第47回目は、泉堅太郎先生にお越し頂き、徹底的に発声・滑舌を克服するレッスンを行います。
そして後半はエチュードです。今日、初めて演技レッスンを受ける方もいらっしゃいますが、泉先生による演技レッスンは毎月必ず取り入れていきたいレッスンですので、今日学んだ事を、自分のモノにできる様、頑張って下さい。



●○●泉 堅太郎先生のプロフィール●○●
(社)日本喜劇人協会々員・青年芸術家協会理事。風林火山としてアイドルデビュー後、俳優座「ブレヒトの会」を経て俳優転向。1990年 劇団「時来組」を旗揚げ。お笑いグループ「キンコンカン」を結成し、『笑っていいとも!』『さんまのなんでもダービー』『スーパージョッキー』等に出演。1992年には『夏2―natsu no zizyo―』(作・演出・主演)で パルテノン多摩フェスティバル大賞ノミネートされ、銀座新春フェスティバルをプロデュースし、時来組幕末青春時代劇第一作『そして龍馬は殺された』では主演男優賞を獲得、現在はTVのコーナー・ディレクターやファッションショー・VP等の演出を手掛けながらTVのキャスティング等も行っている。
舞台の演出は、現代劇、時代劇延べ40作品以上。演出にはかなりの定評があり、ドラマスクールミュージカル科の講師としても活躍中。


●●●●●●本日のレッスン内容は以下の通りです●●●●●●

●あいうえお・いうえおあ・うえおあい・えおあいう・おあいうえ 
 から始まる基本練習

◎「゛」「゜」「ゃ」「ゅ」「ょ」も全部の行も加える。

●「赤たばこ・黄たばこ箱・茶たばこ箱」から始まる、滑舌の練習

●新しい文章で行う滑舌の練習
1)シシ汁 シシ鍋 シシシチュー 以上 シシ食 試食委員会 試食済み
2)初○初○喪○ (←ゴメンナサイ。ブログ上ではこの単語は書けません…)
3)神田鍛冶町の 角の乾物屋で カチ栗買ったら 固くて 噛めない 勘平のカミさんが出てきて ガリガリ噛んだら カリカリ噛めた

⇒雑にやってしまうと、この練習の何も意味もなくなってしまうので、慣れてきた人は、より丁寧にやりましょう。

●今日はエチュードをやります。(3分で)

◎1人暮らしの自分の家に帰ってきて、誰もいないはずなのに「ガタッ」と音がした。慌てて電気をつけたら、よく見かける近所の猫が
窓から自分の家に入っていて「なんだ猫か…」と安心する、というシチュエーション。

⇒物音がして、何事かと真相を確かめにいく時、既に「動物がいる」という目線だったので、予定調和になっている。

⇒1人でエチュードなので、一人言も有りですが、無言の場合一体何をやっているかが分かりません。初めて見る人でも分かる様に!

⇒エチュードは答えなんかない!だから、今の設定の中での1番の重要な場所(ガタッと物音がした)とオチ(猫だった)、その動詞を明確にする事が大切。「ガタっと物音がした時」=驚いた、怖い、恐怖、「猫だった」=安心、な〜んだ、良かった という部分を押さえる事。

⇒エチュードだとしても、誰に見せるのか、客席はどこか、カメラはどこかというのを意識して芝居をやらないと一体何をしているのか見ている人が分かりません。


【今日のまとめ】
今日は、徹底的に発声・滑舌のレッスンを行いました。今日初めて覚えた事は、発声・滑舌の練習でこれからも必要になってきます。
時間のある時に練習して、基本なので覚えておいて下さい。