名古屋城は維新同盟によって陥落寸前。
現状でどうあがいても英国軍が本気になれば落ちると、リチャード戦後の消耗もあり、助けに行くだけ無駄と、私情を封じて発言する立夏。
しかし、征継は対極を動かす程の影響力は持てずとも、見返りはあると進軍を決めます。
東海道総督の秋ヶ瀬 象三、騎士候10名を連れての撤退戦へ。
P7260982

余力を残したまま富士鎮守府を落とし、エドワードが本拠地としている、難攻不落の要塞・箱根の関を視野に入れる征継。
州都が落とされた責任を取って象三は退き、後継となるのは立夏。
志緒理も斎宮という立場を得て、東海道将家との関わりを深めます。
霊液の供給に関しては、立夏もようやく知る事になり、自分への要請が来ると考える訳ですが、新たに増員した騎士候10名(全員男)とと、想定外の事を口にされ…
まぁ、昔は衆道などという正気の沙汰とは思えないような事があったようですし、現代人ではない征継の思考がズレているという事なのでしょうが、こればかりは共感出来ない所か、そんな事をする位なら、死んだ方がマシな様な…
当然のように、志緒理、初音、立夏から大反対を受け(初音には腐女子な一面があり、若干見てみたい気もするようですが)、機密保持というもっともらしい名分を持ち出され、征継もその案は引っ込める事に。
志緒理、初音、立夏と3人続けてとか、羨ましすぎますね。
P7260983

P7260984

P7260981

騎力も700騎を超え、新たな武勲《双頭の狗》も発現。
東方ローマ帝国所属で、騎力1,051騎の復活者(リザレクト)でありながら謙虚な男・衛青の助力も得て、エドワードとの激突。
P7260980

英国式の布陣は攻撃よりも防御に使うものであり、箱根の関のこれまで誰も飼いならせなかった念導神格《四神》も当然のように掌握されてしまっており、まさしく難攻不落。
防御結界も効かない必殺の魔弾を放つ武勲《クレシーの射手》、名称不明の盾の武勲、当人も忌む虐殺を命じて細かな所作は出来なくなる代わりに戦闘力が二割増しになる武勲《Chevalier De Noir》と、強力な複数の武勲、1,256騎にも達する騎力、リチャードを完全に凌ぐ技量と、強敵のエドワード。
征継の策と立夏からの戦闘中の霊液の供給、新たな武勲である乱戦の中でも使える一発必中の一撃必殺の矢を放つ《双頭の狗》を貸し与えられた立夏の奮戦、この乱戦の最中に《四神》を掌握する志緒理の働きもあり、変わる潮目。
P7260985

それを逸早く察知し、包囲網が出来上がる前に退却を決めるエドワード。
征継も泥仕合にしかならないと判断し、追撃はせず。
戦の後は征継とエドワードが密会し、エドワードは東方ローマ帝国は同盟国だが真の友邦ではなく潜在的には敵国である事、大英帝国は明らかな敵国だが、敵の敵は味方という言葉もあるという含みを持たせた言葉。
三国時代へと突入していきそうですね。
征継の素性はかなりヒントが出された感じ。
同じ主君に仕えた弓の神ともいうべき盟友の存在、志緒理の念導術の師匠である竜胆が霊視した「速」、「不」、「台」の文字。
P7260976

P7260977

志緒理はこれまでに見えていた恐らくは騎馬の軍団を率いる武将であった事、その指揮は合理的で、行軍は極めて大胆かつ迅速である事、手に入る武器は一切のこだわりなく利用する事、その戦術とあわせて、素性を確信。
史上最大の帝王の腹心にして愛弟子、数百年後の後世においても《砂漠の狐》の異名を持つドイツ騎士、ロンメル卿を私淑させたその方に間違えないと。

クロニクル・レギオン  3 (ダッシュエックス文庫)クロニクル・レギオン 3 (ダッシュエックス文庫)
丈月 城 BUNBUN

集英社 2015-07-24
売り上げランキング : 1063

Amazonで詳しく見る
by G-Tools