集合管の1発目のプリントです。
大きく外れてはいないものの、エキパイの3番管がエンジンと干渉しました。
車体を3Dスキャンをしていればこういうことは避けられます。
今回は写真から大体の位置を推定してますからまあうまくいった方かと。。
干渉だけではなくエキパイ入り口も寸足らずでったのでそこを修正。
サイレンサー近辺の取り付けステーも前後左右1mmくらいずれていたので修正。
プリント用のサポートの数が少なかったようでもう少しサポートの密度を上げて配置。
寸法だけではなく見た目の存在感バランスの調整のためサイレンサーの直径を1mm増加。
実寸よりも大きくディフォルメすることになるけど、模型的に見てその方が満足できますからそうします。
タミヤさんが誇張したディフォルメをしているのが有名ですが、私は肯定派。
なんでも縮尺に忠実なのが良いわけではなく、イメージでやってます。
集合管の作成
秀吉の刀は当然のように集合管が付いています。
形状からしてヨシムラ管ですね。
30年前は集合管を作るにはプラ棒もしくは真鍮棒をまげて作るしか方法がありませんでした。
これがとんでもなく大変なのは作った人にしかわからないと思います。
今回は3Dプリントで集合管を作ります。
時代は変わり手加工が困難だったり対称なものを作るにはデジタルの力を借りることで
対処できるようになりました。
3Dスキャンをすれば詳細の位置出しができるのはわかっていますが、
今回は写真から大体の位置を推定してデータを作成します。
まずは側面の写真
これはできるだけ遠く(2m以上)から望遠で撮影します。
これはレンズの特性上被写体と近いと画面の端の方の寸法が狂う可能性があるため。
そして上面からの写真
本当は前面からも写真が欲しいところではありますが、フロントフォークを外す必要があるので面倒だから2面のみで(^_^;)
写真を3D CADに取り込んでパイプの配置の参考にします。
金尺を一緒に撮影して縮尺を合わせます。
スケッチのやり方は省略しますが、大体の寸法を現物測定して合わせこみ造形します。
レース用なら各エキパイは曲がりを少なくするはずだけど、
今回はレース用ではなく一般市販されているものを想定して、同長にはするけど
オイルフィルターを外せるようにエキパイを配置。
このあと3Dプリンターでお試し出力して位置や干渉部を現物合わせで合わせこんでいきます。
たぶん3回くらい試すことになるかな。
まずは外装部品の下地処理です。
接着を外して分解。
30年以上たっているので、接着も弱くなっていて
意外と軽い力ではずせました。
もちろん力づくではなく、外したいところだけにはずす方向の力だけをかけます。
無理にやると折れるしね。
このころはいわゆるドロッとした接着剤を使っていました。
今は樹脂混入タイプと溶剤タイプがあるけど当時は樹脂混入タイプを使用。
溶剤タイプだと分解は無理かも。
場合によっては接着したところじゃないところが折れたりしますから。
シンナー風呂も考えたけどプラの強度が落ちそうなので、スポンジやすりで削り落とす方針で行きます。
使用するのはクレオスMr.フィニッシングサーフェイサー1500(ブラック)。
1:1.5の割合でシンナーで薄めてブラシで塗装。
表面の仕上がりがとてもなめらかなので、現在のお気に入り。
カウルのヘッドライト前側にヒケがあります。
樹脂の肉厚の関係なのでこれは瞬間接着剤をパテ代わりに埋めます。
あとはエッジ周辺のバリっぽいところをスポンジやすりで舐めて終了。
全体の仕上げ確認は「指」です。
人間の指は0.03mmの歪みやキズなどを判別できるんです。
人によっては0.01mm以下でも判別できちゃう。
「百聞は一見に如かず」と言いますけど、
「百見は一触に如かず」とも言いたい。
人間ってすごい能力を持っているんです。
私も五感を大切にしていきたいと思っています。
以前に作ったGSX1100S 刀を最新技術でレストアします。
新しくキットを買ってもいいんだけど、無駄に増やしても意味ないのでレストアです。
私が好きなオートバイのうちの5本指に入る車種です。
シートの角が角ばっています。
刀のデカールはすでに傷んで破壊状態。
私が好きなオートバイのうちの5本指に入る車種です。
バリバリ伝説の秀吉のオートバイとして知られてますね。
私が20代の前半のころに、すごく人気がありました。
私が20代の前半のころに、すごく人気がありました。
そのころはまだ大型2輪の免許を持っていなかったため、
これに乗れる人がうらやましかったですね。
今どきのオートバイと比べると形状の一体感というのが有りません。
とはいえ存在感は所有欲を満足させるには十分なものがあります。
今どきはフレームによる剛性の出し方が当時と異なる方法なので、
一体感は出しやすいのかもしれないですけど、昭和の生まれとしては
こちらの方がしっくりきます(笑)
さらに当時として高性能なオートバイでしたし
大型免許じゃないと乗れないということも相まって
あこがれの的でした。
25歳で大型免許を取得して乗れるようにはなったんだけど、
人気が高くて安くならない。
そのうち性能的に見劣りしてくるようになり、
購入は見送って1000ccを所有するに至りました。
でもスタイルは今でも大好きです。
Z2、CB750Fと並んで私のベストバイクです。
まだ、下地処理とかクリアーコートとかは行っていなかった
というより知らなかったという方が正解。
よって、タンクは合わせ目やゲート処理が不十分だったり、
長期の保存にデカールが変質していたりしています。
シートの角が角ばっています。
でも意外といい形なのがさすがはタミヤ。
全体的に見ても少ない部品点数でまとまりが良いところも昔から素晴らしいメーカーですよね。。
刀のデカールはすでに傷んで破壊状態。
5年位前にタミヤにデカールをオーダーしていました。。
というわけで、外装部分をレストアします。
エンジンやフレームはそこそこにできているんだけどフレームのバリ取りと
エンジンが同一のシルバーになっているので少し色味を変えて立体感を出していきます。。
色はやっぱりバリ伝のシルバーですが、現状は単なる8番シルバーなので、
もう少し粒子感と深みを加えたシルバーに塗り替えます。
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