アバンでは物語の根幹に関わるであろう、26年前の話が噂話として語られるシーン。
3年3組の夜見山 岬という生徒は、頭も顔も性格も良かったため、学校で人気者でしたが、事故死。
その死を悼んだ同級生の発案で、岬が生きている振りをし続けたという不気味な話。
卒業式の時も校長の計らいで、岬の席が用意されたとか。
ここまでなら良い話で括れるのですが、そうはならなかったようで…
物語は、1998年の春、大学教授の父親がインドで1年程研究をするという事で、祖父母の家に厄介になる事になり、東京の私立中学から、夜見山北中学校に主人公の榊原 恒一が転入する事で幕を開けます。
転入後1ヶ月は自然気胸で入院となり、実際に通学するのはゴールデンウィーク明けからとなります。
病院には恒一が転入する事になる3年3組のクラス委員長である風見 智彦と桜木 ゆかり、そして対策係なる謎の役職の赤沢 泉美が見舞いに訪れますが、何かを隠しているような、恒一がこの街に住んでいた事があるかをやたらと気にしたり、探る様な様子。
赤沢 泉美、風見 智彦

叔母の怜子もクラスの決め事は絶対に守る事など、心得と称して色々と教えてきますし、ホラーめいた雰囲気が漂いますね。
担任の冴えない雰囲気の久保寺、副担任の美人教師・三神に連れられて入ったクラスでは、表面上は友好的ですが、やはり何かを隠しているような雰囲気。
三神 怜子、榊原 恒一、久保寺

病院で見かけた左目に眼帯をしていて、機械室、ボイラー室、霊安室しかない地下2階に向かった見崎 鳴は、まるでいないかのように扱われ、机はボロボロですし、不気味ですね。
見崎 鳴

体育も1組と2組、4組と5組は合同なのに、ハブられたように3組だけは別ですし…
体育の時間、1人屋上にいた鳴を見かけ、声をかけると、恒一の名前が死を連想させるとか、3年3組は死に近い所にあるとか、物騒な事を言われる事に。
名前が死を連想させるは、時系列的に酒鬼薔薇聖斗の事件のすぐ後だから、ひょっとしたらそれで榊原という名字がそれを連想させるというだけかもしれませんが、3年3組は死に近い所にあると言うのは…
最後に、私には近寄らない方がいい、話すのも止めた方がいいと。
理由を問うと、そのうち分かると言われ…
これは怖い。
キャラクターはいとうのいぢさんデザインで、「灼眼のシャナ」や「涼宮ハルヒの憂鬱」よりも再現度の高い、どちらかと言えば可愛らしい感じで、クラスは美少女揃いなのですが、影があって不気味ですし、雰囲気が出ていますね。
3年3組座席表

学校だけに限らず、病院でも4階がなかったり気になる事が多すぎます。
ホラーとしては秀逸なのではないでしょうか。
第1話時点での評価では、今期のアニメの中でも抜きん出ている印象ですが、ミステリーとしてはどう展開するのか…
推理作家・綾辻行人さんの長編推理小説ですし、2010年版の「このミステリーがすごい!」国内編で、第3位にランクイン。
1票差で受賞には至らなかったものの、第10回本格ミステリ大賞の最終候補作にもなった作品ですし、期待出来そうですね。
文庫版も出ていますし、読んでみたいのですが、ネタバレにもなりますし、放映後の方がアニメは楽しめそうですし、どうしたものか…