Quer Swingar Vem Pra Cá !

サンバのバテリア(打楽器隊)チームです。
リオ・デ・ジャネイロの老舗サンバチーム、ウニドス・ヂ・ヴィラ・イザベルの仲間たちと一緒に活動しています。

「イベントやパーティにサンバを!」という方☆
サンバパーカッションのショーでブロッコが盛り上げます!!
サンバダンサーの手配も承ります。
メールにてご相談ください。御見積は無料です。
ご連絡はコチラ⇒rioswingueira@gmail.com

こんにちは、ノリです。

2020年2月にリオで行われた、ブロッコの新曲のレコーディングについて投稿します。

ブロッコのリオ遠征は今回で三度目になりました。

レコーディングを見学するため、
リオ行きメンバー本隊よりも数日早く現地入りする行程になりました。

レコーディング前日

トランビッキ先生のお家で明日使うであろう楽器の調整をしました。

明日この楽器達からどんな音楽が生まれるのか、
想像してカイシャの弦を張る手にも力が入ります。

レコーディング当日の朝

86796109_2972578309461065_6163421001976643584_o

スタジオに楽器の搬入とメンバー達へのケータリングを準備していると、続々とカリオカの面々が登場。
摩周さんを中心に軽い打ち合わせを済ませて、すぐに仮のスルドから録音開始。

エンジニアとミュージシャンとのやりとり、ミュージシャン同士のやりとり、一つの作品に向かってハイスピードで次々と音色が縫われていきます。

一つ一つの音色やグルーヴが必然性を持ち、必要なところに収まっていく様子は圧巻でした。

一人一人の演奏がハイクオリティなのはいうまでもなく、一人一人の人間性が現れた
素晴らしい仕上がりになりました。

86490158_2972578172794412_4109992035337895936_o

今のサンバがそこにあって、先生のサンバが受け継がれていて、個人的には肌感覚で感じ取れたことは大きな財産になり、今も楽器を背負うとあの時の景色とスウィングが聴こえてきます。

この機会を与えてくれた摩周さん、毎回サポートしていただいてるアルファインテルの千田さん、一緒に活動してるブロッコメンバーみんなにも心より感謝しています。

いつか自分の演奏が録音されるようになるまで、やれなきゃいけないことが山積みですが、やることがわかっていることは幸せなこと。

素直に頑張るだけです。

========

編集後記
レコーディングのダイジェスト動画も合わせてどうぞ。

まだ春なのに夏日でもう汗だく……。
ぱぴこです。

みなさん、お元気にしていますか?

政府からの外出自粛要請が出ていても仕事で出勤しなければいけなかったり、活動したくても思うように動けなかったり、緊急事態宣言の延長が濃厚になってきたりと、悶々とした日々ばかりが続いていますね……。


今回はそんな中、気持ちがほっこり(してくれたら嬉しい)するような、短い話を少しだけ。

はい。タイトルでも分かるように、
2018年のリオ遠征から現地で僕らのお世話を毎年してくれてるMestre Trambique先生の奥さん、Tia Normaが2月22日に70歳の誕生日を迎えたんです。

僕らが滞在してる期間に一緒にお祝いをすることができたんです。嬉しい…泣。


親戚の方々も先生のご自宅に集まって、リビングでお祝いの準備が着々と進んでいきました (リビングは男子部屋になってたのでせっせこと片付け)。

IMG_9256

IMG_9695

IMG_9333


壁には新たな歳の数字の風船が設置されて、テーブルにケーキとタンボリンと帽子と、先生が写ってるブロッコシャツが添えられ、今思い返しても、少しジーンとします。

IMG_9693


誕生日ケーキの他にも料理やシュハスコ、Tiaのために摩周さんとみんなが早朝から作ったトンカツ(ソースは日本から持参)も食べて、ビールでお祝い。

IMG_9681

IMG_9685


少し恥ずかしそうにしながらも、みんなから祝福されて、とても幸せそうなTiaでした。


IMG_9709


ですが、実はTiaの誕生日は、
亡くなられた先生(旦那さん)の命日でもあるのです……。


先生を亡くされてからのTiaはすっかり元気を無くして、「(誕生日を迎えると)愛してた主人を思い出して、寂しくて悲しくなる」、と自分の誕生日のお祝いすらも控えていたそうです。


その話を初めて聞いた時、いつも笑顔で僕らに接してくれていたTiaからは想像ができませんでした。


ですが摩周さん曰く、
「日本からみんなを連れて先生のご自宅を訪ねるようになってから、Tiaが活動的になってきてる」、と話してくれたことがあります。


IMG_9699
IMG_9698

先生から授かったサンバを日本で演奏してるブロッコの活動を、親族や先生と縁ある人たちはとても喜び、ブロッコの存在はTiaにとっても支えになっているそうです。


日本から訪ねた僕らがTiaの誕生日をお祝いできたこと。偶然??なのかもしれませんが、この『偶然』に、特別なものがあるようにしか思えてならない。そう思うのですよ。

僕らの活動ひとつ一つを喜んでくれる人たちがいる。このことは忘れません。

IMG_9678


ぱぴこ

こんにちは!


昨年ブロコに入会し、Caixaを叩いているオッサンの永瀬です!

前回のあきちゃんに続きブロッコの2020年度リオ遠征について投稿したいと思います。

リオの遠征も今回で3回目ということもあり、ブロコのメンバーでも3年連続、今回2回目の参加の方々や現地に留学していたメンバーもおり大変心強かったです。

永瀬自身は、今回3回目のブラジルになりますが、サンバを初めてのブラジル、かつ今回はRioのモーホに滞在することで期待と不安が入り混じった不思議な感覚でした。

サンビスタではない職場のブラジル人曰く、大勢の日本人がモーホで滞在することが自体、もの凄くびっくりされ(とても羨ましがれた)、一般のブラジル人ですら入れない場所だと知り、ただ感謝でしかないです。

一方でポルトガル語ができるわけでもない、演奏もヘタクソの冴えないオッサンが参加しても良いのか不安で胸がはちきれそうになりました。

が、


現地に到着し、ブラジル側のブロコのメンバーであるJonattにあった瞬間にこれまで抱えていた不安が一気に吹っ飛んだのを憶えています。
 
到着した初日は長旅の疲れのせいか、夕食のフェイジョアーダをがっつりと食べて就寝。

2日目は、ブロコメンバーが複数のグループに分かれて、本番までの準備をしました。自分はメストレの家にあるたくさんの楽器磨きをしました。じつはこれが今回の遠征でやりたかったことの一つです!

現地の人に何か感謝の気持ちを表せないかということを自分の楽器を磨いている時にぼんやりと考えていたら、楽器の汚れが綺麗になっているのを見て、「よし、これを現地でやりたい!」とひらめきのようなものを感じ、摩周さんやブロコのメンバーに相談したら、快諾いただき、現地で楽器磨きを実施することが出来ました。

今回、楽器磨きで使ったものは、ピカールケアーという日本磨料工業株式会社製の研磨剤です。液体タイプもありますが、以下の画像のようなチューブタイプがおすすめです。

HW1ZL8YC5xe0kf51588010605_1588010623



話が脱線しましたが、作業は2日目の朝食後の10時くらいから開始したのですが、当日の気温が35℃を超える酷暑の中での作業でした。これは全く持って想定外でRioの夏を完全にナメました(汗) 現地の人からは暑い中の作業を心配され、バケツの水を頭からかけられたり、Tシャツを脱がされたり(笑) 
現地の方々に見守られながら無事に作業をすることができました。とても感謝です!

xeGeE5ADfsJywu41588010695_1588010700

スルド7~8台、ヘピニキ5~6台、カイシャ5~6台の約20台ほどの楽器を磨きましたが、倉庫の中にはまだたくさんの楽器が保管されておりました。それらの楽器を購入し、近所の子供たちにサンバを伝え、その子供たちがミュージシャンになったり、Rioのエスコーラで活躍しているのか~シミジミと思いながら磨いてました。(でもとても暑かった、熱中症にならなかったのは、現地の方がそうならないように気にかけてくれたからと思います)

では、実際に楽器はどうなったかというと以下の写真のような感じになりました。


WQ7qWru2WSBn2hA1588010741_1588010744

楽器がどんどん綺麗になっていくのを見ると愛着がわき、日本に待って帰りたかった。。。

事実、日本には売っていないようなレトロなカイシャ、ヘピなどあり、現地の人に相談して売ってもらうもしくは自分の楽器と交換したかったのが本心です。それぐらい珍しい楽器がたくさんありました。

来年までにポルトガル語がしゃべれるようになって、直談判したいという下心が出てきてしまった。。。

ちょっとダラダラと長くなってしまいましたが、メンバーで磨いた楽器が当日に奏でられてうれしくなってしまいました。かなり自己満足な感じがしなくもないですが、現地の方への感謝の意として受け入れてもらえたらうれしい限りです。まだまだ、たくさんの楽器が倉庫に眠っているので、来年も行きたいなー

RIOで楽器を磨きたい人は随時募集してますので、お気軽にブロコのエンサイオにお越しいただくもしくは、ご連絡ください!(笑)お待ちしてます!


↑このページのトップヘ