銃弾を撃つモーリスを先に撃ったのはジュリィ。
ジュリィも銃を見つけたと言いますが、怪しいですね。
ネッドはモーリスの銃を投げ捨て、ジュリィにも捨てるように言うのですが、舌打ちしていますし。
一弥は助かり、取りあえずは結果オーライではありますが…
ジュリィの落したバッグを拾ったヴィクトリカは、何かに気付いた様です。
先行するネッドの叫びに一同が駆け付けると、ネッドが倒れていて、一弥が脈を取った所によると、既に事切れており…
ヴィクトリカにこのままでは殺されるから走れ、手近な部屋で武器を探せと言います。
そして、入った部屋にやって来るハルバードを持ったネッド。
一弥がメリケンサックで殴り倒しますが、一弥は結構強かったんですね。
ネッドを部屋に閉じ込め、逃げる3人。
ヴィクトリカによると、ネットがテニスボールを持っており、それで脇を締めると、一時的に脈が止まるそうですが、生死の確認は脈以外にも見る所はありますし、トリックとしてはどうなんでしょうね。
緊迫した状況下とはいえ、実行に移すにはかなり度胸がいる気がします。
10年前の事件で、ネッドが野兎を狩る猟犬だった訳ですし、多くの人間を疑心暗鬼に取りつかせて死なせた事があるし、1度成功したゆえの大胆さなのでしょうかね。
閉じ込めたはずのネッドですが、再び現れます。
無線室にヴィクトリカを閉じ込め、ネッドと向き合う一弥。
ヴィクトリカの叫びが普段見られない本心なのでしょうね。
組み合う一弥とネッドですが、流石に体格差もあって押される一弥ですが、ネッドのハルバードでジュリィが斬りつけ、ネッドが死亡。
救助の船に助けられ、陸で待ち受けるはグレヴィール率いる警察官達。
結局犯人はジュリィでしたか。
お嬢様のはずなのに、狭い場所に住んでいた者の特有の歩き方。
最初それなりの重量があったはずのバックが軽くなっていた事で、拳銃を最初から持っていた事なそヴィクトリカが言い当てます。
10年前、ジュリィは野兎の一人で、全てはロクサーヌによる世界大戦の勝利国を占うための大規模な儀式の駒だった。
そして、生き残った野兎たちは大金を渡されたそうで、ジュリィはその金で偽のクイーンベリーを作って復讐劇を行ったというのが真相でした。
ロクサーヌ殺しのメイドも生き残った野兎の1人で、極限状況の中でジュリィと友情を育んでいた少女・リィでした。
国家規模でこんな事をやるのも、科学技術が隆盛する中、いまだオカルトが残っている時代背景ゆえなのでしょうが、犯人側に同情せざるを得ないですね。
事件は無事に解決したのですが、グレヴィールは今回も自分の手柄にしていました。
そして、ヴィクトリカの腹違いの兄と判明。
侯爵家の嫡男のグレヴィールと違い、妾の子であるヴィクトリカはブロワ家の屋敷の奥に幽閉されており、今も聖マルグリット学園からブロワ家の許可がなければ外出も出来ない、籠の中の鳥だったのですね。
世間知らずな様子や、少々素直ではなく取っつきにくい性格も、そういう環境ゆえのもののようです。
そんなヴィクトリカが、一弥を友達と最後には言いましたし、これから少しずつ軟化していくのでしょうし、今後が楽しみです。
グレヴィールはヴィクトリカを単に利用しているだけなのか、それとも妹として少しは気にかけているのか。
妾の子を疎むのなら心情は理解出来ますが、利用しているだけとかだと最悪ですが、果たして…
原作小説の方も気になる所ではありますが、現在発売されている角川文庫版ではイラストがないので、イラストを収録した角川ビーンズ文庫から2011年4月1日に発売予定の新装版待ちですね。