2006年08月13日
理念が明確で浸透していることのメリット(1)経営判断
6回シリーズでお届けした「企業理念はなぜ必要か」の裏返しともいえる
のですが、「理念が明確で浸透していることのメリット」を積極的に捉えて
整理してみましょう。
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まず「明確である」ことのメリットの1番目は、経営者が会社経営におい て迷わないということです。
迷わないなんてことはあり得ないとすぐに反論されそうです。もちろん、 迷わないなんてことはないでしょう。迷いと決断の数だけ成長するのが経営 者である、と私自身は信じています。
会社を経営していると、右か左か、あるいはそれ以上の選択肢の中で、最 後はどれかを選ばないといけない局面に突然として出くわします。右が正解 とも左が正解とも誰もいえない。
けれども決断できるのは経営者だけです。そんな時、何を判断の根拠にす ればいいのでしょうか。
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まず「明確である」ことのメリットの1番目は、経営者が会社経営におい て迷わないということです。
迷わないなんてことはあり得ないとすぐに反論されそうです。もちろん、 迷わないなんてことはないでしょう。迷いと決断の数だけ成長するのが経営 者である、と私自身は信じています。
会社を経営していると、右か左か、あるいはそれ以上の選択肢の中で、最 後はどれかを選ばないといけない局面に突然として出くわします。右が正解 とも左が正解とも誰もいえない。
けれども決断できるのは経営者だけです。そんな時、何を判断の根拠にす ればいいのでしょうか。
これまでの経験というのもあるでしょう。自分なりの将来予測もあるでし
ょう。それでもどちらかが正しいと言えない場面はやってきます。
その際に会社として定めた企業理念、あるいは経営者として信じる経営理 念が拠り所になるのです。
「俺はあの時、そう決めた。その気持ちに今も偽りはない。だったらこっ ちの道を進んでみよう。逆の道を進んだら、結果がダメだったときにはきっ と後悔するから・・・」
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先ほど、これまでの経験からというお話をしましたが、企業理念、経営理 念はたとえ経営者が代わらなくとも、不変ではなく、常に磨かれていくもの です。
正解なき経営上の岐路に遭遇して、決断をする際に理念を見返す。そこに 違和感を感じなければ、これまでの理念を判断基準として、さらに高めてい けばいい。
けれども少し違和感を感じたり、あるいは「自分は本当はそんなこと思っ ていなかったんだ」と気がつくことで、理念そのものを変えることがあって も構わないのです。
自分が「これが自分の会社経営の考え方だ」と信じられる限り。
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オーナー企業の場合、オーナー経営者が企業理念を最終的に定めるわけで すが、私は「自分の信じる企業理念がまだ明確でない」と相談いただいた場 合はじっくり時間を取って、その方の生い立ちから伺うようにしています。
なぜプライベートな生い立ちまで踏み込んでお話を伺うかというと、結局 人間の判断基準や好き嫌いは、若いうちにかなりの部分ができあがっている からです。
小学生の時の忘れもしない嫌な思い出、中学時代の成功体験、高校時代の 失敗から学んだこと・・・。それらが積み重なって一人の人間が形成され、 現在の経営者の判断基準を形作っています。
人間関係で言えば、両親や兄弟、先生や友人、先輩、あるいは好きだった 異性との関係も人間形成に色濃く反映されています。それが人間であり、経 営者なのです。
だからそこまで聞きます。私はひたすら聞き役として、聞き続けます。も ちろん聞いたことは、本人が進んで告白しない限りは私からは一切口外はし ませんが。
先代から事業を継承された二代目、三代目の経営者の場合も同じです。経 営者が交代したから理念が変わるのではなく、人間の生い立ちの違いから、 判断基準が変わるからこそ必ず違う部分が出てくるのです。
それは育ってきた環境、人間関係、経験が違う以上、違ってむしろ当然な なのです。
読者のみなさんも、自分の現在の判断基準が、どんな環境や人間関係、 経験エピソードによって形成されたのだろうと若い頃を振り返ってみてくだ さい。必ずや思い当たる節があるはずです。
その際に会社として定めた企業理念、あるいは経営者として信じる経営理 念が拠り所になるのです。
「俺はあの時、そう決めた。その気持ちに今も偽りはない。だったらこっ ちの道を進んでみよう。逆の道を進んだら、結果がダメだったときにはきっ と後悔するから・・・」
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先ほど、これまでの経験からというお話をしましたが、企業理念、経営理 念はたとえ経営者が代わらなくとも、不変ではなく、常に磨かれていくもの です。
正解なき経営上の岐路に遭遇して、決断をする際に理念を見返す。そこに 違和感を感じなければ、これまでの理念を判断基準として、さらに高めてい けばいい。
けれども少し違和感を感じたり、あるいは「自分は本当はそんなこと思っ ていなかったんだ」と気がつくことで、理念そのものを変えることがあって も構わないのです。
自分が「これが自分の会社経営の考え方だ」と信じられる限り。
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オーナー企業の場合、オーナー経営者が企業理念を最終的に定めるわけで すが、私は「自分の信じる企業理念がまだ明確でない」と相談いただいた場 合はじっくり時間を取って、その方の生い立ちから伺うようにしています。
なぜプライベートな生い立ちまで踏み込んでお話を伺うかというと、結局 人間の判断基準や好き嫌いは、若いうちにかなりの部分ができあがっている からです。
小学生の時の忘れもしない嫌な思い出、中学時代の成功体験、高校時代の 失敗から学んだこと・・・。それらが積み重なって一人の人間が形成され、 現在の経営者の判断基準を形作っています。
人間関係で言えば、両親や兄弟、先生や友人、先輩、あるいは好きだった 異性との関係も人間形成に色濃く反映されています。それが人間であり、経 営者なのです。
だからそこまで聞きます。私はひたすら聞き役として、聞き続けます。も ちろん聞いたことは、本人が進んで告白しない限りは私からは一切口外はし ませんが。
先代から事業を継承された二代目、三代目の経営者の場合も同じです。経 営者が交代したから理念が変わるのではなく、人間の生い立ちの違いから、 判断基準が変わるからこそ必ず違う部分が出てくるのです。
それは育ってきた環境、人間関係、経験が違う以上、違ってむしろ当然な なのです。
読者のみなさんも、自分の現在の判断基準が、どんな環境や人間関係、 経験エピソードによって形成されたのだろうと若い頃を振り返ってみてくだ さい。必ずや思い当たる節があるはずです。