ルリは少し怖かったけど、アルマが助けに来てくれると信じていたと、健気ですが、アルマは「まぁ… とりあえず」とか言って…
照れもあるのでしょうけど、その言い方は最悪です。
とりあえずで戦ってほしくないルリは契約書を持って来ますが、アルマは気分を害して何だかんだ言ってますけど、本当にルリがそんなつもりか一目瞭然なのに…
どう見てもラブラブ光線出まくりです。
ですが、ルリも押しが強いようで恋愛には結構奥手。
ボンドでくっ付けただけでは駄目だった鬼瓦は、修理の材料として真心のこもったイシを求め、アルマとルリのデートのお膳立て。
契約書を「とりあえず預かる」、ルリがお土産やに惹かれた隙にはぐれて「とりあえず、無事で良かった」、食事時に「とりあえず、メシ食う?」、何か言いたげなルリに「とりあえず、言いたい事あるなら言って。言ってくれないと分からないよ」と、とりあえずって言葉は口癖のようなのかもしれませんけど、いい加減な気持ちでと言う風にしか聞こえないのですよね。
とりあえずという言葉自体は、他の事をさしおいて、第一に、すぐにといった意味があるのですが、昨今ではそういう使われ方をしていないですし、アルマ自身は意識していなくとも、感じ悪いのですよね。
ルリの言葉でようやくその事に気付くアルマ。
「とりあえずって、そういう意味で言ってないから。助けたいって、戦おうってちゃんと思っているから」と言葉にしますけど、分かるか…
そこからは何だかんだで良い雰囲気。
アルマの過去のエピソードが語られた事で、アルマが持っていた母親の形見のイシは、どうやらアルマの力を制御する物だったようで、何気に重要なアイテムですね。
最後にはアルマからも、「とりあえずじゃなくて、君のイシを受け取る。俺一人じゃ何も出来ないけど、君と一緒なら」、なんて言葉も出ますし…
ですが、こんな平穏も終わりをつげそうですね。
ハーバード大学時代の人脈で研美を探る鏡ですが、消されるから手を引けとまで言われ、決定的な情報は得られなかったようですが、そんな話を盗み聞きするのは研美の側近。
アルマとルリのデートにもSPが映っていましたけど、偶然ではないですよね。
研美は知られたら知られた時で…、という態度で余裕がありますし、まともに戦えるのはアルマだけなので、どれ程の戦力が研美研究所にはあるのかは不明ですけど、不利は明らか。