Quer Swingar Vem Pra Cá !

サンバのバテリア(打楽器隊)チームです。
リオ・デ・ジャネイロの老舗サンバチーム、ウニドス・ヂ・ヴィラ・イザベルの仲間たちと一緒に活動しています。

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暑いのは好きだけど、こりゃやり過ぎやろ、日本列島。みなみです。




前の記事にも書きましたが、Pedro Mirandaが歌っていた"Imagem"という曲に深く感動したので、紹介させていただきたいと思います。



Imagem(作曲 Wilson das Neves / 作詞 Mestre Trambique)


Olha, se eu for de repente,

Não quero tristeza em volta de mim

Que você guarde a imagem

Do tempo em que fomos felizes assim

Me cubra com rosas brancas

E um cravo sobre o coração

É o pedido que faço

A você, minha paixão


Não esqueça a minha bandeira

O pandeiro, a cuíca e o tamborim

Não esqueça a marcação primeira

Nem tampouco a outra bandeira


E quando sobrar um tempo

Acenda uma vela pra mim

Iluminar uma alma sofrida

É tudo que eu peço, enfim



なぁ、もし私が突然逝ってしまったら

私の周りには悲しんでほしくない

こんな風に幸せに過ごしていたときの景色だけを

心に留めておいてほしい


私を白いバラで覆って

左胸にはなでしこの花を1本置いてくれ

それが愛する君への

私からのお願いだ


私の旗を忘れないで

パンデイロ、クイーカにタンボリン

それからスルドのプリメイラの音も

そしてもう1つの旗も忘れずに


ちょっと時間があるときは

私のためにロウソクを灯してくれ

苦しんだ魂を照らすために

つまるところそれが、私の願いのすべてだ

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摩周さんのお師匠、Mestre Trambiqueが作詞したこの曲。

なんて美しいんだろう。

メロディーもさることながら、意味を知って聴くと、泣かずにはいられないよなぁと。



歌詞の中でいくつか不思議に思った箇所があったので調べました。


まず、なぜ「バラ」と「なでしこ」なのか、ということ。

白いバラはキリスト教において「純潔、無垢」また「聖母マリア」のことを表すそうです。

そしてなでしこ(カーネーション)も、キリスト教において深い意味をもちます。一説では、キリストが十字架にかけられたときに聖母マリアが流した涙がなでしこになったのだとか。

ここでもう一つ出てきた疑問が、どうして「なでしこ」はポルトガル語で"cravo"という名前なのか、ということ(言語オタクですいません)"cravo"は日本語で「クローブ(丁子)」の意味もあります。この方が直訳っぽいですよね。わたしは嗅いだことがないのでわからないんですが、クローブとなでしこは香りが似ているんだそうです。だから同じ名前で呼ぶのかもしれません。

でもそれだけではないようです。なでしこの蕾はキリストを十字架にかけるときの釘に似ているという説があるそう。そして、クローブは肉を焼くときに釘のように刺して使うもの。形も釘に似ています。そういうつながりがなでしことクローブにはあるのかもしれません。

ちなみに、白いなでしこは処刑される前のイエスとマリア、赤いなでしこは復活したキリストを表すという説もあるそうです。


...はい、以上言語オタクの雑学でした。

Trambique先生は、そういう意味もふまえてこの詞を書いたのかもなぁと思ったり。



それから、この歌詞には「旗」が2つ出てきます。この旗は何の旗?帰国前のPedrinhoに聞きました。

まず、一つ目の旗はほかでもないVila Isabelの旗です。そしてもう一つは、MestreがファンだったサッカーチームFlamengoの旗だそう。やっぱりこういう歌詞にも登場させちゃうぐらいブラジル人はサッカー好きなんだなぁと思いました(



ちょっと話が逸れましたが。




この歌を聴いていて、Trambique先生のお葬式の動画を思い出しました。

参列者が道をいっぱいに埋め尽くして、先生の作ったヘコヘコなどを演奏しながらRenascer das Cinzas(「灰から蘇る」)を大合唱して歩いている様子。

初めて見たときは、日本の静かなお葬式とはえらい違いだ、さすがブラジル、なんてびっくりしたものですが、今思うと、あれはまさにTrambique先生の「お願い」に応えたものだったのかなぁ、と。


もし自分が死んでも、悲しんでほしくない。

自分が遺したサンバのリズムを忘れないで。


残された者にとっては本当に辛く、悲しいことだけれど、逝く側はきっと、自分のせいで泣いてほしくない。最後まで幸せに笑っていてほしい。そうすれば、自分は残された人たちの中に幸せに生き続けることができる。その人たちの中で自分も笑っていたい。

そういう意味が込められているんじゃないかな、とわたしは解釈しました。



ペドロと摩周さんがどうしてこの曲の前に抱き合っていたのか、摩周さんが涙をこらえながら叩いていたスルドのプリメイラの音にどういう意味があったか、少しお分かりいただけたでしょうか。



...という、感慨深い"Imagem"のお話でした。




みなみ







未だに夢の中にいるみたいです、みなみです。




Pedro Miranda with Grupo Cadência Japan Tour 2018が遂に幕を閉じました。



彼が去年来日し、プラッサのカデンシアライブに飛び入りしたときに、彼のCD2枚を買いました。以来ずっと聴いていたので、その曲の多くを今回生で聴けて本当に感激でした。特に大好きなMeu Pandeiro


ツアー中3日間見に行ったのですが、ペドロのお茶目なMCや曲中の振りつけが、何回見ても飽きるどころか、見るたびに可愛さが増してもう()


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名場面その1「Pandeiro desu」


お客さんとの掛け合いも多くて、ちょっと難しい歌詞もあったりして、皆さん楽しそうでした。



João Cavalcantiらと共作した未発表の曲も演ってくれました。雰囲気の全く異なる2曲でしたが、どちらも本当に素敵!リオのGáveaで毎週やっているペドロたちのroda de sambaを思い出しました(そこでやっているメンバーのうち4人で作った曲なのです)。早くCD出してほしい。


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名場面その2 未発表曲"Pó Pará"の「パデ〜」



中でも1番心に残った曲がImagemでした。Mestre TrambiqueWilson das Nevesの共作であるこのサンバは、「もし僕が急に死んでしまったら」というお別れの歌。ペドロがこの曲をレコーディングしたとき、まさかほんとにこんなに早く、2人ともとお別れすることになるなんて思ってもいなかったと言っていました(Mestreは一昨年、Wilson das Nevesさんは去年亡くなられました)


でも、2人はただ失われてしまったのではなく、たくさんの素晴らしいものを遺していってくれたんだと。その1つが日本の兄弟であるマシューだと言ったときの、ペドロと摩周さんのお互いを見る目が本当に兄弟のようで、絆の深さがもう目に見えるように伝わってきました。2人のMestreへの愛、大切な師匠を失った悲しみ、でもまだ兄弟がいるという希望、出会えたことへの感謝...いろんな思いを感じて、こちらも涙が出ました。


曲のアウトロの、メストリから受け継いだスルドで摩周さんが出すプリメイラの音は、一生忘れないと思います。

(この「プリメイラの音」が登場する歌詞も、とても美しいので本当は載せたいんですが、長くなりすぎるのでまた今度にします。)


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そして最終日のアンコールのとき、Quer Swingar Vem Pra Cáの少人数部隊で共演させていただきました!


会場の「晴れたら空に豆まいて」は、オーナーさんが徳島の町おこし協力隊のメンバーらしく、阿波晩茶など徳島の名産を使ったドリンクを出していらっしゃいました。徳島出身の身としては個人的にも縁を感じた会場でした()



事前にFacebookやブログで散々告知していたにもかかわらず、サプライズ感を出したいんだというペドロの意向で、ブロッコのシャツは裏で着替え、わたしたちの登場の仕方もわざわざリハで何回か練習するという気合の入りぶり()本番、うまくいってました、よね...


私たちにとってもサプライズだったのが、メストリの作ってくれた私たちのサンバ、Por Amor À Naturezaを歌ってくれたことです。リハではペドロも感極まって歌えなくなってしまったほどで、わたしたちも胸が詰まりました。あ、たぶんTrambique先生観にきてくれてるな、と思いました。

本番では曲をご存知の皆さんが一緒に歌ってくださったり「Oba!」と声を出してくださったりして、会場の一体感がとても嬉しかったです。胸アツでした。

摩周さんとペドロ、カデンシアのつながりでわたしたちも共演できたことに、感謝しかありません。


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最後に、ホストをされたGrupo Cadênciaの皆さんとプロデュースされた仁さん、本当にお疲れ様でした。驚異の再現度の管のお二人と、対応力抜群の尾花さん、ペドロの細かいニュアンスまで理解できるDario、そして大切な弟弟子の摩周さんがいるこのグループだからこそ、そしてO japonês mais brasileiroな仁さんのプロデュースがあったからこそ、リオの若手トップ歌手であるペドロに満足のいくサポートを提供できたんじゃないかと思います。

回を重ねるごとにコンビネーションが良くなりメロディーもかっこよくなっていて、リハのときからツアー中にかけて、ペドロもカデンシアの皆さんもお互いに良い刺激を受けまくっていたんだろうなぁと思いました。


これは、もう、来年もやるしかありません!(仁さん、是非お願いします)


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(OK出ました)



本当に、良いステージでした。

見に来てくださった皆さん、ありがとうございました。


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そして1週間の半分ぐらいPedroに会っていたため、ただ今絶賛、Pedroロス中。




みなみ





やっと夏ってかんじですねー!みなみです!




Pedro MirandaJapanツアーが始まりました!


Grupo Cadênciaとのツアー最終日7/5QSVPCも共演させていただくため、火曜日にリハに参加させていただきました。

時差ボケも直っていないであろう到着2日目に早速リハというハードスケジュールでしたが、疲れを微塵も感じさせない朗らかさで、再会を喜んでくれました。


バテリアにもしっかり指示をくれつつ、自分もパンデイロやアゴゴを叩きながら歌う姿はさすがといったところ。カデンシアの皆さんともすごく息が合っていて、リオさながらのスウィンギにご満悦なご様子でした。


リハ中、摩周さんもPedroを見ながら終始嬉しそうで、わたしも胸が熱くなりました。





今回Pedroと共演できることには大きな意味があります。


2005年に摩周さんはブラジルへ行って、Mestre Trambiqueに師事したい、となったわけですが、そのときメストリと摩周さんを繋いでくれたのがPedroだったんですね。(その詳しい経緯については割愛します、、、詳しくは摩周さんのブログにて笑)


つまりPedroがいなければ摩周さんはメストリに習うこともなかったし、ということはこのブロッコは存在してなかった、と。

そんな、QSVPCにとっても重要すぎる人物なんです、彼は。


摩周さんも、リオから誰か人を招聘するとしたら、Mestreの次にPedroを呼びたいとずっと言っていて。今回Pedroのホストとしてカデンシアでサポートできて、しかもQSVPCも共演できることとなった摩周さんの気持ちを思うと、こっちもグッとくるわけで。


最終日頑張りたいと思います。


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さて、まずわたしは今日のプラッサへ!


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