March 14, 2010 23:51

3月はお誕生日月なので、お祝いを兼ねて、この週末は東京の観光地、お台場に行ってきました。ZeppTokyoのLIVE以外でお台場に行くなんて久しぶり!家族連れやカップル、外国人観光客などたくさんの人出の中、おのぼりさんのようにとレインボーブリッジの写真を撮ったり、自由の女神とツーショットを撮ったり・・・。

土曜日の夜は、グランパシフィックLE DAIVAホテル(旧メリディアン)に泊まったのですが、すごくかわいい外国のホテルのような感じで楽しかったです。メリディアンには、大学生の頃に女友達三人で泊まったことがあるのを思い出して、懐かしかったです。

日曜日は、ヴィーナスフォートで買い物。アウトレットができてから初めて行ったのですが、なかなか充実の品揃えのお店が多くて楽しかったです。ずっと探していたファビオ・ルスコーニのブーツサンダルを2足も買っちゃった!すごく欲しかったので大満足。

都内なのになんだか遠くに旅行したような気分になりました。いっぱい遊んで、おうちに帰った時のちょっとほっとする感じが好きです。
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March 12, 2010 01:49

mahoroまほろ駅前番外地
三浦 しをん (著)
単行本: 286ページ
出版社: 文藝春秋 (2009/10)
ISBN-10: 4163286004
ISBN-13: 978-4163286006

三浦しをんさんの直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」の続編・・・と言うか、番外編、スピンアウトって言うのかな?・・・です。しをんさんは作風が幅広いからどうしても作品によって好き嫌いが分かれてしまいます。「風が強く吹いている」「仏果を得ず」とか「神去りなあなあ〜」とかが好きなんだけどな〜。まほろ駅本編自体が苦手だったので、番外地も得意ではないのですが、多田・行天の主人公二人が苦手なので、今回のようなスピンアウトのほうが面白いところもありました。(多田と行天が好きって言う人が多いのもなんとなくはわかるんだけど・・・・)短編の中でも、人の優しさや小さな希望や何気ない人生が語られているところがしをんさんの小説の良いところだと思います。個人的には、曾根田のおばあちゃんの過去語りが好きでした。クラーク・ゲーブルなんか例えに出てきて渋かったです。ゲーブル好きとしてはニヤリとしながら読みました。また、続編(もしくは番外編)が出るのかな?と思わせる最後の短編ですが、どうでしょう?行天の過去が明らかになる日は来るのかな・・。

kikenキケン
有川 浩 (著)
単行本: 271ページ
出版社: 新潮社 (2010/1/21)
ISBN-10: 4103018720
ISBN-13: 978-4103018728

「まほろ駅前番外地」に引き続きエンターテイメントまっしぐら系。有川浩さんの小説のパターンはもうわかってるんだけど、時代劇のようにお約束に乗っかって読む楽しさがあります。
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」・・・サークルと言うにはあまりに「危険」な理系男子の青春小説。理系男子なんて、私の人生に最も縁のない人たちと言っても過言ではないのですが。やるならやらねば的な青臭い青春が描かれていて、ドタバタだけど友情があって、キャラクターがたっていて面白かったです。意味とか中身とかあまり深く考えずに、楽しく読める本でした。有川浩さんの未読は、残すところ文庫の「シアター」のみ・・・ちょっと淋しいなあ。


March 09, 2010 23:57

カラーひよこカラーひよことコーヒー豆
小川 洋子 (著)
単行本: 160ページ
出版社: 小学館 (2009/11/26)
ISBN-10: 4093423814
ISBN-13: 978-4093423816


小川洋子さんの小説も好きですが、エッセイはもっと好きです。小川さんの控えめな人柄がにじみ出るようなエッセイを読むといつも心が洗われるような敬虔な気持ちになります。女性ファッション誌の連載に書き下ろしを加えてまとめられた本とのことですが、ファッション誌的なおしゃれすぎる感じはなく、いつもの温かな小川さんのまなざしが随所に感じられます。文章を読んで、こんなに真摯な気持ちにさせられる・・・誰かの文章に似ているなと思いながら読んだのですが、学生の時に好きだった三浦綾子さんのエッセイに少し似ている気がします。文体とか視点ではなくて、もっと奥深いところが。キリスト者であった三浦綾子さんのような宗教的な視点は小川さんのエッセイでは表に出ませんが、小川さんには信仰にも似た深い思いがあるのだろうな、と思います。このエッセイを読んだ時のようなきれいな気持ちを持ち続けられれば良いのですが・・・・。

あるキングあるキング
伊坂 幸太郎 (著)
単行本: 221ページ
出版社: 徳間書店 (2009/8/26)
ISBN-10: 4198627797
ISBN-13: 978-4198627799

「モダンタイムス」が長編だったので、今回は軽く読めたのがまず良かったです。伊坂さんの作風的にはこれくらいの長さで軽く読めるほうが良いような・・・。長さは短めですが、テーマは重め。伊坂幸太郎節ともいうべきおしゃれでスノッブな会話は少なめで、ある天才をめぐる周囲の反応、天才とは何か、王とは何かを問いかけてくる意外とシリアスなお話です。シェイクスピアの「マクベス」が下敷きになっていて、シェイクスピアの中でも「マクベス」はすごく好きなので、個人的にはマクベスの引用具合も面白かったです。もちろん、シェイクスピアをあまり知らない人にも分かりやすくしてあるのが、さすがエンターテイメント作家という感じですが。読んですかっと気持ちの良いストーリーではないですが、小さな希望を感じられるところが良かったかな、と思います。


先週の金曜日は恵比寿にて会社の同世代組と女子会。結局日付の変わるぎりぎりまでお店でしゃべり倒し・・・終電ぎりぎりのコは駅まで走るという流れ解散。お酒より食とトークがメインの会なのですが、アルコールの力が微弱でも語れる語れる@@やっぱり、同世代、同性、同じ職場環境、となるとシンパシーしまくりでした。普段のランチでは語り切れないアレコレを口に出してすっきり。
お店は、会社のすぐ近くのイタリアンバール「BLUE PEAL」。お魚料理が自慢のお店で、イタリアンなのに焼酎もおいてあったりする気楽な感じで良かったです。ランチはいつも満席でなかなか入れないのですが、夜もゆったりできて、お料理もおいしくて満足でした。お魚好きな方にはオススメです。
今週末以降は、会社の業務的な飲み会がいっぱい・・・プロジェクトが一段落ついた打ち上げやら、送別会やら、合併会社との顔合わせやら・・・、これ以上太らないように気をつけなくては(>_<)


March 08, 2010 21:25

「農業少女」
作:野田秀樹
演出:松尾スズキ
出演:多部未華子、山崎一、江本純子、吹越満
東京芸術劇場 小ホール1
3月7日(日)夜公演(19時〜)

野田秀樹東京芸術劇場芸術監督就任記念プログラム・・・ということで、野田秀樹の戯曲「農業少女」を松尾スズキ演出という企画。週末はサッカーで多忙なアル姉さんと観に行きました。
野田戯曲を松尾スズキが演出ってすごく豪華なような、変な組み合わせなような、と思っていたのですが、松尾スズキさんは、野田地図の初演のさいには俳優として出演されていたとのこと。大人計画のチケットはなかなか取れないので、私は今回が松尾スズキ演出は初でした。
もっとドタバタ系なのかな、と思っていたのですが、意外とシンプルで分かりやすい演出でした。役者さんも安定力のある山崎一さん、TVで見るよりキュートでパワフルな多部未華子ちゃん、毛皮族の江本純子さん、初演松尾スズキさんのアクの強さに負けない吹越満さん、と4人ともが個性のある演技で4人芝居なのに迫力があって良かったです。
少女への恋心みじめに溺れる中年男、ファシズム的に民衆の気分を読む男、純粋さの象徴である農業少女・・・・野田さんにしてはテーマもはっきりしていて、分かりやす過ぎるのでは?と思うほどでした。野田演出と観比べてみたかったかも。
農業少女


モダンタイムスモダンタイムス (Morning NOVELS)
伊坂 幸太郎 (著)
単行本: 540ページ
出版社: 講談社 (2008/10/15)
ISBN-10: 4062150735
ISBN-13: 978-4062150736


年末に読んだ「ゴールデンスランバー」がなかなか面白かったので、続けて「モダンタイムス」も読んでみました。舞台が21世紀の半ば、という設定なのでSFなのかも?だから超能力とかもありなのかも?という感じの荒唐無稽の伊坂ワールドなのですが、軽いタッチや予想外の展開はいつも通りながら、いつもとはちょっと雰囲気が違うように感じました。社会のシステムに挑む「人間」を描いている気がするからか、夫婦愛のようなものが描かれているような気がするからか・・・。作者自身は「ゴールデンスランバー」と「モダンタイムス」は同時期に執筆していて、双生児のような存在とあとがきに書いているけれど、しっかり二卵生の双生児だと思う。システムに翻弄される一個人という共通のテーマがあるような気はしました。それにしても、通勤読書に楽なように500ページ超の単行本はなかなか普段は選ばないので、すごく長く感じました・・・。「魔王」の続編だったことを読み終わってから知ったのですが、「魔王」を読んだのが昔過ぎて、話をすっかり忘れてしまっていました。残念!
もいちどあなたにあいたいなもいちどあなたにあいたいな
新井 素子 (著)
単行本: 282ページ
出版社: 新潮社 (2010/1/20)
ISBN-10: 4103858028
ISBN-13: 978-4103858027

ものすごく久しぶりの新井素子さんの新刊。どれくらい久しぶりなんだっけ?と思いながらあとがきをめくると、このお話を書くのに費やした時間は8年間・・・びっくりしました。
子どものころから好きで、ずっと新刊が出るたびに読んできたのですが、今回はちょっと読んでいて正直キツかったです。いつも通りの素子さんらしい文章で、やさしい文章なのに濃密な話で、登場人物はみんな思い込みが激しくて自分本位で、でも善意の人たちで、一生懸命で。子どものころから親しんだ新井素子ワールドなのですが、あまりに素子さんの書く文章も世界観も登場人物も変わらないのだけど、8年ぶりとは思えないくらい変わらないのだけれど、きっと読み手である自分の意識や視点が変わってしまっただけなのですが、登場人物たちの思い込みの激しさや自分本位さや善意の塊みたいな存在にまったく感情移入できなくて、つらかったです。もっと素直な目で読まないと純粋には楽しめないのかな・・・と思ったり。好きな作家さんなので、ちょっと淋しい気持ちになりました。でも、また新刊が出たら読んでしまうと思うのですが。

3月になってからも細々とアップしていた2月の読書はこれでなんとか全部感想を書けました。試験もあったので、読書ペースはゆっくりめで全部で7冊。3月もちょこちょこ読んでいるので、また読書日記は遅れつつ書く予定です。そして、今年は洋書も読む予定なのですが、まだ1冊も読めてません。まずは買った絵本から・・・。


March 04, 2010 00:24

invitationInvitation
江國 香織 (著), 川上 弘美 (著), 桐野 夏生 (著), 小池 真理子 (著), 小川 洋子 (著)
単行本: 234ページ
出版社: 文藝春秋 (2010/1/10)
ISBN-10: 4163288201
ISBN-13: 978-4163288208

昔は、好きな作家しか読まないタイプだったので、短編集やアンソロジーは読まなかったのですが、最近は新しい知らない作家に出会えたり、テイストの違う小説が集まって1冊の世界観を作っているのが面白くて、アンソロジーなど好んで読むようになりました。
現代女流作家を代表する人たちが豪華共演という感じのこの作品は、はっきりとしたテーマは知らずに借りたのですが、「老い」がテーマなのかなと思ったりしました。はっきりしたテーマではないのですが、時間は流れていくものだという諦念や人間の老いについて静かに考えさせられる感じ。すべてが恋愛小説でもないし、なんだか不思議な空気感のある本。とくにちょっと浮いていたのが桐野夏生さんだったような・・・。すごく久しぶりに林真理子さんを読みました。個人的には、やっぱり小川洋子さんのがよかったかな。


storyStory Seller
新潮社ストーリーセラー編集部 (編集)
文庫: 674ページ
出版社: 新潮社 (2009/1/28)
ISBN-10: 4101366713
ISBN-13: 978-4101366715
 
まさにエンターテイメント小説!って感じの豪華なアンソロジー。有川浩さんと伊坂幸太郎さんが書いているので読んでみたのですが、どれもいろんなタイプのエンターテイメントが楽しめました。編集のセンスがいいなあと感心。日頃、ほとんど女性作家しか読まないのですが、男性作家陣もなかなか面白かったです。やっぱり読みやすさでは、有川浩さんかなという感じですが、みんな楽しませ上手でした。
人間ドックの待ち時間にずっと読んでいたので、お話を思い出すとクリニックの雰囲気や待ち時間のどきどきを思い出します・・・。こうやって振り返ると2月の読書は割と当たりが多かったな、と思います。3月もさくさく読むぞ。



March 03, 2010 00:57

creatureCREATURES
ストレイテナー
CD (2010/3/3)
レーベル: EMIミュージックジャパン
収録時間: 51 分
ASIN: B0033DAVTG

 テナーの新譜の発売日かつ早く帰れたので(会社を出るのが20時って早くないような・・・でも、すごく早く感じた!)、新宿で待ち合わせ→HMVで買い物→ウィンドウショッピング→軽く夕食→ブックファーストを散歩、とアフター8を満喫。3時間くらいだけど、すごく力いっぱい遊んだ気がしました。
おうちに帰ってからは、おちゃらかのチョコミントほうじ茶を飲んで、テナー新譜を聞きつつ、今月末の旅行のために買ったことりっぷを眺めつつ、ネットをしつつ・・・こういう何でもない日にすごくシアワセを感じます。。「CREATURE」は前作「NEXUS」よりちょっと好みなので4月からのツアーも楽しみです。



March 02, 2010 01:09

sakurabaお好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記)
桜庭 一樹 (著)
単行本: 304ページ
出版社: 東京創元社 (2009/12/26)
ISBN-10: 4488024521
ISBN-13: 978-4488024529


2月の初め頃、温泉旅行に持って行ったりしながら、かなり時間をかけて読みました。エッセイ自体は軽めで読みやすくてさらっと読めるのですが、脚注(って言うのかな?)がすごく充実していて、面白そうな本の情報も得られるので、真剣に読みこんでしまいました。桜庭さんの読書量と幅広さはすごいなーと感心しますが、あんなに本を毎日読んで過ごせるなんて、サラリーマンからすると羨ましい!なかなか面白かったので、シリーズをさかのぼって読んでみようかな。


gohanごはんのことばかり100話とちょっと
よしもと ばなな (著)
単行本: 192ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2009/12/4)
ISBN-10: 4022506571
ISBN-13: 978-4022506573

読書エッセイと並んで好きなのが食エッセイ。よしもとばななさんのエッセイは食べ物の話題が多いところが好きなのですが、この本は「ご飯のはなしばかり」。でも、ちょっと物足りなかったかなと思います。たくさんの景色の中の一つとして食べ物が語られているほうがキラリと光るような気がします。最初から最後まで食べ物だと・・・それはそれで、楽しいのですが。ばななさんのエッセイにいつも出てくる土肥温泉の焼きそばとばななさんのお姉さんのコロッケ、私にとって「ぐりとぐらのカステラ」のような想像上のすごくおいしい食べ物、です。



February 28, 2010 23:24

Dr.パルナサス「Dr.パルナサスの鏡」
原題:THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS
監督:テリー・ギリアム 
脚本:テリー・ギリアム 、 チャールズ・マッケオン 
音楽:マイケル・ダナ 、 ジェフ・ダナ 
オリジナル・デザイン:ディヴ・ウォーレン 
アート・ディレクション:ディヴ・ウォーレン 
出演:ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル、リリー・コール、アンドリュー・ガーフィールド、ヴァーン・トロイヤー、トム・ウェイツ
2009年/イギリス=カナダ/124分

公開前から楽しみしていた「Dr.パルナサスの鏡」。観に行ったのは2月11日建国記念日・・・気がつけばずいぶん前になってしまいました・・・。映画評など読んで予習していった感じだと賛否両論なのかな?と思っていたのですが、観に行って納得。確かに映像はすごく面白いのでテリー・ギリアム好きの人なら楽しめると思うのですが、ストーリー自体はあまりないので、ストーリー展開を楽しみたい人には物足りないかも。リリー・コールがやっぱりかわいかったのですが、もっと「お人形さんみたい!」なのを想像していたので、意外と普通に可愛いんだなと感心しました。鏡の中の世界をジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルという豪華俳優陣が演じ分けているのも話題でしたが、一番はまっていたのはやっぱりジョニー・デップかなあ。。いつの間にあんなにファンタジー顔になったんだろう?(ティム・バートンと組み過ぎ?)ヒース・レジャーの遺作ですが、ヒース・レジャー自体はあまり目立たないので、ヒース目当ての人もちょっと物足りないかも知れません。2月の前半は割とハイペースで映画を観ていたのですが、後半は全然観に行けず、結局「かいじゅうたちのいるところ」「Dr.パルナサスの鏡」「バレンタインデー」の3本でした。3月は何を観に行こうかな・・・。



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