空を見上げて
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2014年11月

地震見舞いのお礼

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土曜日の夜10時過ぎに震度6がありましたが、幸い長野市内の事務所は神棚のお札が倒れたぐらいで、何も被害がありませんでした。お客様の庭の灯篭が倒れたという電話は2軒あり、これから被害は増えるかもしれません。
善光寺の前も通りましたが、灯篭の周りにはカラーコーンが立ててあり、側によらないように危険回避していました。善光寺の境内ほうはだいぶ倒れたものがあったようです。
多くの方からメールや電話で心配する連絡をいただきましたが、ご心配ありがとうございました。

今日は雨ですが、9月に診断した駅前の公園の樹木の剪定をしています。
画像はそのときのシラカシでだいぶ枯枝が多いです。
今日の警備員さんは女性で、こんな雨の日にトイレは大丈夫なのか心配しましたが、
どこか探すそうです。男性もこんな街中では同じですが、濡れたカッパを着ている分
借りづらいだろうと心配になりました。
私は体調が悪く今日は指示だけさせていただき、事務所仕事をさせていただきます。

人には、バリバリと出来るとき・しんどくて休むとき・など
「時がある」と学生の頃教わりましたが、
今年はほんとうに体調が悪く、なんとか日々こなしている感じです。

1000年に一回の割合で起きていた今回の神城地震。
前回は1200年前に起きていたらしいので
もう何が起きても動じない心をもって日々送りたいものです。


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長方形の庭

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毎日球根や野草・宿根草の苗を、植えて植えて植えまくりの日々でしたが、だんだん目処がついてきました。

先週個人の事務所前の植栽を頼まれ、「奥様にどんな植物がお好きですか」と聞くと
「ウマノアシガタ」というキンポウゲ科の小さな花が好きだと言ったので、野草主体の管理の楽な植栽を提案し、植え込みをしてきました。
浅間石で石組みをして雑木を配置したT君は、久しぶりの作庭に
「やっぱ楽しいよ。配置を考えて植え込むこういう仕事は好きだ」と
笑顔いっぱいでした。無機質なコンクリートの部分はあとで木製で囲うそうです。

手前は車の視界が悪くなるので、グランドカバー系で丈を抑え、屋久島ウツボグサの白花や・マルバノフユイチゴ・ハルオコシ・雑木の下には斑入りカリガネソウ・セキヤノアキチョウジの白花・青花など。3株程度づつ35種ほど。

1軒の事務所がきれいになると、周辺の環境が変わり道行く人達が「この花は何の花ですか」と聞いてきます。
盗まれる心配の声も聞きますが今のところ心配していません。盗まれたらまた植えればよいのです。
景観をつくるものとしての心意気は、「盗まれるぐらいの植物をみんなの見えるところに植えたい」のです。

いろんな花を植えると季節ごとに咲く楽しみが増えるので、ビオラ・パンジーだけの植栽から
日本の野草の園芸種バージョンなども含めて、長野らしい・長野ならではの植栽を考えて行きたいです。

本日善光寺南町の街路樹工事が終了したので、スノードロップ2000球・チオノドクサ3色2000球植え終わりました。
朝は0℃でしたが、日中は暖かく2週間前に植えた白花アッツザクラは芽が出ていました。
野草や球根は咲くまでが地味ですが、きっと来春には綺麗に咲いてくれるでしょう。





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雪が降る前にやる仕事

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この時期は、1年で一番忙しくてブログの更新が出来ませんでした。
今年は花の公園のアドバイスに、善光寺御開帳に向けての植栽、リニュアルする茶臼山植物園の植栽。
神社や個人邸の依頼など、球根植えだけで6000球あります。

今日は野沢温泉村中学校の剪定と、校庭のサクラの追肥。
石組みの周りには日陰でも育つ山野草を提案して植えてきました。
ノリウツギのライムライト。ナニワズ・シュンラン・ホトトギス・ヒマラヤユキノシタ・ノコン菊のピンクなど
豪雪にも耐え、丈夫で四季折々に咲く花を植えつけました。

用務員さんに「校内にある樹木に名札をつけたいので教えてください」と頼まれれば、断ることも出来ず、もうダッシュで説明して、3人しかいないので剪定した枝を片付け、植えた花に名札つけ。

途中、春にマツの樹勢回復した2ヶ所から電話が入り、
「夏は元気だったのですが、11月になって茶色い葉が出てきたのですが大丈夫でしょうか?心配なので診に来てください」。お施主さんは「治療したので、ずーと緑のままだと思っていました」と。

昨年まで盛土や極悪な環境下で弱っていたマツが四分の一の根を改良しただけで
2度と病気にかからないなんてことはないし、人間だって高齢者であれば、癌の手術後、肺炎になったりするように「病み上がりの高齢マツは徐々に改善していかないと回復までに時間がかかるのですよ」と説明したつもりなのですが心配で仕方がない方が多いです。

施主さんと一緒に直していく努力をしていかないと
春の治療だけでは限界があると思っています。
またこれだけ造園業が忙しいとなかなか1軒1軒丁寧にフォローしていくことが難しくなるので
自分で消毒出来るように薬剤の種類なども伝えていく必要があると思っています。

そんなこんなで超忙しいけれど、今日の作業のように
見事に校庭のモミジが美しく生まれ変わる姿をみると
造園業は素晴らしい仕事だと、
社員の仕事っぷりにほれぼれしてしまいました。

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