2005年07月

2005年07月30日

今日考えたこと

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塾をはじめてまず一番に思ったことは
勉強がわからなくなった子達に
どうにか勉強がわかるあの感覚を
あじあわせてあげたい、
そうすれば学ぶことが楽しくなるはずだ、
というようなものでした。

結果はどうだったのでしょう?
上手くいく時もあるしダメなときもあり、
日々奮闘中ですし、たとえ上手くいかなくても
また別の方法を考え出します。



今日、【学習塾講師のブログ通信Sachi-net】のサチさん
投稿でしみじみしました。

>僕の授業を受けてくれる子供たちに改めて感謝の気持ちを抱きます。僕の仕事は彼ら彼女らがいて初めて成り立つものだし、僕のLifeそのものが彼ら彼女らあってこそ充実しているのですから。




初めは生徒にこちらから教えてあげようって
気持ちで接していました。
けれど時が経つにつれ、自分が変わっていきました。

生徒がいるから自分がいるっていうふうに。

今日も私の教室にわざわざ足を運んでくれて
ありがとうって。




それで先週お休みした土曜の問題です。
今日のは簡単です。
漢字の集まりの中にそれぞれひとつだけ違った漢字が入っています。
その漢字を4つ抜き出し四字熟語を作ってください。


それではみなさん、素晴らしい日曜日をお過ごしください。




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私どもの塾は近畿地方にあります。
4時から10時まで働ける方。
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2005年07月29日

石のスープ(ストーン・スープ)

みなさん、『石のスープ(Stone Soup)』というお話をご存知でしょうか?

私が以前に読んだのはマーシャ・ブラウンが書いた本でした。
あの『三びきのやぎの がらがらどん』のマーシャ・ブラウンです。
子供向けの本でした。
英語だったか日本語だったか・・・。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によりますと
「石のスープはポルトガルに伝わる民話。
そしてそのエピソードから、
協力を集めるための呼び水の比喩にも使われる。」
とあります。



お話はこうです。

3人の疲れた兵士が、ある村にたどり着く。村人たちはケチなので食べ物を隠す。兵士たちは村人に食べ物を分けてくれないかと頼むが誰も与えるものはない。「それでは、仕方がない」と言い、3人は、鍋を借り石と水をいれてグラグラと煮立てる。「石のスープ」を作るという兵士に興味をもった村人が鍋のまわりに集まってくる。「ああ、塩とコショウがあればなあ・・・」と兵士がつぶやくと、打ち解けてきたある村人が、それらを持ってくる。「にんじんがあれば・・・」「ジャガイモがあれば・・・」と言うと、次々と鍋の中身が充実してくる。最後にはミルクと肉が加わり、村人と一緒に分け合い、大いに盛り上がり、「こんなおいしいスープが石から出来るなんて信じられない!」と村人は大喜びする。夜更けまで飲んで踊っての楽しい一夜になる。


私が図書館で今日借りてきたのは
Troll Associatesというところから
出版されている英語の絵本です。
どちらも同じような内容です。


この話を読み返してみて
以前には気付かなかったことがひつあります。

それは、塾とは「石のスープ」だということです。

「はあ?違うでしょう!」とおっしゃる方も
多いと思います。「あん、どこが?」とか。


私がいつも思うのは勉強を教えてはいるんですが
結局、勉強をするのは生徒自身なので
我々は兵士のように「もうちょっと関係代名詞を勉強したらなあ・・・」
と言ってるだけなんですよね。
「おしいな、もうちょっと古文ができたらなあ・・・」とかです。

その教えている勉強というものも
自分で発見し考えたことでもないのに
偉そうに「速さ×時間は道のりだろっ!!!!!」
って言う部分が多い仕事です。

全く、こちらは石と鍋だけ用意して
残りはみな生徒のがんばりです。
「なんてことだ!
 成績がこんなに上がるなんて!」
「先生、おかげさまで
 数学の点数だいぶん上がりました」
志望校に合格すればもう大騒ぎ・・・。


お母さん、
すべてお宅の息子さん・娘さんが
努力された結果なんですよ!




一夜を柔らかなベッドで過ごした兵士たちは、
次の朝、村人たち全員に見送られ
村を後にすることになります。

「村のみなさん、ありがとう!」

「こちらこそありがとうございます。
 あなた方はとても大切なことを教えてくださいました!」

兵士たちが手を振っています。
村人たちも手を振っています。

「まったく、石からおいしいスープが出来るなんて、
 今まで聞いたことがあるか?」
と村人たちは互いにささやきあいます。



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2005年07月28日

使えるようになったんですか?

テンポスの社長、森下篤史氏の話の中で

非常に印象に残っている言葉に

「使えるようになったんですか?」

と言うものがあります。



「わかった」「なるほどなー」と言うレベルでは

使い物にならないと力説されていました。

これは勉強も同じで

「やり方はわかってる」や「知ってる」だけでは

実際、問題を解けないことが多いです。

高学年になるほどその傾向は

強くなるのは皆さんもご存知のとおりです。


彼がまた言うのは、講演で

300人の前でいろいろノウハウや

考え方を話しても自分の会社へ帰って

実際に実行する人は1人か2人だそうです。

「日本人はやりゃーしないんですよ。

 みんな大学出て、頭良くなってるもんだから

 わかった、分析する、こんなのばっかです。」


これは不思議な話です。

頭が良くなったらいろんなことが出来るように

思えるんですが、違うんでしょうかね?


はじめの話に戻るんですが

「わかった」というのと「使えるようになった」

というものの間には大きな隔たりがあるんでしょう。

それを埋めるのは訓練しかない。

斉藤孝先生の言葉で言い直すと

その隔たりは「技化されていない」ということでしょう。

恐ろしい量の練習や訓練を積むと

ある時、質の向上がみられる、というのと

同じではないでしょうか?


話をごっちゃにしてしまってるでしょうか?



ということで私の塾では今中1から中3まで

英語が苦手な生徒は中1の教科書のはじめから

ひたすら「読めるようになったんですか?」

「書けるようになったんですか?」

ということで、自家製プリントで

英文を書きまくり、覚えまくってます。



今年の夏はいい夏です!

生徒が一所懸命、勉強しています!(涙)




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2005年07月26日

株式会社テンポスバスターズ

ITバブル全盛の頃
テレビでは若き起業家たちが
カッコイイことを言っていました。
その後のことは皆さんの方が詳しいと思います。

そんな中でひとつだけ奇妙な会社があり
興味を持ちました。

飲食店専門のリサイクル業
「株式会社テンポスバスターズ」です。
閉店した飲食店の厨房用品を引き取り
再製して安価で売るという商売です。
つまりリサイクルショップです。

ITと関係ないのに注目の起業家ということで
テレビに出ていたのを見ました。
確か新聞や雑誌にも載ってました。
若くもないしなんでかな?って思ってました。


それから時代は移り変わり
ITバブルがはじけ
私は塾業界に身を置くようになりました。
どのように生き残っていくかを
毎日考える中で偶然にも
株式会社テンポスバスターズ
代表取締役 森下篤史氏の講演を聞く機会がありました。


講演の中で森下社長がこう言われました。

「お宝発見!」とか「これはいいなー」っていうのはお客さんにとってよいだけで、会社としてはそんなところはあんまり関係なく、力を入れなければならないところは、自社の「生産性を上げる」とか「経費削減」とかで、リサイクル業は単なる「運送業」と同じである。そんなところに値段をつけるんじゃない。どんどんどんどん儲かったら、値下げしよう、儲かったら、値下げしよう。勝手に値下げするんだから、どうせ体質は強くなる。


私は今朝、そのことを考えていてふと思いついたのですが、

「○○高校××名合格!」っていうのは本当は合格した本人や家族にとってよいだけで、先生の教え方が良かったから合格したのか、それとも生徒が優秀だったから、生徒ががんばって勉強したからか、そんなものはわからない。そういったことは市場が成熟してくるにつれ、だんだん消費者もわかってくるはずだ。だったらそんな数字なんかで勝負しようと思わないで、自塾の「教材」を開発するだとか、「経費削減」するだとかに力をいれるべきだ。塾業というのは「喫茶店」と同じで「場所」や「快適な学習空間」を提供しているに過ぎないんじゃないか。


とまあ、極端な事を書いておりますが
基本的な考えは私は森下社長から多く学んでます。


次回も同じ話題です。
どうかお付き合い下さい。





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2005年07月25日

異端でもいいかな?

今読んでいる本のことを書くのは急ぎすぎだろうか?
まだ全体の2割ほどしか読んでいないのですが
これまでのところですでに元は取ったと思っています。

マシュー・W・ラガス氏とボリバー・J・ブエノ氏の書いた
『カルトになれ!〜顧客を信者にする7つのルール〜』

私に多くの勇気を与えてくれる本です。


もともと少しはよその塾にいましたが、
塾を何もわからずに始めてから
いろいろな方からアドバイスをいただき
また勉強なんかしたりして作り上げてきました。
ポンコツの車のようなものですが
なんとか走っています。

そのうちに「塾の業界はこういうものだ」とか
「お客様はこういうことを求めている」
という常識みたいなものが自分のなかで出来上がりました。


「けれどそれは本当にそうなのか?」って思うようになりました。


たとえばチラシでいいますと
他塾のチラシを見ていると「○○高校××名!」とか
「個別指導だからわかる!」みたいなチラシがほとんどでした。
私の塾が出す同じようなチラシはほとんど反応がありませんでした。
どうせ反応がないのなら、好きなことやってやれって思い、
試しにチラシの半分をペンシルパズルにしてみました。

当日びくびくしていたら、おじさんから電話があり

「あんたが、このパズルをのせたんかね?
 朝からずっと考えてるけどとけないんや。
 ほんまにとけるんか?」

とか
 
「素晴らしい試みですね。
 私は関係ありませんけど
 ぜひ塾をがんばってください」

というお電話をいただきました。
チラシを出して見知らぬ方から
励まされたことは初めてでした。

「娘がこのパズルの続きをやりたいから
 塾に入りたいっていうんですが
 よろしいでしょうか?」

という電話や

「すいません。子供に渡すのと同じものを
 私もやりたいのでくださいませんか?」

という塾生のお母さんも出てきました。
そして名前を書いて丸をつけてくれって
子供に持たせたりされました。
名前の欄にお母さんの名前ですよ!

またチラシを印刷していただいた会社の
営業担当者の娘さんも入塾していただきました。


といってもまだまだです。
テナントの広さの割にはすいてます。
これからです。


この本の中の『社会通念を粉砕しろ!』というところに



>「顧客の需要や欲求」と思われていることも疑ってみよう。
これこそ、最も重要な点である。
「世間とはそうしたものだ」という思い込みだけで、現状を受け入れることは絶対に避けていただきたい。


そして次のページにアメリカでは昔から人気の
スター・トレックについて書いてあり


>そこで取り上げてられていたのは、現実的なストーリーとテーマでした。他の人ならまともに取り合わないテーマを扱っていたのです!


何のことか非常にわかりにくいとは思うのですが私はこの
「他の人ならまともに取り合わないテーマ」を扱うというところに
強く惹かれました。

他の人ならまともに取り合わないテーマとは
私にとっては

1.足し算(小1)
2.引き算(小1)
3.掛け算(小2)

というものです。

これらは、

「まあ、量をこなせばいいんじゃない」

とか

「お風呂でいっしょに暗誦しましたけど」

などのようにごく簡単に済まされるテーマなのです。


これらは努力の問題で
もしかしたらたいした努力もいらないもの
として扱われているテーマなのです。


けれど私がいま取り組んでいるはこの3つなんです!


そしてまさに私がびくびくしていた点なのですが
この本を読んで勇気付けられたわけです。





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2005年07月24日

夏なんですが

大きく息を吸い込むには
まず息をすべて吐き出す
ということがよく言われます

無理矢理に息を吸い込むのではなく
まずは息を吐き出してしまうことによって
自然と息が入ってくるようにする

高校の生物の時間に
「人間とは筒のようなものだ」
と先生が言った言葉を今でも覚えています
食物を口から取り入れ
不要なものを排出する
基本的にはこれだけの事をしているにすぎない

知識というものは食べ物とは違うのでしょうが
ただ蓄積すればいいというものではないでしょう

私にとってブログとは
アウトプットの場であります
毎日書くというのはしんどいですが
非常に自分が成長したのを感じます

よく自分がスッカラカンになっている気がします
そんなとき勉強しようという気になります
ブログを始めて成長したということをよく聞きます
アウトプットとインプットの繰り返しが
人を成長させるんだと思います

今までは本を読むのが勉強だと思ってました
けれど今は読んだ本を消化して
自分なりの文章でアウトプットするところまで
しないと自分の物にならない気がします

ですからやっぱり夏の間も
へろへろになりながらでも
アウトプットし続けようと思っています





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2005年07月23日

とんかつ屋の本(2)

前回にひきつづき大久保一彦さんの本について書きます。

『繁盛の天才 2時間の教え』


外食産業というのは塾業界の何年先を行っているのでしょうか?

もちろんそんなものを一緒にするな!っていう声が
あるのは十分承知しています。
けれど人間の行動にそんなに違いはないと思います。


私は塾をやらせていただく前は全く別の業界におりました。
そこでは営業をやらせていただき
多くのお客様と毎日接して勉強させていただきました。


何を一番学んだでしょうか?

それは「商売は信用である」という
まことに単純なことでした。

「取引というものは信用の上に成り立つものだ」
ということですよね。
こんなこと私から言われるまでもありませんよね。

私の経験からどんなときに「信用」が生まれるか
というと、決まってトラブルの後でした。

かなりトラブルの多い仕事でしたので
身にしみて感じました。

つまり問題が発生したときにこちらが
どういう態度をとるかというのが非常に大切でした。
「怒られる」とか「怒鳴られる」というのが
100%わかっていてもその場所へすぐに
かけつけられるかどうかがその後の取引を
大きく左右しました。

仕事にはトラブルがつきものです。
そして人間は必ずミスをする。
自分のミスでなくても
それを自分のミスとして認めなくてはなりません。

そう、すべての物事は順調に行かなくて当たり前、
仕事とはどうトラブルに対処するかではないでしょうか。


トラブルを知ればすべてをおいて現場へかけつけ
真摯に謝罪し、対処法を検討し、すぐに対応する。
物を売るのは誰にでもできます。
安売りも誰にでもできます。
けれど問題が発生した時に
逃げる人とそうでない人との2通りにわかれ、
人間の価値までもが測られる気がしました。


大久保さんの本にクレームの話がありました。

とんかつ屋で一番多いクレームは
注文したとんかつの数が足りない、というものだそうです。
あるときまでは電話で
「次回来られた時にお渡しします」という
信じられない対応をされていたそうです。
とんかつの一枚くらいたいしたことじゃないという感覚です。

けれどある時大久保さんは女性からクレームの電話を受けてすぐ
タクシーをとばして届けに行ったそうです。
ドアを開けると小さなお譲ちゃんが出てきて
うれしそうに受け取ったそうです。
その時に我々はとんかつを売っているんじゃない
ということに気づかれたそうです。

そう、夕ご飯に家族が揃って食卓を囲む
そしてひとりに1枚とんかつがある。
家族の談笑があり楽しいひと時がある。
そのひと時を支えるものがとんかつである。

「すいません。今度お渡しします。」
では間に合わないのです。

大久保さんの店は「幸せ」を売っていたんです。


我々塾業界は一体何を売っているんでしょうか?
やっぱりとんかつ屋と同じように
「幸せ」を売ってる気がするんですが
いかがなものでしょうか?




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2005年07月22日

とんかつ屋の本(1)

こんにちは


昨日は飲食店のコンサルティングの本を
読んでずっと感心したり喜んだり
頷いたりしていました。


『繁盛の天才 2時間の教え』 大久保一彦著というものです。


塾をどうしようかって考えるときに
そんなよいやり方の書いてある本はありませんよね。
ですから常に本屋とか図書館で
別のご商売をされておられる方が書いた本には
注意を向けています。

飲食店というのは競争が激しくて
古くからあるもの新規の参入
ファミレスやいろんなチェーン店がありますよね。
こういった競争に比べたら塾業界は無風みたいなものかも知れません。
ラーメン店や回転寿司、牛丼屋と
数多くのライバルが存在します。
ほんと塾の比ではないです。

その中ですごい言葉があったんです。
今いる塾生には失礼に当たるかもしれないから
ちょっと書くのがためらわれたんですが
思い切って書きますね。


>どうも、「かっこいい人を相手にしたい」という人が多くて困るよ。そんなの仕事じゃないんだよ。結局、自愛なんだよ!
商売というのは「自分」より目線を上げてはいけないんだ。つまり、「自分よりレベルの上」の人はお客様にならないんだよ!


これを読んで、さっぱりしたというか
すっきりしたというか
「そうなのか」って納得しました。


つい塾をやっていると、私の地域なんかだと
地域のトップ高校とか有名大学へ何人合格させたのか
というのが気になって
大手がそういう宣伝してると
「なんて自分はダメなんだ・・・」
って落ち込んだりするときがあるんですよ。
正直言って私もそんな自慢できる実績が作りたいですよ。

けど、私は目線を上にあげすぎてたかなって思いました。
目線を上げる必要はないんだと思いました。

いろんなお客様がいて
いろんな状況で
そんな方々が困ってやって来られて
「この子に算数教えてやってください」
って言われるわけですよね。

そういった子達が楽しんで
喜んで勉強をもう一度がんばろうって
そう思えるような塾を
作ればいいんだって再確認しました。

「りんごさん、そのための迷路とパズルじゃ
 なかったんですかね?」

そうです!
私はなんで迷路を作っているのか?
それは小学生が夢中になって
迷路をとくうちに自然と算数を
「使える」段階へと導くためです。
失くした自信を取り戻すためです。

疲れてなんかいられません!




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2005年07月21日

夏休みが始まった!

今朝は犬の散歩をしながら
自分の小学生の頃の
夏休みを思い出していました。


一体何をしていたろう?


太陽が昇るとラジオ体操をして
川で遊んでザリガニを捕まえ
友達と自転車でブラブラ
昼にそうめんを流し込み
麦茶をがぶがぶ飲み
帽子を被りまた出かけ
50円玉を出してアイスクリームを食べ
またカマキリ、カミキリムシ
アブラゼミ、ミンミンゼミ
カブトムシ、クワガタを追っては
日が沈んでいきました。

夜にはナイターを見ながら
ごろごろと転がって
父親の枝豆をつまみ食い
スイカにかじりつき
べとべとになったら
行水をした
蚊取り線香の匂いがして
扇風機が首を振り
スズムシが遠くで啼いていました


毎日、必死で遊んでいました。
遊ぶことに忙しかった。
けれど「忙しい」とか「大変だ」
とか思わなかった。
「作業」には目もくれず
ひたすらに興味の対象を追い求めました。

いま自分のやっていることは
そんなに大差がないじゃないかって思います。
この半年、売り上げのことは気にせず
ひたすら自分がおもしろいと思うことだけを
追い続けています。
方針を変えたりなんかすると
辞めていかれる方があり、
新しく入ってこられる方があり、
結果としては新陳代謝をした感じで
今は授業時間は減って売り上げは上がっています。
支出は増え、収入も増えました。
余裕が出たぶんでブログを書き
迷路を考え作っています。

私の夏休みはもう半年以上続いています。
これからもずっと夏休みを続けていこうと思います。



2005年07月20日

最近私のまわりでささやかれていることは

「夏にはブログの更新が滞るかも」

というものだ。


想像しなくても、忙しいのがわかる。

塾講師の夏休みは・・・


ない!


一般企業と同じく
あってもお盆前後のみでしょう。
生徒の休日は塾の休日とはなりません。
夏休みは朝・昼・夜と授業がある
ちょっぴりしんどい時期だ。


まあ、そんな当たり前のことを書いて
お茶を濁してます。


ちょっとあいまいなことを書きますが
私は最近、迷路を教材として作っていますが
ひとつの迷路が完成したって思って
喜んでいても、しばらくすると
「本当にこれでいいのか?」
って思うようになりました。

学校の勉強を教えていると
「答えはひとつしかない」
「正しい答えはこれだ」
という思想(?)みたいなものに
完全に頭の中が支配されていて
「いかん、いかん」って思います。

株式会社ワイキューブの安田社長が言っておられたんですが

「正しい答えを求めるのではなく、
数多くの答えを求めることが
ビジネスにおいては重要である。
はじめに思いついた答えが
ベストである可能性はかなり低いからだ。
ひとつの答えが見つかったとしても、
さらに良い答えを求めて考え続ける。
そしてもう答えが出なくなったら、
さらに考え続けるのだ。
もうこれ以上思いつかない、
というその先にこそ本当の答えは存在する
ことが多い。」

ほんとに納得です。

ある方が私の教材を見て

「ひとつの事柄をいろいろな角度から
 学べるような教材が欲しい」

という事をおっしゃりました。
まさに私がやらないといけない事は
これです。

正解を教えるような仕事をしていますと
ついつい自分のやっていることが
唯一の方法と勘違いしてしましがちです。


今日はそんな事を考えていましたが
口内炎で不機嫌そうに見えたらしいですが
無理数を使った新しい迷路を思いつき
本当に良い一日でした。