北海道、積丹町で宿と食堂を家族で営む鱗晃荘のブログです。
SNSにアップするお知らせ的なことじゃなくて、田舎で宿をやるなかで思った事なんかをポツポツと書いていきたいと思います。

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鱗晃荘は、GoToトラベルキャンペーンの宿泊事業者として正式に承認を受けましたので、同キャンペーンの予約受付を開始いたします。


尚、同キャンペーンでの割引クーポンの発行につきましては、GoTo事務局より第三者機関として承認を受けた『STAYNAVI』のシステムを利用しております。


以下のフローを参考にご予約をお願いいたします。


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①当宿の公式サイトより<GoToトラベルキャンペーン割引対象>と記載のあるプランをご予約ください。

予約ページはこちら

※記録保持等の目的のため、当宿における同キャンペーンの予約はオンラインのみとさせて頂きます。



②ご予約後、お客様に届く『予約申し込みメール』に記載のある、STAYNAVIのサイトに移動し、会員登録を行ったうえで、サイトの案内に沿って割引クーポンを発行してください。
尚、割引クーポンは印刷してお持ちください。



③チェックイン時、フロントにSTAYNAVIで発行されたGoToトラベルキャンペーン割引クーポン番号を提示することにより割引が適用となります。



④チェックイン時、代表者様の本人確認をさせて頂きますので、運転免許証等、公的な本人確認書類をご提示くださいませ。
(コピーをとらせて頂く場合がございますのであらかじめご了承くださいませ)
確認書類が現在お住まいの住所と異なる場合は、公共料金や携帯料金の請求書等、お名前と現住所の分かる書類をお持ちください。



⑤チェックイン時、体調チェックシートのご記入と、ご宿泊者様全員の検温を行っておりますので、ご協力のほどお願い申し上げます。
また、体調面で気になる点、いつもと違う点などございましたら、お申し出くださいますようお願い申し上げます。


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7月27日以前にご予約のお客様は上記の予約でクーポンの発行はできません。

お客様ご自身で必要書類をキャンペーン事務局へ申請することで割引分の還付が受けられるようです。

詳しくは観光庁のサイトをご確認くださいませ。

尚、じゃらんnetや楽天トラベル等におけるキャンペーンの予約方法は、各社のサイトをご確認ください。

以前の投稿でもご案内の通り、どうみん割の開始時、第一弾の申請において、当宿のような小規模の宿に割り当てられた交付額(割引総額)があまりにも少なく、わずか数組分の予約しか受付できなうような状況だったため、お客様への公平性を鑑み、当宿ではどうみん割の取り扱いを行わない方針を決定し、その旨をご案内してまいりました。


また、その後の第二弾以降についても当宿では申請を行っておりませんでした。


しかし、この度、宿単体としてではなく、積丹町に対し、道庁から別途の交付枠が急遽決定したため、本日、7月10日に町内の宿で協議し、交付額の割り当てを決め、当宿においても、どうみん割の予約を受け付けることといたしました。


急な決定であり、また、どうみん割の第二弾予約開始が、本日、7月10日の午後3時からだったこともあって、対応が間に合わず、お電話にてお問合せ頂きました多くのお客様には、当宿では扱わない旨をご案内しておりました。


ここにお詫び申し上げます。


このまま取り扱わない方針を貫こうかとも考えましたが、コロナ禍にあって、積丹町を盛り上げ観光振興の一助とすること、当宿の経営や雇用を維持する必要性など、様々な角度から検討した結果、以下の内容にて予約を受け付けさせて頂くこととなりました。


多くのお客様にご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。


何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


尚、積丹町最大の繁忙期であるウニ漁解禁の6月~8月につきましては、すでに通常料金でのご予約を頂いているお客様が多数いらっしゃいますので、当宿においての割引適用となるご宿泊期間は、9月7日~10月31日とさせて頂きます。


あわせてご了承くださいますようお願い申し上げます。



【ご予約受付概要】


ご予約受付開始日 7月21日(火)より


ご予約方法 お電話によるご予約のみ
(どうみん割希望の旨をお伝えください)


ご宿泊期間 9月7日~10月31日まで


ご利用条件 ご宿泊者様全員が北海道民であること


チェックイン時に必要な身分証 

(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、住民基本台帳カード、学生証、生徒手帳)

※コピーをとらせて頂きます。ご宿泊者様全員分が必要となります。


割引が適用となるご宿泊プランの料金 

(大人)一泊二食付き 18,700円(税込)

(小学生)一泊二食付き 12,000円(税込)

割引額

(大人)7,500円

(小学生)5,000円



ご予約が既定の人数に達した時点で終了とさせて頂きます。


ご予約を心よりお待ちしております。




どうみん割につきまして

当宿では、【どうみん割】は扱わないこととなりました。

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【そりゃないぜ!】どうみん割につきまして

多くのお客様よりお問合せを頂いておりました【どうみん割】につきまして、北海道庁・観光局より交付決定のメールが届いたのですが、その交付額(割引総額)を見て愕然としました。

125,000円です。

当宿の場合、お一人様、7,500円の割引なので、17名分のご利用で終了の計算になります。。。

申請する際には、昨年の売り上げ等を参考に希望の交付額を記入するように道庁から説明を受けていたので、それ相応の額を申請しておりました。

事業の予算にも限りがあるので、当然、希望通りの額が交付されるとは考えていませんでしたが。。。。

さすがに12万はどうでしょうか?

全7室の小さな宿ですが、年間で3,000名以上のご宿泊のお客様がいらっしゃいます。

同じ町内の同業からも連絡があり、あまりの額の少なさに唖然としておりました。

おそらく同じような客室数だと、どの地域でも交付額に大差はないと思われます。

コロナ禍で、先に補助金の対象になっていた飲食店への補助額などを考えると、文句は言えないのだと思いますが、直接、事業者に補助金が支払われるのと異なり、お客様からの利用分を割引くのですから、状況は違います。

6月9日に、何も決まっていない状態で知事が会見で【どうみん割】をぶち上げて、お客様からの問い合わせが宿に殺到し、宿が道庁に問い合わせしても、【まだ決まっていない・予算もついてない】の繰り返しで、宿では、【正式に予約が開始するまでお待ちください】とお客様にご案内するしかなく、ふたを開けたらこの額とは。。。

6月28日に予約がスタートしたらまたお電話します、と言ってくださったお客様だけでも17名どころの人数ではなく、新規での販売などはできるはずもありません。

そうであれば、最初に、宿の規模によるおおよその交付額の目安ぐらいは教えて欲しかった。

予算が35億で、道内のホテルや旅館の客室は10万室以上もあるのだから、小さい宿には12万ほどの交付額が妥当なのかもしれません。

でもそれは申請の時点では宿には分かりません。

逆に道庁では予算も道内の客室総数も把握しているはずで、初めから宿の規模による交付額は予想できたはずです。

観光業はコロナ禍でもっともダメージを受けている分野のひとつであり、道内のほとんどの宿から申請があがるのも容易に想像できたはずです。

申請書には、(実施計画)を記入する欄があり、利用者の見込み人数を記入する欄には、【利用(送客)目標】とあります。

目標って、12万じゃ目標もなにも。。。。

予算を考えたら7室の宿に12万は仕方ないにしても、だったら宿に実施計画を書かせます?

去年の売り上げをもとに実施計画を書け、送客目標を書けと言われたら、ある程度の額は交付されると思う宿もたくさんあるんじゃないかな。

事業要綱には、『コロナによって落ち込んだ北海道の旅行需要を早急に回復するため』とありますが、これではかえって宿もお客様も混乱するだけで、旅行需要の回復にはならないかと。。。

はじめから交付額の目安が分かっていればお客様へのご案内も、もっと違う形にできました。

東北の震災の時より、豊浜トンネルの崩落の時より、奥尻島の地震の時よりも大きく落ち込んだ、かつてない規模の売り上げの減少をカバーする起爆剤として、また自粛生活を余儀なくされ、やっと旅行に出られると楽しみにしていたお客様に対して、これはちょっと厳しい額です。

この額ではお客様に対し不公平と混乱が生じる可能性がありますので、鱗晃荘では交付決定を辞退し、どうみん割を取り扱わないことといたしました。


楽しみにしてくださっていたお客様には、心からお詫び申し上げます。

このような結果となり大変申し訳ございませんでした。



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