今回からは「恋物語」に突入。
1月1日の元旦、貝木の元へひたぎから電話がかかって来て、騙してほしい人間がいるとの依頼。
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断ろうと沖縄にいると嘘をつく貝木ですが、ひたぎは沖縄まで行くと言い出し、そっちの空港に着いたら電話する、繋がらなかったらぶっ殺すと言われ、自分のついた下らない嘘のせいで沖縄へ行く羽目に。
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詐欺の被害に遭ったひたぎが、同じ様に人を騙そうとするものなのか興味深いという思いと、他でもない加害者である自分に詐欺の片棒を担げという依頼をする違和感からくる嫌な予感を抱きながら。
沖縄の空港の喫茶店で再会する事になるひたぎと貝木。
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ひたぎの騙してほしい相手とは、撫子。
クチナワなる蛇神の御神体であるお札を取り込み、嫉妬に狂う蛇神の怪異となった撫子に、このままでは卒業式の日に暦と自分は殺されると、どうにか言い包めてほしいという依頼で、つまりは「囮物語」の後の話。
天下一の詐欺師を謳う貝木は騙せない相手などいないと自負はしていますが、出来るというだけでやるかどうかは別問題。
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そもそも、貝木が人を騙すのは金の為で、一文の得にもならないのにどうして撫子を騙さなければならないと問いますが、金は払う、取り合えず即金で10万円は用意出来ると。
それは、メメに助けてもらった際に支払った額で、今回も勿論頼ろうとはしたようですが、翼などは海外まで捜しに行ったのに見つからずで、藁にもすがる思いで貝木への依頼へと至ったよう。
ひたぎは払える限界の額で暦と自分のどちらかしか助けられないと言われたら、迷わず暦を助けてもらうつもりで、卒業までの74日間あれば纏まった額を用意出来なくはない、何なら私の身体を売っても構わないとまで言い出しますが、ヒロインとしてその発言はどうなんだ…
貝木も思わずコーヒーをひたぎに掛け…
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トイレに籠り、自問自答する貝木。
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暦とひたぎの為に無償で働く気持ちはなく、かつてのライバル達が無様に殺されるのを見ていられないという気持ちもなく、下手をすればスッとしてしまうと。
間接的に被害者にし、怪異の世界に引っ張り込んだ撫子の為に無償で何かをするつもりもなく。
かつて騙したひたぎや戦場ヶ原家への償いをしようというつもりもなく、例え詐欺の結果、一家の娘が身売りする羽目になった所で、俺の生き方は1ミリも動かないと。
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暦の妹である火憐をイジメた事、余弦から金をせしめる為に情報を売った事もあり、そのささやかなお返しとして、おつりとして助けてやるというのも、例えおつりがあったとしても割に合わない、ここまでの交通費でそんなものは消えていると。
友人の為に海外まで行く、翼の度を越した健気さに心を打たれるというのも、あるいはとんでもない金持ちかもしれないと、礼はその両親からせしめるというのもなしで、幾ら考えてもこの仕事を受ける理由が見つからない、何の得にもならない所か、受ける事が損にしかならないという結論。
しかし、先輩である伊豆湖の身内である駿河との関係に思い至り、駿河の為に憎き暦とひたぎを助け、撫子を騙す事は出来ると。
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