2004年11月26日

ソフトを回して、らしさを磨く 【任天堂、サンリオ】

 今日注目のニュースはこれ。

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任天堂が映画制作に参入、2006年に自社企画作公開

 任天堂は2006年の公開を目指してアニメ映画の製作に乗り出す。これま では映画会社などに「ポケットモンスター」など人気タイトルのライセン スを供与してきたが、自社で企画・立案から製作まで手掛ける。本業のゲ ームとの相乗効果により業績の底上げを狙う。(2004年11月25日NIKKEI.NET)



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 やはりソフトが儲かる時代ですね。強力なソフトやコンテンツをもって いるところは、関連するものとくっつけるだけでいくらでも展開すること ができる。

 任天堂といえば、一番有名なキャラは「マリオ」でしょうか。すでにゲ ームソフトはもちろん、周辺でかなり儲けてますね。

 サンリオもそうですね。今期は厳しそうですが、ほとん ど「キティちゃん」だけですからね。それを周辺領域に展開しているだけ。 これでほとんどの売上をたたき出しています。観光地に行ったらあるわ、 あるわ。親たちはちょっと食傷気味ですが、子供たちは買って、買ってと 連呼。親はまんまとサンリオの術中にはまってしまいます。

 キティちゃんは1974年の11月生まれ。ホンモノの猫だったらとっくにあ の世に行っています。翌年の夏向けのちいさながまぐちのデザインとして、 デザイナーの清水郁子さんが描いたことがきっかけ(←このサイト、小学生の女の子はかなり喜びそうです)だったようです。

 「キティちゃん」は絶対当たると思って世に出したわけではなく、キャ ラクタービジネスに目をつけて、どんどんやり続けていたら当たった。確 率というより、やり続ける中で「当たる感じ」が、確信はないまでもノウ ハウとして身についてきたんでしょうね。そしてやり続けたことで、その 中の一つがはまったのでしょう。

 そして1つのヒットで、次なるヒットを狙うことばかりに目を向けず、 1つ目のヒットを周辺に広げることに知恵を絞ってきたのがキティちゃん の今ではないかと思います。

 ことはキャラクタービジネスやソフト、コンテンツに限りません。

 今ある「強み」を周辺領域に広げるにはどうしたらいいか。それを真剣 に考えてみると、一粒で二度おいしい話は意外とあるように思います。

 バブルの頃の多角化は、「なんでもやろう」でしたが、現在儲かってい る会社の多角化は、「強み」をもっと生かす方法はないかと周辺と関連付 けて知恵を絞るというパターンが多いように思います。百貨店ですら、百 貨店を止める時代ですからね。

 別の見方をすれば、「強み資産の回転率を上げ続ける」ということかも しれません。特にソフトは、やり方を間違えなければいくらでも回転でき るからおいしいですね。

 私はソフトは、メーカーにも、流通業にも、小売業にも形を変えて存在 すると思っています。ハードではない強みはすべてソフトといえるのでは ないでしょうか。


 みなさんの会社でも、「ハードでない強み=ソフト」は何かを再確認し て、それをもっと回せないか考えてみてはどうでしょう。

rinenshintou at 12:00│Comments(0)TrackBack(0) 【マーケティング】 

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