いつの間にやら結婚話が持ち上がる位に進展していた縁と崇子。
ですが崇子の縁の呼び名のエニシングって…
喜翆荘の経営状態もあって、結婚式も挙げなくともと言う2人ですが、スイは反対します。
結婚式は自己満足の為ではなく、喜翆荘の番頭として体面があるとか。
結婚自体には反対はしないですけど、賛成という感じでもないですね。
まぁ、これまで散々喜翆荘を引っかき回していますしね。
そういう訳で、緒花の提案で喜翆荘でやったらどうかと言う事に。
通常業務の足を引っ張る訳にはと崇子は言いますけど、お前が言うか、お前が…
ですが、蓮二は通常業務は自分が受け持ち、徹に結婚式の段取りを任せると言い、祝いの席の料理を任されるとなって張り切る徹。
仲居の仕事も巴が多く受け持つと言ってくれ、喜翆荘で結婚式の準備を進めていく事に。
ですが、食材の買い出しで緒花の事を語る徹の姿を見て、民子は気付いてしまいましたね。
明確な説明はないですけど、どう見ても徹は緒花に恋愛感情を持っていますし、縁と崇子の結婚に、徹も結婚を考え出す年と言う事で、子供好きで賑やかなのが好きだとか、子供は5人は欲しいなんて話もでますけど、自分に向けられていないのはキツイですね。
民子はショックを受け、それから緒花にあたって、「死ね」と言う言葉も復活。
今回の事は緒花は悪くないですし、嫉妬する気持ちは分かるけど、そういう態度はどうかと…
民子の言葉に、緒花も徹が自分の事を好きな可能性を知る事になり、自覚はないけど孝一の前例もあって、民子の事と併せて悩む事に。
菜子のアイディアで不要になったカーテンでウェディングドレスを作る事になるのですが、緒花、菜子、そして結名とは別行動をとって参加せず。
民子は友情より恋愛を取るタイプだとは思っていましたけど、学校でも緒花を無視し、非常に態度悪いですね。
民子に告白して玉砕した男が好きなクラスメイトにはきつく当たっていたように、人事だとああいう態度なのに、自分がその立場に立ったらこうか。
「死ね」と言う言葉にも「お前が死ね」と返したくなります。
緒花に非はない上、仮に緒花が徹の気持ちを受けずとも徹の気持ちが民子に向くとも限りませんし、どういう風に落とし所を付けるのでしょうか。
そんな風に準備で色々ある中、当事者の崇子の様子がおかしいですね。
どうやらスイに認められていない事に悩み、結婚の話も白紙に戻そうとしますが、スイは亡き夫から貰った結婚指輪を見せ、昔話。
昔、スイは仲居、夫は料理人として知り合い、後継ぎのいない旅館を継ぐ話を受けて引き継いだようですね。
喜翆荘と言う名前はスイが喜ぶ旅館という意味で夫が付けたのだとか。
夫婦はどちらかが亡くなっても傍に寄り添い続けるものだと語り、縁を頼みますと頭を下げます。
その言葉に認められたと涙する崇子ですけど、喜翆荘を任せるつもりはないとサラっと言いました。
まぁ、息子の結婚話を認める事と、家業を継がせる事は別ですよね。
縁と崇子はどう見ても才覚がなく、まず喜翆荘を潰すでしょうからね。
スイは娘の皐月に継がせたかったようですし、それがないとなると緒花でしょうね。
何だかんだ言いつつ、スイがいない時に喜翆荘を引っ張っていたのも縁ではなく緒花ですし、徹の言うように緒花が来て喜翆荘も良い方向に変わっていますしね。
あるいは自分の代で廃業するつもりとか。
第三の可能性として、言葉通りの重い意味ではなく、スイが喜ぶ旅館・喜翆荘ではない新たな旅館としてという意味なのかもしれませんが、正直な事を言ってしまうと、縁と崇子は旅館を任せられるような人間ではないのですよね…