2009年02月24日

企業が“変わる”ための2つのヒント(2)

 前回の「企業が“変わる”ための2つのヒント(1)」のおさらいです。

 1.企業の永続的な成長発展のためには、常に変化や適応が必要である
 2.企業は人でできている
 以上から、「人を上手に素早く変えられる企業が、より変化対応力のある企業」であり、永続的に成長する可能性の高い企業である。
 ところが、3.「人間、20歳を過ぎたら、容易には変われない」ので、そのことを前提に、企業は社員との付き合い方を考えなければならない。

 時代に合わせて変わるために企業に必要な「大人(=容易には変われない)」の社員とのつきあい方」とは?
 そのヒントの一つは、自社が「変えないこと」と「変えること」を “企業理念のレベル”ではっきりさせて、社員に宣言し、約束することである・・・というお話でした

今日はもう一つのヒントについてご紹介します。


 もう一つのヒントは、特に「変えないこと」の中身となぜ変えないのかの背景、すなわち理念の意味をしっかりと共有することです。

 特に入社の時点、つまり採用する際に「変えないこと」に共感できるかどうかを、真剣に確認し合っておくことです。それはお互いが幸せになるために、必要なことといえます。

 大人は容易には変われませんが、やり方次第で多くの部分は変えられる“可能性があります”。でも、どうしたって「人としてこれだけは譲れない、変われない」という部分を持っている人は少なくありません。生き様というか、プライド、アイデンティティ。それを変えてしまったら自分らしさがなくなってしまう。

 そこを突っ込んで変えようとしても、お互い幸せにはなれません。これが「人としての理念」に当たる部分です。「人生の目的」と「価値観」と言い換えましょう。

 企業と人とが、最初の時点で互いの目的や価値観を確認しておく。企業は人に対して、「変えないこと」に向かって仕事で大暴れしてもらって大いに結構ですよ、全面的に応援しますよという約束をしておくわけです。

 それさえできていれば、あとはその人に仕事をただ任せるだけで、企業と共有した理念=「変えないこと」の価値をさらに高めるべく、楽しんで働き続けるのではないでしょうか。
 
 同時に、「変わること」に対しても、まったく抵抗がないとはいいませんが、最終的には受け入れてもらえる、あるいはよりよい方向の提案をしてもらえるのではないでしょうか。


 以上、2回にわたって『企業が“変わる”ための2つのヒント』について、書いてきました。「企業理念の共有浸透が、企業が変わるためにも大切である」というお話でした。


rinenshintou at 10:05│Comments(0)TrackBack(0)

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