2006年11月08日

グーグルの理念

 グーグルの理念が、グーグルのHP上で詳しく紹介されています。 なかなか面白いですよ。

 グーグルの理念  Googleの理念=“最高”に甘んじない

 共同創設者、ラリー・ペイジの言葉を引用して、こう説明しています。



 「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザー のニーズにぴったり一致するものを返すものだ」。それはとても難しいこ とだ。それを「膨大なリサーチと開発と技術革新」で実現しようと。

 つまり、“ぴったり一致”というものの最高には際限がない、その理想 を追い続けようと宣言しているのでしょう。そこには、競合に負けるなと いった思考は感じられません。

 同時に「どこからでもアクセスできる高速で正確、かつ使いやすい検索 サービスを提供する」ために頑張ってきたとも書かれています。

-------------------------

 理念のあとに『Google が発見した 10 の事実 』というタイトルがあっ て、わかりやすい言葉で見つけた法則を説明しています。ちょっと見てみ ましょう。

 1. ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。

 「Google は、サイトを訪れるユーザーの利益にならない変更は一貫して 拒否してきました」とあります。株主のために企業価値を上げるために、 ユーザーの利益を犠牲にはしないと宣言しているのです。

 グーグルはアメリカで上場するときにも、同じことをこれから株主にな ろうという人たちに宣言して、「それでもよかったら株を買ってくれ」と 告げました。株価がどうなったかはご存知の通りです。

--------
 3. 遅いより速い方がいい。

 「ユーザーが一刻も早くウェブ サイトを離れることを目標に掲げている 会社は、世界広しといえ Google 以外にはないでしょう」と謳っています。

 検索エンジン会社として知られるようになった頃、グーグルは検索して 表示されるまでのスピードに異常にこだわっていました。ユーザーの快適 なネット環境作りに徹底的にこだわってきた姿勢が表れています。

--------
 6. 悪事を働かなくても金儲けはできる。

 まるで、ヤフーを挑発しているかのような表現です。

 「Google は、広告というものはユーザーが必要としている情報と関連性 がある場合にのみ役に立つと考えて」いて、「検索結果ページには、ペー ジと関連性のない広告の掲載を許可していない」のです。

 そして、このページとの関連性の有無の判断を、最高の技術力を投入して、 すべて仕組み(システム)で自動で実現しようとしているのが、グーグルの グーグルたるゆえんです。

 「ポップアップ広告は邪魔になってユーザーが見たいコンテンツを自由に 見られないので、Google では許可していません。」というのは、ヤフーへ のメッセージなのでしょうか。

 私もポップアップ広告は大嫌いで、見た瞬間に出稿企業のセンスを疑って しまいますが、日経新聞のサイトでも出てきますね。

--------
 7. 世の中の情報量は絶えず増え続けている。
 8. 情報のニーズはすべての国境を越える。

 地球上のどこにいても、どこの国の(言語の)人でも、世界中のあらゆる 情報に等しくアクセスできること=つまり情報の民主主義が、グーグルのめ ざすビジョンでもあります。

 言語はすでに35ヶ国語に対応し、たとえば英語だけで書かれた文章を自国 語に変換するための翻訳ツールも提供しています。ドキュメントの種類も、 WEBテキストだけでなくPDFまで、画像、そして書籍にまで及んでいます。

   ページの一番下に、「更新の理由」という説明文があります。これがなか なか粋です。


 理念にしても、10の事実に当たるような独自の思想にしても、見直すべき なら見直す。しかし安易に見直すのではなく、なぜ見直したのかを明確にし て、みんなで共有するーーーこれが大切ですね。

rinenshintou at 00:07│Comments(0)TrackBack(0) 【企業理念・事業戦略】 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔