桂馬は歩美の元へ。
透明なちひろが傍で見守る中、最後の仕上げへ。
ハクアとリューネは今だ交戦中。
意外と善戦していて実力伯仲といった感じで、当面の時間稼ぎは出来そうですね。
その頃、一本岩の中ではヴィンテージメンバーによる女神への呼びかけ。
「……聞こえるか?」、「女神たちに告ぐ……もしこのなかに女神がいるなら今すぐ出て来い。」、「出て来なければ1人1人に「尋問」する。人間の娘を助けたければ出て来い。」と…
少なくとも、リューネとその部下が交戦して捕えた栞、月夜、結については明らかなはずですが、そうでなさそうな事や、本拠地のすぐ側で歩美が出歩いているのに襲われない理由を考えるに、リューネの一派が手柄を独占しようとしていて、別の幹部の一派が残っている人員で、詳細を知らないという事なのでしょうか?
そうなら付け入る隙となりそうですね。
歩美にネタばらししたちひろの話には続きがあったよう。
「でも、訳があるんだよ……!!」、「何かよく知らんけど、とにかくあいつ、めちゃくちゃ必死なんだ。」、「イミわかんなかったら、自分で聞けばいいよ。」、「桂木をどうするか……歩美が決めることだよ。」と。
歩美は桂馬の真意を図るために動いており、まさか本当に結婚する気なのか、本当の事を話してと考えているよう。
桂馬も本当の事を話した方が得策なのかも、絶対に歩美は助けてくれると考え、「もう、降参する!!」、「もう引き出しは尽きた。」、「歩美には、何もかも話す!!」と。
しかし、「ただし、条件がある。」とか言い出し、歩美もジト目に。
今答えるのは1つだけで、残りは後で答えると。
それを飲まないならもう終わりで、二度と歩美には近づかないと言い出します。
ちひろは意地でも言わないつもりなのかと思い、呆れた様子。
歩美は悔しそうですが、退く事は出来ない葛藤を隠しきれない様子で…
その頃、天理はディアナに話を切り出し、「あの…あのね……」、「桂馬くんは……」と何かを話し、ディアナは「て、天理……!!どうしてもっと早く言わないのです!!」と酷く驚いたようで、何を言ったのやら。
歩美が聞く質問はやはり決まっていました。
「質問。」、「私のこと、好き?」。
桂馬の答えは「好きじゃない。」と…
自分のことを好きではないと理解して、それでも桂馬が好きという女神の宿主は天理しかおらず、これを乗り越えれば、一歩リードした位置に来る事は出来ると思いますが、好きな相手に好きじゃないと言われるのは、キツイですね。
当然、今までの事はウソだったのかとか、好きでもないのにつきまとったりプロポーズした理由を聞きますが、2つ目の質問だから答えられないと…
「うるさいっこんなやり方ズルいよ!!」と桂馬を殴り飛ばす歩美と「い、言わないとは言ってない…後で言う!!」と桂馬。
「今、話してよ!!」、「こんなことまでするの、よっぽど理由があるんでしょ!!」、「だから…もしかして…」、「もし、桂木が必要なら…私、力になってあげてもいいよ!!」と、キス出来そうな数センチの距離まで迫り、言います。
女神と関係あると勘付いたようにも見える態度ですが…
最初は桂馬も赤面して戸惑う様子でしたが、冷静さを取り戻して「断る。」、「協力なんていらない。特に今は…!!」と流れを断ち切ります。
これには歩美も「何考えてんの?自分勝手ばっかり言って…人の気持ちは無視?」、「そんな人、好きになれる訳ないでしょ。あんたってサイテー!!」と怒りますが、「ぼくは…」、「好かれるために、やってる訳じゃない!!」と、ここまで徹底するのも凄いですね。
「ボクはただ…エンディングを目指してるだけだ。」、「見返りや、助けなんていらない!!」、「この責任は……他の誰にも渡さない。」、「これが、ゲーマーの愛だ…!!」、「歩美、愛してる!!」、「歩美……手を取ってくれ!!」、「ボクが連れて行くよ、エンディングへ!!」と告白。
全てを背負う覚悟は立派ですが、好きじゃないと言ってすぐ、愛してると言っても…
まぁ、歩美は桂馬の事が好きなのですし、何だかんだで最後は桂馬の手を取るのでしょうけど、女神の宿主の誰か1人位報われないと、流石に可哀相ですよね…