ホースロギング(馬搬)』の研修会に参加させて頂きました。

5才のベルジャンホース、オスカーは美しく逞しい馬。狭く複雑な谷あいの道無き道をロガーの青年と進みます。 巨木を伐倒する木こりさんの熟練の技にも思わず拍手。

経済優先ゆえに消えてしまった馬搬なのでしょうけれど、だからなおの事、価値を再転換して今の時代に復活して欲しいと強く思う時間でした。

冬の名残りの針葉樹の森の中、夢の中に居たような一日。時間の過ぎた今も感動がこみあげます。



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創り出すことを再開したくなったこの頃です。しまい込んでいた主人の織り機を借りて、先ずは柔らかな物を。そして秋には溶接で鉄と遊ぼうかと・・計画中。


 日陰に残っていた雪の小山も随分と嵩が減ってとうとう冬もお終いのようです。
かと言って、春というには納得が行かない様な朝夕の冷え込みに最北の地に暮らしている事を実感させられますけれど、昨日そこには無かったはずのフキノトウが今日は清々しい浅黄色をしてふっくらと佇んでいる光景に春という季節の力強さを感じて何とも嬉しい心もちに。

のんちゃんも初めての冬を乗りきってくれて無事に一才を迎えました。なんせ初めての仔ヤギ育て、私のてんこ盛りな心配事をよそにスクスクと。嬉しい限りです。

そして、主人との考えがまとまって、五月には仔馬を迎えることになりました、ポニーの女の仔を。
名前はシェリーと決めました。
調教ではなく、ナチュラルホースマンシップで心を通わせられたらと考えていて久しぶりに本を真剣に読んでいるところです。 間に合うのかしら((笑))

久しぶりの真剣な学びに脳がクラクラしてしまいますけれども、息抜きに見た雑誌に、
     だってほら排水口に溜まる毛を自分のですと誰が言うんだ   原奈津子
こんな素敵な短歌がありました。

思わず吹き出しましたが、何とも深い歌ですね。川柳や俳句と違って、短歌は美しくあらねばと思い込んでいましたけれどそれは間違いなのかもしれません。
固定観念に捉われずに多角的な視線で日々を見つめると、ささやかでも愉しく輝く日常が送れるものなのでしょうね。まだ手もとにいない仔馬が、多くの事を学ばせてくれています。














あたたかなもの つづき

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中頓別町 道の駅ピンネシリでみつけた手編みのカバー。程よく厚手で
❝優しいルームシューズ❞の様。


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こちらはベビー用。履かせる幼子も孫もいませんけれど、あまりの可愛さに買い求めました。見ているだけで陽だまりに包まれた様な心もちに。

中頓別町の手編みサークル『スピン会』の作品。どれも、手間をかけた物がもつ特有の暖かさに満ちた作品ばかりです。

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ポニーのサクラちゃん。飼い主ご夫妻は中頓別にセカンドハウスを構える素敵なお二人。私たち夫婦を温かく迎えて下さいました。



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アラァー♡ カワイイ♡ サクラちゃん♡
ひたすら三語連発の私です。

愛情をそそがれていると表情が違いますね、躍動感があり溌剌としています。ペットというよりも伴侶でしょうか。



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お鼻のブチがハート♥模様




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サクラちゃんと暮らす 松五郎くん。




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保健所からの保護犬だそうです。
救われた命に出会うと胸がキュッと熱くなってしまいます。

賢そうですね、きりっとしています。
瞳と鼻がサクラちやんとそっくりです。


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帰ると啼(泣)いていました、さびしがり屋の我が家の王子様。おみやげの帽子にご満悦。

本当はワンコ用、けど、耳用穴が角にピッタリ! これもピンネシリで。


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 ふと手にした雑誌に、

『 青き踏む左右の手左右の子にあたへ』  加藤楸邨の句が紹介されていました。

清野恵里子さんのコラムの掲出句ですけれど、清野さんは『心温まるほのぼのとした光景が浮かびます』と、
話されています。
私も様々に想像し色々な光景が思い浮かびました。お父さんと幼い子供たち、きょうだいは兄と妹なのか兄と弟なのか・・まだ肌寒さの残る春の野の散歩、幼な子の小さな手は片方だけかじかんでいるのかもしれませんね。

春の季語『青き踏む』に瑞々しい生命力を感じます。
雪に覆われた最北の原野ですけれど、褐色の大地の中では微かな勢いで芽吹きの準備が始まっているのかもしれません。 私も季節のリレーを上手くこなせる様に、心と体を整えなくては!
 

あたたかなもの

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作品名 ゆーかメント

岩手県、田野畑村に在るハックの家で
ゆーかさんが歌いながら毎日作っているそうです。 ご縁が繋がり私も買い求めることができました。

家のそこかしこに何気に掛けて。
陽だまりのような暖かさと優しさのハーモニー、簡単なようで誰にも模倣の出来ない、私にとっては愛らしくも瑞々しい芸術作品です。




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夢のようです!
憧れていたノルウェーのヨツール社製コークスストーブ、今は製造されておりませんので諦めていましたけれど、これまたご縁が繋がり深川市にお住まいの方から譲って頂くことができました。

煙突設置工事は春まで待って。
今年の秋からは薪ストーブ&コークスストーブでどんな寒波もへっちゃら!!

薪の必要量が半減するので主人の薪割り作業も半減できることでしょう。ご縁に心から感謝です。


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これもまたコークスストーブ。
鉄好きな私たち夫婦には魅惑の逸品、オークションで出逢いポチッと入札。錆びていましたので主人と丁寧に磨きました。

使用可能ですけれど、アートとして眺めています。

昭和9年製の刻印が。
鋳物の塊が戦中の拠出を免れられたのは何故でしょう。戦前・戦中・戦後・・・そして最北の原野に。見ていると様々に思いが馳せます。

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❝ ナニカ❔ ゴヨウデモ❔ ❞
と、振り向くトカラ山羊のサクラちゃんはカフェから40㎞ほど離れた酪農家さん宅に暮らすお嬢さん。 尻尾をフリフリそぉっと頭突きをしたりして。まったく可愛い♡




 暖かに明けた新年でしたので、もしやこのままかと・・そんなはずはありませんね季節の摂理通り、寒さが本格的になりだしました。大寒を境にマイナス20度前後の日が続き外に出る度に背筋がピキッっと伸びます。多少の寒さでしたら背を丸めての保温姿勢なのでしょうけれど、これ程になりますとカラダが驚くのか極寒に敬意❔なのか、とにかく私の背筋は20代さながらにピンと。桁外れの冷気に腹筋背筋を鍛えられる日々(笑々)

この寒さの中、のんちゃんはとても元気で私たち夫婦の心に温かな安らぎをもたらしてくれています。まさしくオキシトシンな存在。 

オキシトシン、例えば抱っこされた赤ちゃんとお母さんの両方に・介護を受ける方と介助者の両方に・ペットを撫でればペットと飼い主の双方に分泌される安らぎホルモン。以前は女性特有のホルモンとされていましたけれど性別に関係無く分泌されることが解ったそうです。
無垢な者の前では取り繕わず装わず、そうした中でこそ男女を問わずに脳が温かホルモンを流すのかもしれませんね。

厳冬の中にあっても陽は随分と長くなりました。のんちゃんのフワフワな冬毛を撫でながら春はそう遠くもないことを彼に話して聞かせる凍てつくも穏やかな夜、満天の星空から粉雪がふんわりとこぼれ落ちてきました。

そんな柔らかな時間の中、新たな一年も気負わずに過ごしたいと改めて思ったのでした。






















眠れぬ夜に聞く声は

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ときおり訪ねる大好きな町、中頓別でステキな出会いがありました。トカラ山羊のつくしちゃん、角から尻尾までお洒落な配色で何ともモードな山羊さんです。

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つくしちゃんと共に暮らすこちらもトカラ山羊のあづきちゃんは月齢8ヶ月のお嬢さん。畑に残った豆殻に夢中で、大阪出身の飼い主ママがどんなに呼んでも戻りません、ふんわり柔らかな関西弁は道産子に効き目薄の様子で・・笑々。 食べることは生きること、生きぬくことに真剣です。

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別のお宅に暮らす、
❝おかーさん❞という名前のあづきちゃんのお母さん。
佇まいの神々しさに驚きました。

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❝おとーさん❞という名前のあづきちゃんのお父さん。
彼もまた神秘的な面持ちで。

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おとーさん夫妻と共に暮らすポニー達はフレンドリー、連れて帰りたいくらいでした。


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美しい。

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満面の笑み♡♡

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カワイイ癖っ毛♡♡



 
 にこやかな口調で伝えられたその話題に、私は漠然とした不安を感じました。
お買い物のシステムが様変わり、店員不在でレジも無し、店内から必要な物を黙って持ち帰る、精算はポケットに入っているスマホが活躍するそうで・・そんなシステムを開発中だとか。

日々の出会いや経験が人生を豊かにしてくれるものなのでしょうけれど現代は『独・個・孤(こ)』を好む人が増えているそうで豊かさの価値観が随分と変わってきているようです。
人間って、どこに向かっているのかしら、と、シンプル且つ壮大な疑問と不安を昭和中期生まれのオバサンはいだいてしまいます。

そんな想いの寝付けない夜、冴え冴えとした月明りに照らされた森の中に甲高い鳴き声が響いています。鹿です。
それはパートナーを探す鳴き声だと教わりましたけれど、私には森へのオマージュの叫びのように思えます。

発達しすぎる知能は如何なものか、と、自然と共存しつづける野の生き物に問われた気がした夜でした。
 


 

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