今日もボディの下地の続き。
まずは下地がうっすら見えるくらいにサフを吹きます。
そこで1回全体を#800のペーパーで磨く。
こうすると面の歪みやキズ、パーティングライン、ヒケが浮き出してきます。
最初にサフを厚く吹くと全体がサフ色になってしまい
ビミョーな歪みやヒケがわからなくなってしまうから。
また、うっすらとしかサフを吹いていないので、#800でかんたんにサフを落とせます。
#800ですから、余計に表面を削ってしまうことも防げます。
磨いて残ったところがヒケや歪みがあるところ。
そしてサフの本塗りは、その残ったあたりを重点的に吹いていきます。
筋彫りが浅く、塗装で埋まっちゃいそうなので、
ここで0.15BMCタガネで彫り込んでおきます。
で、塗り終わったら面をライトに反射させながらしごいて柔らかくした
#600のペーパーで磨き、最終確認。
ついでにリアゲートは開閉させず接着しています。
開けるほどの中身もないし、何より一度折れちゃっていることもあるので。
プラスチックって30年も経つと明らかに強度が落ちます。
その時に使っているプラの品質レベルにもよるけど、
プラスチックには添加剤(酸化防止剤)が入っています。
これの量が少ない(材料として安い)と長期にわたってプラの物性を
保つことができなくなって折れやすくなったりします。
加水分解とは思えないので今回の折れの原因は添加剤の揮発でしょう。
なを、塗装はプラの劣化を防ぎます。
塗料がプラスチックを守る役割をするんですね。
末永く満足するためにも塗装をしてあげましょう。
実績として30年前の塗装済み品はしっかりとしていますよ。
ちなみにサフは
クレオスMr.フィニッシング サーフェイサー1500
以前は缶スプレーを使っていましたが、
最近はエアブラシを使っています。
薄くサフを乗せることができるのでとっても便利です。