朝日とは中々一線を越えられないものの、徐々に距離を詰めていく光海。
そのかいもあって1巻と比較してエロ要素多めです。
朝日も段々と光海を意識していくのですが、付き合ってもいいが条件があると、プラトニックな関係を望み、光海はそれも含めて付き合うという事だと拒否。
香子曰く、朝日は恋愛が怖いから自分の気持ちを認めようとせず、他の女の存在があって初めて認めると、2人目という事に。
1人で光海の事を思い出して気がつけばオナニーとか、その推論は的外れではないよう…
そして出会う2人目の美女は、ネイルサロン経営の24歳の桐山 葵。
高めで華やかなタイプで、流れからいえば肉食系で、あっさり一線を越えられる相手かと思いきや、今度も一筋縄ではいかなそうな相手。
葵は葵の上タイプで、ファザコン。
その時代の実質的権力者の娘であった葵の上と同じように葵の父親は権力者で、世界的に有名な会社の社長。
父親以外の男を認められないから、男に素直になれないよう。
そして、光源氏同様に母を知らない光海は潜在的にマザコンで、年上ばかりに惹かれるよう。
それが武器になり、葵に思いっきり甘えて来いとなり、このまま押し切れそうな状態まで行きますが…
現代の光源氏として14股という話ですし、少なくともその全員が魅力的でないと物語的には駄目だと思いますが、2人目は上々。
展開としては朝日の事を一旦脇に置き、葵へと焦点がシフトしている訳ですが、今後もこういう感じで3人目以降となるなら、気になるのは既出のヒロインの扱い。
新規ヒロインの紹介は当然しなければなりませんが、相応に尺を取るゆえに他を放置というのはどうかと思いますし、序盤に出るヒロインをどれだけ色褪せさせずにそこまで行くのか。
何股もかけるゆえに、ある程度出揃ってからが本番だと思いますが、駆け足でそこまで進む訳にもいかず、そのバランスをどうするのか…

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稲葉 みのり

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