日本もOECD加盟国であるから、低開発国の留学生を
   受入れていくことには異存はない。 しかし、
   ただ、「国際貢献」という美名を付けて、
   金をばら撒けば良い、という安易なことではない。
留学生受け入れは、大変に難しい事業だ。
   私が最も不安に思うのは、JICA は、国民の税金を
   海外にばら撒いて、仕事をした気になっているが、
   大変な認識不足であり、それでは大海にばら撒く
   よりももっと日本の国益を損ずる。
優秀な人材が来ても問題が起こることは
   戦前の日本に留学した中国人留学生が、殆どは
   反日思想を持って帰国したこと、でも分かる。
まして、質の悪い留学生を国費で入れることの害毒は、
                 公害を生じる。
現在のJICAのように「留学生の数を揃えるのさえ大変」、
       との話には、非常に危ないモノを感じる。

50年ほど前にインドからの留学生で問題が有ったことを
   キャズ君が書いている。 
     「日本的国際交流・研究者倫理」:[C-90]
この様な事態を生ずるよりは、寧ろ人間の交流の無い方が、
     両国のためには望ましい状態である。

外務省は外国の留学生受け容れ、という尤もらしい費目
   を作っても、 英、米、仏国の国費留学生などとは
   相違して、人選を先方政府に一任している。
   それは全く無見識であり、危険でさえある。
留学生受け入れは大変に難しい仕事なので、
   米国でも英国でも、自国の権威ある機関が、大変な
   労力を払って受入れ学生の選考を行っていた。
   留学生の選考は日本側でやらなければいけない
   先方に任せると何をされるか分からない。 
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20年以上も昔の、私らの現役時代に見てきたような、
   不快きわまる出来事は、その後は改善されている
   のかと思っていたが、今回の事業仕分けの様子を
   見ていると事態はさらに悪くなっているのでないかと、
   心配である。
敢えて、古い話だが、K君の実際に経験したことを紹介する。
当時のアジア諸国では、その国で最も出来の良い学生は
   米国に留学し、専門分野によっては、英、独、仏
   などに行くのが常識であった。
   日本にくるのは、その国では2流または3流の
   レベルであった。
このK君の関った事件の時に、マレーシャ政府は
   政府要人の身内の学生などを派遣してきたようだ。
   その若者たちの程度の悪さは日本でも良く知られて
   いたから、普通の国立大学では、JICAの学生を
   全て受け容れを拒否。
JICAは、自身で大学に接触する手段がないので、
   留学生受入れ大学の手当を文部省に押し付ける。
   困った文部省は良く言うことを聞く国立大学である
       D大学に全員を押付けて受容れさせた。
{続く}


 ★ ★ ★ 目次: ★ ★ ★ 
▲[L-53]: JICA業務縮減を喜ぶ(1)
▲[L-55]: JICA業務縮減を喜ぶ(2b)
▲L-56]: JICA業務縮減を喜ぶ(2c)