SNSにアップするお知らせ的なことじゃなくて、 田舎で宿をやるなかで思った事なんかをポツポツと書いていきたいと思います。

先日発生した熊本の地震。

被災された方々には心からのお見舞いを申し上げます。

そして、被災者の方々への心配はもちろん、宿を経営してる身としては、熊本や九州全般のホテルや旅館の皆さま、観光業全般の方々の事をとても心配しております。

熊本だけではなく九州全般で旅行のキャンセルが相次いでいるという報道も出ています。

5月の連休を前にキャンセルが続出するという状況を想像すると、とても他人事とは思えません。

現在37歳である宿主の息子こと私、若旦那(自分で言う)は、奥尻沖地震の時に確か中学2年生でした。

奥尻島に壊滅的な被害を与えた奥尻地震。

同じ北海道の日本海側で距離も近かったので、積丹もかなり揺れました。

夏の繁忙期で満室。

僕はすでに寝ていましたが、突然、部屋の棚が倒れ、何が起きたのか分からず飛び起きた記憶があります。

携帯電話も無い時代でしたので、宿は電話が鳴りっぱなしでした。

当時は、先代(祖父と祖母)も健在でしたので、全員でお客様の安全確認と説明に追われました。

近所の小さな港に係留している船を見に行った親父に一緒に付いて行ったのですが(今思えば危険な行為ですが)、普段は5m以上ある水深の港の中は、一切海水が無く空っぽの状態。

津波の前段で、海水が沖に引きづり込まれて、一斉に沖に引いていたのだと思います。

沖を見ると、夜なのに水平線が青白く光っていました。

この世の光景とは思えない、恐ろしく不気味な景色でした。

幸い積丹町には被害は出ず、怪我人や家屋の倒壊も出ませんでしたが、やはり宿泊キャンセルが相次ぎました。

当時は子供でしたが、その夏の鱗晃荘の経営は厳しかったと思います。

こういう震災を目にすると、宿泊業というのは、一晩、お客様の命を預かる仕事なのだと痛感します。

もし積丹であのような震災が発生した場合、お客様の避難経路や避難指示、水や食料の確保など、鱗晃荘でも普段からしっかり備えておかなければいけないと、あらためて思いました。 



一方で、九州の他の地域では、影響がなく通常営業している宿もたくさんあります。

震災が起きると、そこの地域だけではなく、その周辺も含めて、危険が無い地域までも、キャンセルが相次ぎます。

万が一を考えると、九州への旅行は控えようという心境は理解できますし、被災者の事を考えると旅行自体を自粛するお気持ちも理解できます。

でも、それで被害が無い他の九州全般の旅行者が減ってしまっては、熊本を支える力も弱まってしまいます。

北海道の観光事業者の中には、九州への旅行者がこの震災で減る分、北海道への旅行者が増えると予想する人もいます。

そんなことで、仮に鱗晃荘のお客様が増えても、ちっとも嬉しくありません。 

被害が大きかった地域の宿の皆さまには、1日も早い復旧と営業再開をお祈り申し上げます。

また九州へご旅行予定のお客様は、ぜひ九州へ足を運んで頂きたいと願っています。




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積丹の水辺には、水芭蕉が咲き始めています。



4月も半ばですが、
今朝は雪が降りました。

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さて、フェイスブックやツイッターなど、SNSの更新がメインになり、ブログの方が全く手つかずでおりました。

おそらく今後も更新はのんびりだと思いますが、SNSにアップするお知らせ的なことじゃなくて、田舎で宿をやるなかで思った事なんかをポツポツと書いていきたいと思います。

とりあえず、この雪が去ったら、夏タイヤに履き替えます。

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