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子どもの頃、どんな大人になると思ってた? に参加中!
今日、接骨院へ行った。

待合室で待っていると、首を痛めた若いお母さんが
まだ小さな女の子を二人連れてやってきた。

とってもかわいいお洋服を着て、かわいい髪飾りをつけた女の子たち。
お母さんも、とってもおしゃれでステキ♪

そう思っていたら、靴を脱ぎ始めたお姉ちゃんに、お母さんが
「そこは靴のままであがるところじゃないでしょ!!
 いつも来るたびに言ってるのに、何やってんのよっっ!!」と声を荒げた。

その後待合室にいる間も、ちょっと眠くなった妹が泣きべそをかいたり、
お姉ちゃんが待ちきれなくてグネグネ座りはじめたり、
姉妹でキャッキャッと本を見て笑うたびに、
お母さんはイライラした様子で子どもをにらんだり、「うるさいでしょ!」と怒っていた。

明らか〜に、お母さんは疲れていた。
明らか〜に、お母さんは八つ当たりしていた。

そんなに怒り声で言われるほどのことを、女の子たちはしていない。
でも、お母さんが不機嫌で、注意されるようなことをしたことを、女の子たちは知っていた。
そして、自分たちが、怒られた時に、困った顔をして
おとなしくしておく必要があることもわかっている様子だった。

私は子どもの頃、そうやって疲れているから、不機嫌だから、と怒る大人が嫌いだった。
「そんなの、ヤツアタリじゃん!」と内心毒づいていた。
(あ、口答えすることも多かったかも…)
そして、大人になったら、
自分の気分で子どもに八つ当たりするような『おとな』にはなりたくないと思っていた。

そして、今、『おとな』と呼ばれるようになった私は、
疲れていたり、体調が悪い時、機嫌が悪い時に、子どもに声を荒げてしまうことがある。
少し冷静になってから、そ〜っと子どもに謝ることもある。
「ごめん、さっきは言いすぎた・・・」と。
すると、子どもは「どうしたの?何でもないけど」という表情でこう言う。
「え?いいよ。私も悪かったからね。ママも疲れてたんだもん、しょうがないよ。」と。

今日のかわいらしい女の子といい、うちの娘といい、子どもが大人みたいだ。
そして、今日のママといい、わたしといい、情けないくらいに子どもだ。

自分がどんな状態にあっても、
子どものことや子どもの気持ちを大切にできるのが『おとな』だと思っていた。
そして、そういう風に私はなるんだ!! と子どもの頃の私は考えていたように思う。

うーん・・・。仕事の時には『おとな仮面』をつけていられるのに、
実際のところ、私はまだまだ子どもなのかもしれない…。反省…。