奈々と瞳の誰にも言えない関係ですが、瞳は友人である千絵の誘導尋問で、奈々との関係を話す事に。
結果としては千絵には偏見はなく、奈々への嫉妬もあっての行動だったようですが、友人としては自分が1番だと確認出来て満足なよう。
相談相手も出来、誰かに認めてもらえる事の嬉しさを噛みしめます。
奈々もこれを聞いて橘さんとの事があるなるみに話そうかと考えますが、実際の所自分達と同じような関係なのかという事までは分からず、嫌な顔をされたらとか、周りにまで知られたらと考えてしまい、まだ打ち明ける勇気は持てず、友達や周りの事を考えるのは先送り。
その後は瞳の父親が海外転勤となり、家出という名目の新婚旅行というイベント。
温泉という事で、当然裸。
性的な関係は既にあるものの、家ではいつ親が来るかも分からず布団の中でと、裸をキチンと見るのは初めてとか。
大きなイベントを挟む事で、奈々と瞳、それぞれの考え方の違いなども浮き彫りになりますが、同性同士で付き合うからこその不安、悩み、葛藤、後悔などがあり、それでも抱く互いへの愛情を確認させ、前進したのは良かったと思います。
瞳の1人暮らしも許され、形としては新居を手に入れた事に。
入籍は出来ないけど、いつか結婚式をあげようと約束して物語は終わりますが、もう少し先が見てみたかったかな。
短編も2話収録されており、これはこれで良いのですが、舞台は同じ様ではありますが、本編の主要キャラとの接点もなく、そちらに思い入れを抱いてしまった分、少々残念。
書店で何気なく惹かれて手に取ってみましたが、百合好きなら惹かれるものがある作品に仕上がっていたと思いますし、お薦め出来る作品です。

くちびるためいきさくらいろ(2) (アクションコミックス)くちびるためいきさくらいろ(2) (アクションコミックス)
森永 みるく

双葉社 2012-04-12
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools