アバンは570年後の関東。
皇帝への謀反が起こり、何人もの犠牲と引き換えにそれは成されたよう。
時は1000年後の茨城、早季達1班は夏季キャンプで利根川をカヌーで遡ります。
渡辺 早季1

朝比奈 覚

秋月 真理亜、青沼 瞬、伊東 守

火を起し、食事をしてまずは初日の晩を迎えます。
覚がみんなに語るのは、いつものようにホラ話らしき話。
渡辺 早季、秋月 真理亜1

怒らせると体が膨れていき、最後には破裂するという風船犬なる生物の話を聞きますが、騙そうとするにはもっともらしさがないと、覚自身で語りますが…
その目撃者は悪魔のミノシロと言われ、ミノシロという生き物そっくりのミノシロモドキに遭遇したとか。
一見ミノシロそっくりだけど、よく見ると結構違い、何で悪魔かというと、出会った人は遠からず死ぬとか。
やはりホラ話としか思えない胡散臭い話ですが、瞬は夏季キャンプの課題はそれにしないかと提案。
渡辺 早季、秋月 真理亜、青沼 瞬、伊東 守

風船犬やミノシロモドキなど、せっかくだから本当にいるのか確かめてみたい気がすると。
その後はナイトカヌーをやる事になり、くじ引き。
早季は想いを寄せる瞬とペア、真理亜は守とペアで、あぶれた覚は火の番。
神栖66町の外も文明は現代より衰退しているのか、夜空は満天の星。
カヌーの上で瞬は早季の手を取り、いい雰囲気。
渡辺 早季2

早季の片想いと思っていましたが、瞬の方も満更ではないのでしょうかね。
古代の文献を調べてもミノシロについてはほとんど言及されておらず、1000年以上前に刊行された書籍では、多くの閲覧禁止の措置が取られているとはいえ、ミノシロという文字は全く発見出来ないよう。
ミノシロ

つまり、ミノシロが現れたのはせいぜいここ数百年の内という事になるようですが、進化の常識に照らしてそんなに短期間で新しい種が生まれるとは考えられないよう。
これはミノシロに限った話ではなく、1000年前の文明期と現在では大きな断絶があり、ミノシロを含む数百種は天から突然降って湧いたように登場。
人間の無意識が切っ掛けで、急激に進化を加速されたという新たに提唱された仮説が主流となりつつあるよう。
それがこの世界に珍妙な生物が多々存在する理由のようですが、これも呪力の影響なのでしょうね。
翌朝、まずは朝食の準備。
渡辺 早季、秋月 真理亜2

朝比奈 覚、青沼 瞬、伊東 守

再び利根川を遡っていきますが、覚は提出した計画表と、教師の奥まで行ってはならないという言葉を破り、奥まで行くつもりのよう。
秋月 真理亜、青沼 瞬

いかにも優等生という感じの瞬も、バレるとまずいと言いつつ、ここまで来るチャンスはもうないと思うし、行ってみたい気がすると。
青沼 瞬

早季が瞬の言葉に口を挟むはずもなく、決定。
渡辺 早季3

奥まで進み、見晴らしのいい所でお弁当という事に。
渡辺 早季、秋月 真理亜3

渡辺 早季、秋月 真理亜4

伊東 守

山を分け入って進むと、苔生した神社。
1000年前の文明期の物で、現在では放置され、朽ちるに任せるだけのよう。
そして見つけるは、ミノシロモドキ。
ミノシロモドキ

捕まえようと考える早季ですが、何故か早季以外は動く事が出来ず、そのまま見逃してしまいます。
渡辺 早季、秋月 真理亜、朝比奈 覚、青沼 瞬、伊東 守

瞬によると、ミノシロモドキの放った光は催眠術のよう。
早季が影響を受けなかったのは、サングラスのおかげのようですね。
肉食性の蟹であるトラバサミを捕え、ミノシロモドキの捜索と捕縛に使います。
ミノシロモドキをトラバサミに捉えさせる事には成功しますが、またしても早季以外は動けず。
早季が呪力で捉えようとすると、公共の財産である図書館の備品だから破壊行為をやめろと音声。
それはミノシロモドキから発せられているよう。
早季もそれに引かず、光るのを止めたらこっちも止めると。
そして、光る事を止めます。
早季に凄いと守が言うと、真理亜があんたは早季を褒めなくていいと。
秋月 真理亜

真理亜の片想いか、あるいはこの2人、実は付き合っているとかでしょうか…
ミノシロモドキは国立国会図書館筑波館。
自律進化型・自走式アーカイブという事のよう。
紙媒体のインターフェースは既にほとんどが酸化して朽ち果てたか、戦乱、および破壊行為によって焼尽されたために現在確認されていないようですが、全てのデータがデジタルとして収められているよう。
それを聞いた早季は聞きたい事があるようですが、この世界においては知ってはならない事を知る事になりそうですね。
渡辺 早季、秋月 真理亜、朝比奈 覚、青沼 瞬

ミノシロモドキを見たら死ぬというのも、見た結果余計な事を知り、それで消されるという事という可能性も十分にありえそうですが…