前々から興味があったんだけど、
いまいち手が出せていなかったオーディオブックに
ようやく手を出して聴き終えたので、
オーディオブック自体の感想みたいなものを書き出しておく。

今回聴いたのは
『フリー〜<無料>からお金を生みだす新戦略』というビジネス書。



FeBe!というオーディオブックのサイトで
ランキング1位になっていたので買ってみた。
主に通勤時間(片道、自転車で30分)に聴いていたので、
そんなに集中して聴いている感じではなかった。

んで、聴き終えた感じたオーディオブックのメリット・デメリットは以下


《メリット》
・時間の有効活用が可能になる。
 身体を動かしている時間に頭を使えるというメリット。
 時間の無い人にピッタリの読書法だと思う。
 本に集中出来るわけではないので、
 小難しい本、没入したい本は無理だと思うけど、
 ざっと内容がつかめればいいというような本ならいけると思う。

・本棚のスペースを埋めずに済む
 これは2つ意味があって、1つは「データなので」という意味。
 2つ目は、一旦再生されちゃえば、
 一定時間後には必ず読み終える(聴き終える)わけで・・・
 途中で飽きて「積まれる」というリスクが少ないような気がする。

《デメリット》
・読み終えた!という満足感・充実感が少ない。
 なんっていうかな・・・・、特に長い本、分厚い本って、
 全部読み終えた後に「俺はこれを読み終えたんだ!」っていう
 満足感みたいなものがあるでしょ?(俺だけ?w)
 あれが、無いの。
 ただ単に、終わっただけ。再生が終わっただけ。そんな感じ。

・所有する満足感の無さ。
 俺自身は読み終えた本は大抵は売るタイプなので、
 もともとそんなに所有したいって欲求がある方じゃないんだけど、
 人によってはこれが気になるかも。

・少し間を空けて再開する時に「ちょっと読み返す」って作業がしづらい
 これはオーディオブックに触れて初めて気づいたことなんだけど、
 普通の読書って、一旦中断した読書を再開する時に、
 中断した周辺の行をさらっと眺めて、「今はここだったな」って
 位置を確認してから読み始めていたようなんだけど、
 それが非常にやりづらい。
 もちろん、ちょっと再生を戻せばいいだけなんだけど、
 これを程よくやるのが実にやりづらくってねぇ。

・オーディオブックの方が本より高い
 紙+輸送費<音声化する労力 という状況。
 もっと普及すれば改善するとは思うけど、現状はこう。


メリットで挙げた「時間の有効活用が可能になる」はデメリットにもなる。
目と脳で読む読書に対し、耳と脳で聴くオーディオブック
読書をやる人は、その時間をそのためだけに使うだろうけど、
オーディオブックって、目と手は自由だし、
ついなんか別のことをやっちゃう。
これはメリットでもあり、デメリットでもあるんだと思う。

というわけで、どちらかと言うとデメリットが多く挙がっちゃったけど、
俺には向いてるいいサービスだった。
今後も使い続けていきたいと思う。


《関連情報》

Febe!

本自体はね、
結構面白かった(ざっくりで申し訳ない)。

感覚で理解していたことを体系化してくれたって感じかなぁ。
新しいことを教えてくれる本というよりは、
新しい切り口をくれた、そんな本。ちょっぴり啓発系。



 ↑こういうぼんやりした感想になっちゃうところも含めて、
 オーディオブックなのかねぇ。