小鷹と夜空がかつての親友同士だった件もサラっと流されて始まる6巻。
まぁ、いつもの事なので今更突っ込む事でもないでしょうね。
今回は学園祭を前に、隣人部でも何かをやる事に。
当日、小鷹を誘おうとしていた夜空は、星奈に見事に目論みを潰されてますね。
夜空の逆襲もあり、またしても泣かされる星奈ですが、小鷹の『誰かしっかりした人を婿養子にでもしないと、あいつの代で悪い奴に騙されて柏崎家潰れるんじゃないだろうか……。』、という感想については…
確かに星奈の騙されやすさはまずいレベルですが、その婿養子(候補)というのがお前だろう、お前。
何を忘れたように振る舞っているのやら。
既に水面下で取り返しのつかない事になっていそうですね。
きちんと向き合う頃には、既成事実で固められてそうだ…
そんな騙されやすい星奈ですが、小鷹に裸を見られている事は誤魔化されていないのですね。
そんな風に学園祭の隣人部の出し物の話をしていたはずなのに、途中から小鳩の誕生日パーティーへと話はシフト。
星奈、理科、幸村、夜空と次々にプレゼント選びに誘われるのですが、全員を一ヶ所に集めるって…
どう考えても、それを口実にしたデートのお誘いなのに。
おまけに、理科なんか『明日デートしましょう』というメールに対して、返信は『いやです』とか、相変わらずの扱い。
当然のごとく当日は不興を買うのですが、内容を見るとほぼ星奈と2人で行動する事になるので、やはりヒロインの中で星奈リード。
誕生日パーティーは一応成功と言えるのでしょうけど、波紋を投じるのは天馬(ペガサス)と釣り仲間だったケイトの小鷹には星奈がいる発言。
7巻ではようやくその意味を知る時が来るようですけど、ケイトの発言からして、柏崎家と羽瀬川家以外でも、天馬と交友がある所では既に既定事実となっていそうですね。
いよいよ星奈との婚約問題に触れられる時が来るのでしょうか?
今回、結局まともに取り扱われる事のなかった学園祭と併せて気になる所です。
6巻にはドラマCDの番外編『禁じられた遊び』も小説形式で収録されているのですが、これは通常版を買った人はともかく、特装版を買った人にはありがたみが薄いです。
多少の差異はあっても、内容は同じですしね。
その分本編も削られていますし、マイナス要素です。
確かに、特装版を買った人間とそうでない人間で情報量に差が出てしまうのは問題もあるでしょうし、特装版が品薄になって以降の新規ファンへの救済にはなるのでしょうけど…

ドラマCDの番外編『禁じられた遊び』は、理科が持ってきた新作ダンジョンRPGゲーム・東のヘブンの声優の話。
ヒロイン達が熱演し、順調に収録が進んでいくのですが、理科の持ってくる話がまともな物であるはずもなく、最後にHシーンの収録となり、エロゲーであった事が発覚。
結局、強硬に反対した夜空も上手く丸めこまれて演じる事になりますが、肝心のシーンで小鷹は追い出され…
ですが、そんな苦労もむなしく発売中止に。
声優が女子高生(女子中学生もいるけど)なのにHシーンを演じさせた事が問題となり、Hシーンを削除して一般向けにしてみたものの、売り上げが見込めないという事のようです。
サンプルを理科が持って来て、隣人部のメンバーの苦労を無駄にしない為に小鷹がプレイするのですが、見事にハマって、まるで星奈ですね。
最後はお約束ですが、Hシーンが削除されずに残っていた物があり、しかも難易度の最も高いはずのハーレムエンド。
ヒロイン達のエロボイスが…
人気声優にこれを演じさせるのは凄いですね。
声優といえば、これが「僕は友達が少ない」では最初のお披露目なのですが、イメージ通りのキャラもいれば、そうでないキャラも。
夜空役の井上麻里奈さんは、夜空のボーイッシュという面に着目するなら凛々しくてカッコいいのですが、そのせいで夜空の陰湿さが感じられないのですよね。
あとは、小鳩役の花澤香菜さんも素の小鳩は良いのですが、邪気眼厨二病キャラのレイシスは…
如何にも演技ですという棒読み演技な感じで、個人的にはむしろレイシスの方に力が入っているイメージを持っていたので、こういうキャラだった事に意外性を感じました。
同じ声優が演じる厨二病キャラでも「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の黒猫との差別化は出来ていますし、時折漏れる素の小鳩の可愛さに重点を置くなら、アリかもしれませんけどね。
しかしながら、今回の小鷹の残念さときたら…
星奈との買い物の時の様子も併せて考えると、星奈と同系統の素養を備えている事が発覚しましたね。

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平坂読
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