2013年06月03日

近江麻ツアー

先日、はごろもさんの着物お出かけ企画で『近江上布伝統産業会館』で行われる近江の麻の体験ツアーに参加しました。
着物を着ておいしいものを食べ歩くだけではない、実のある体験も出来るのがはごろもツアーのいいところです。はごろもさんのブログにこの日のツアーのより詳しいことが載っています。私はしょりすぎ・・・・・

日本では古来より麻には「苧麻」(チョマ)と「大麻」の二種類が使われていました。最近よく聞く「リネン」も麻の一種ですが近代になって西洋から入ってきたものだそうです。

大麻から良質な麻が取れるのですが最近では栽培にいろいろな規制があります。許可を得て栽培しても別の目的を持つあぶない輩が集まってきてしまうそうです。

この会館では苧麻を栽培していて、そこで収穫された苧麻から繊維を取り出す作業の体験です。

13_oumiasa_1これがその収穫された苧麻







13_oumiasa_3上からシュワッとしごいて葉っぱを取り除きます。







13_oumiasa_2根元をちょっと折って中の芯を取り除き皮だけにします。






13_oumiasa_5皮は直ぐに乾燥してしまうので水につけます。







13_oumiasa_4さー、いよいよここからこの道具を使って繊維を取り出していきます。
「苧引き」・・・おひき、といいます。

まず、刃を上にして持って剥いだ皮の外側の皮を取り除きます。
文章で説明するのはかなり難しいのでやめます・・・・・。
13_oumiasa_7その後、こんな感じで斜めにした板の上でサッ、サッ、サッ、と削るようにして更に余分な皮を剥ぎ取ります。





13_oumiasa_6口を「へ」の字にしてめっちゃがんばっているあたし・・・・。






13_oumiasa_10そうして取り出した麻の繊維はそれぞれのお土産としてお持ち帰りできます。
今日で五日目・・・・いい感じに乾燥してきています。

昔の人はここまでの作業をこの時期に行い、冬の農閑期に糸にして布に織り上げたのだそうです。
気の遠くなるような長い道のりです。
13_oumiasa_9
希望すれば機織の体験もできるようです。

こちらは地機(じばた)という機織機。天秤腰機ともいい腰に機の一部を固定して織る、江戸時代から伝わる織り機です。
江戸時代からあるということは古いということ、
ということは機械が原始的であるということ
ということはテクニックとか人の感覚を必要とすとということ、
ということはだれにでも出来るもんじゃなくて熟練を要するということ
ということは希少価値があるということ
ということは出来上がった製品は上等であるということ
ということはお高い、ということです。
13_oumiasa_8こちらは「高機」(たかばた)といってもう少し機会が高度になって便利に使えるようになった今もよく見る機織機です。

そうはいっても人が両手両足を使ってキッコンバッタンと織るわけです。簡単なわけではない。
機織・・・・今すごくやってみたいことの一つなんです。
どこかの体験コーナーでちょっとやってみたことあるけど手と足のうごきがひっちゃかめっちゃかになってどーしよーもなかったっけ・・・・。
ドラマーの人が上手かも・・・・両手足をひっちゃかめっちゃかに動かすことが出来るのってドラマーでしょう!



明治に入って紡績糸の導入や近代化によって麻布生産の産業構造が大きく変化したそうです。
麻だけではないでしょう。
木綿も絹も天然繊維はなんか時代遅れのような扱いになっていったように思いますが
最近は天然繊維の良さが見直されています。
夏なんか特に化繊の服なんて着れたもんじゃありません。
赤ちゃんの肌にも天然繊維が優しいです。

私は昔から人の手によって生み出されてきた麻やその他天然繊維をこよなく愛します。
出来ることなら紡績糸や機会織りでない手紡ぎで手織りの布が世の中に溢れることを望んでいます。


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rinorino348 at 23:29│Comments(4)TrackBack(0)mixiチェック  

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この記事へのコメント

4. Posted by りのりの   2013年06月05日 00:11
>はごろも様
こちらこそありがとうございました。
楽しかったですね。
新聞見たのですね。機会があったら見せてくださいね。
ところで25000円の出費は痛かったですね(≧∇≦)
3. Posted by はごろも   2013年06月04日 23:15
りのりのさま☆
ご参加くださって、ありがとうございました。
雨にも降られず、良い一日でした。
新聞にフルネームで感想が載っていましたよ!
写真はお隣の二人でしたが。。。
わかりやすいレポをありがとうございます。
リンクさせてね。
2. Posted by りのりの   2013年06月04日 14:26
>清子おばちゃま様
ほんと、いいツアーでした。
麻の茎から繊維を取り出して糸にするかていがよくわかりました。
同時にそんな糸から織られる布の大切さをあらためて実感した次第です。
木綿でも絹でも過程こそ違えど貴重であることは同じ。更に布に対する愛着が増しました。

梅雨に入ったらしいけど今日は暑い暑い暑い
1. Posted by 清子おばちゃん   2013年06月04日 10:01
おはようございます!
 古い麻の着物にハサミを入れるのはドキドキです。
何度も箪笥から出し入れして・・・又しまい込み・・

「布の大切さを更に知るツアー」でしたねぇ〜〜〜
これからの季節、麻がイイですが
大切にハサミを入れようと、りのさんのリポートを
読んだ私です・・・

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