物語の舞台は、近未来の東京。
有史以来、世界の各地にて度々観測され、人を襲い人に接触することで、炭素の塊へと変えて分解してしまう認定特異災害ノイズに脅かされる世界。
通常物理法則にのっとった兵器は微々たる効果しか発揮せず、唯一対抗出来るのは、日本政府が周辺諸外国にも公に出来ずに抱えているシンフォギアシステムと呼ばれる、歌を歌って召還したものを、自らの身体に纏って戦うという既存の技術体系とは一線を画す、異端技術の結晶のみ。
物語は雨の中、小日向 未来は親友で幼馴染の立花 響の墓の前で涙する所からスタート。
小日向 未来

時系列は2年前に遡り、風鳴 翼と天羽 奏のツインボーカルユニットであるツヴァイウィングのライブに来た響ですが、誘った未来は急用で来れなくなってしまいます。
未来に誘われただけの響はツヴァイウィングの事をよく知らなかったようですが、ライブを見て魅了されます。
ライブシーンがいい感じですね。
ですが、突如としてノイズの襲来。
人々が次々と亡くなる中、響が見たものは、シンフォギアシステムを纏って戦うツヴァイウィング。
トップのボーカルユニットであるツヴァイウィングこそが、シンフォギアシステムの担い手でした。
響もノイズに襲われ、命の危機となりますが、響を救ったのは奏。
逃げ遅れた響は奏に言われ、怪我を引きずってなんとか脱出しようとしますが、ノイズの攻撃を受ける奏の流れ弾に辺り、大量の血を噴き出し、倒れる響。
立花 響1

そんな響に駆け寄り、「おい、死ぬな!」、「眼を開けてくれ、生きるのを諦めるな!」と奏。
まだ響が命ある事を確認した奏は、自らの命と引き換えにした、命を燃やす最期の歌を歌い、ノイズを滅します。
天羽 奏

そして、手術の結果、一命を取り留めた響。
舞台は現代に戻り、響は未来と共に憧憬の対象である翼の所属する私立リディアン音楽院の高等科に進学。
翼に会いたいけど、トップアーティストの翼には中々会う事すら叶わないようですね。
あの日、何が起こったか分かる気がしたからという事のようですね。
実際に会えても、何も言えず仕舞いでしたが…
翼のCDの発売日という事で街に向かった響。
しかし、街中は無人で炭素化した人々の痕跡。
見かけた小さな少女の手を引き、逃げ回る事に。
生きるのを諦めるなという奏の言葉を思い出し、歯を食いしばって逃げ続けます。
ですが、結局追い詰められてしまいます。
それでも出来る事がある、生きる事を諦めるなと言う響の行動は、歌う事。
響に異変が起こり、光り輝き細胞レベルで変異する身体。
光が収まった後の響のその姿は、ツヴァイウィングのようなシンフォギアシステムを纏った姿でした。
立花 響2

見た所、この段階では覚醒したというより力が暴走したようにも見えますが、致命的な危機は脱したのかな…
響の力は、元々素養があったのか、あるいは2年前の奏の力の影響によるものなのか…
なんにせよ力を得た響は、人々のために戦い続け、最後には奏のように亡くなるという事なのですね。
音楽集団・Elements Gardenの代表で、音楽プロデューサーである上松範康さんが原作という事で、流石に歌が良いですね。
掴みは上々ですが、次回以降の展開次第ですね。