オルフェウスサイドの単行本で、こちらはオルフェウスの所属するテロリスト派遣組織・ピースマークからの依頼を受け、テロ活動に従事していくという、オルドリン再度とは逆に神聖ブリタニア帝国に抗っていく形。
オルドリンサイドでは詳しく分からなかった、ジヴォン家絡みの話も詳しく分かります。
ジヴォン家が代々女系貴族であった為に、現当主であるオイアグロ・ジヴォンは全てを手に入れるべく、オルフェウスとオルドリンの実母でもある自らの姉・オリヴィアを謀殺。
しかし、内心ではそれに後悔して苦悩しており、更にジヴォン家は、表向きはブリタニアの下級の貴族家系である裏で、一切の汚れ役を引き受ける秘密結社・プルートーンの長を務める一族であった為に、ギアス嚮団の命令で、逃げ出したオルフェウスとその恋人であるエウリアを抹殺しようとしてしまった事から、自らのしてきた事に憎悪を抱くようになっているよう。
オルフェウスの生存とピースマークの所属を知り、自らの破滅に繋がる事を知った上で、仮面の男・ウィザードとして、ピースマークの大口スポンサーとなっていると、オルドリンとオルフェウスもそうですが、破滅しか見えないですね。
最新技術が盛り込まれた機体・アグラヴェイン共々まだまだ謎が多い男ですが、オイアグロが望む事は…
オルフェウス、及びその搭乗機の白炎の因縁の相手となると、オルドリンとランスロット・グレイルになるかと思いきや、1巻では以外にもその役割を担うのは、カリーヌの騎士という槍の名手であるダスコ・ラ・クレルモン。
日本製の方がブリタニア製よりも運動性や機動性に優れていると看破し、以降は鹵獲した日本製KMFで戦うようになったという変わり者で、紅蓮壱式で白炎と、ゲッカ・カスタムでグラスゴーと戦う事になり、再戦もありそうですね。
制作されたモデルの写真と共にKMFの詳しい解説などもあり、オルドリンサイドと併せて読んでほしい出来だと思います。
惜しむべくは、この手の2つの視点から同じ物語を描く作品で期待する、同一の事象を別視点で見せる描写が現状ではほぼ皆無な事位です。

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森田 繁

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