2014/2/11 晴れ
2/10 11
羽田 1:00(予定) 8:45 ガルーダインドネシア航空
デンパサール空港(バリ) 16:00(現地時間)
ホテル(ムリア リゾート) 19:20
ホテルピックアップ 24:00
パッサルアグン寺院 2:00 2:20
アグン山山頂 6:38 7:26
パッサルアグン寺院 11:23 11:37
昼食 12:51 13:30
ホテル 14:30
相方がバリ島ツアーのお得なのを見つける。
羽田を夜中に出発、ホテルに3泊で夜の23時30分に羽田に帰ってくるという、HISの新春キャンペーン。
羽田発バリ直行便は、自分達に取っては魅力がある。ホテルも今回、新しくオープンして1年ぐらいのムリアリゾート(5星)らしい。
自分にとって、ホテルはどこでも良かったのだが、実際泊まってみると、今までで一番良いホテルであった。(数少ない経験の中で!)
2月8日(土)東京45年ぶりの積雪で、翌日深夜の出発が非常に不安であった。
日曜、朝になって陽が出てくると、気温が10℃ぐらいまで上がり、前日、閉鎖やチェーン規制になった首都高なども午後には解除になる。
道路状況に不安があったので、早めの21時頃に家を出るが、まったく問題なく40分ほどで羽田の駐車場に到着。
出発が1日違っていたら、車で羽田にやってくることが無理であっただろう。まだ今日も欠航になっている便がある中、「自分達はなんてラッキーなんだ」と喜んでいた。後で痛い目に遭うとは、この時点では思ってもいなかった。
通常通り、受付カウンターで搭乗手続き、出国審査も済ませ、出発ロビーでソチオリンピックを見ながら搭乗を待つ。
「搭乗まであと30分ぐらいかな」と思っている頃、アナウンスで「本日は、大雪の影響により、乗務員に影響が出ており、ただいま乗務員が成田からこちらに向かっております。乗務員到着まで、しばらくお待ちください。」
機材に問題はないが、操縦するパイロットが居ないということ?
家を出る前のニュースでも、成田は前日から電車が止まっており、帰国した人達が成田から出られず、そこに本日の帰国客も加わり、午後に電車が再開しても、大混雑で大変になっていた。
高速も午後まで規制があったみたいだが、夜の時点では殆どの所は解除になっていた筈である。
普段なら、高速で1時間ぐらいだから、道が混んでいたとしても、1〜2時間ぐらいの遅延は覚悟していた。
3時を過ぎた頃、職員が毛布を配っている。機内で出す筈のおにぎりも配り始めている。
何か、いやな予感がした頃、再度アナウンスで「本日は、皆様に大変ご迷惑をおかけしております。本日は大雪のため、搭乗職員に支障が出ており、ただいま成田からこちらに向かっておりますが、現在、その職員と連絡が取れません。」
「? ? ?」
「従いまして、別の搭乗職員と変更することにいたしました。」
「出発が、再度遅延することをお詫び申し上げます。」
「新たな出発予定時刻は、8時45分となっております」
「え!!! 」
羽田に来るまでは「ラッキー!」と思っていたら、こんな所でしっぺ返しを受けてしまった。
空港で夜を明かす人達をニュースで見ていて、「大変だな〜」と傍観者でいたが、自分達が同じ境遇になるとは、考えもしなかった。
半日は無駄にしてしまったが、「機内の狭い座席で寝るのが、背中は痛いが、ベンチで横になって寝れただけ良し」と考えることにした。
16時にバリ島デンパサール空港に到着。
「18時頃には、ホテルに入れるだろう!」と勝手に予想していた。当初の予定でも、18時頃に早めの夕食を食べ、すぐに休めば4〜5時間は寝れると計算していた。
しかし実際、ホテルの部屋に入れたのは20時になってしまった。
ツアー会社の、ホテルピックアップは24時になっている。
夕食を食べて、少しでも休みたいので、念のために何時も持って来ている「赤いきつね」とサタケ食品の「牛飯」で簡単に済ませる。
シャワーを浴び、2〜3時間は何とか休むことはできたが、熟睡はできなかった。
バリ島の登山、トレッキングツアーは3つほどある。
1、バトゥール山(1717m) サンライズトレッキング 山頂までの登山時間2時間ぐらい
2、アグン山(3142m)サンライズトレッキング (ブサキ寺院(900m)からアグン山最高地点までの登山)山頂までの登山時間7〜8時間
3、アグン山サウスピーク(2800m)サンライズトレッキング (パッサルアグン寺院(1400m)からアグン山火口のサウスピークに登頂)山頂までの登山時間4〜5時間
折角登るなら、できれば最高地点への登山をしたかった。しかし考えてみると、最高地点への登山は、標高差2000m以上あり、まして夜中の登山。
1日の登山での標高差2000mはかなりきつい。相方のことを考えると、ちょっと無理かもしれないので、パッサルアグン寺院からのルートにする。
午前0時にホテルにピックアップに来てもらい、パッサルアグン寺院まで2時間。
雨期の時期の登山。雨が非常に気になったが月が見えている。登山が実施できるか、出発前にツアー会社から、ホテルの部屋に電話連絡がある。
パッサルアグン寺院の駐車場に着くと、登山ガイドのワヤン君が待っていた。
他に1台車が止まっていたが、自分達以外に登山者らしき人は誰もいない。ワヤン君以外、地元の人が二人居ただけである。
他に二組の登山者がいるが、すでに出発しているという。
自分等も登山靴に履き替え、水を貰いハイドレーションに詰め替え、登山準備をして出発。
ホテルにピックアップに来たガイドは、日本語を話すが、登山ガイドのワヤン君は日本語が話せない。英語での対応になる。
駐車場から石段を登り、寺院で登山へのお祈りをする。
寺院の横から山へと入って行く。(写真はすべて下山時)
しばらく、林の中を登って行く。木が途切れる所から町の灯りが見え、ヘッドライトを消すと星空が見渡せる。
風が無く、登っていると少し暑いが、スタート地点のパッサルアグン寺院でも標高が1400mあるのと、夜中なので涼しい。
最初、登山道は粘土質の土であるが、雨の流水のために、かなり掘れてしまっている所がある。
暗くてよく解らないが、あまり南国の森の中という感じがしない。
土から石へと徐々に変わっていく。
思ったほど、浮き石は少ない感じがした。
森林限界を過ぎると、ほとんど岩だけの斜面を登って行く。
山頂は見えないが、先行しているグループの、ライトの明かりがちらちら見える。
富士登山と違い、斜面をほぼ直登していく。
斜度がきつい所は、岩に手をかけて登らなければならない。
アグン山の標高はいろいろな所で違って書いてある。
まともな食事を摂れず、寝不足とで、途中「相方は無理かな?」と思った時もあったが、何とか4時間ちょっとで、サウスピークまで登って来れた。
神像の先に見えるのが、最高地点の山頂方向だが、本当の山頂は後側で見えない。
神像のすぐ後は、火口へと垂直に落ち込んでいる。深さは100mぐらい有りそうだ!
先行していた人達。
オーストラリア人とオーストラリアに住んでいるマレーシア人。
女性は二人のガイドで、男性は自分達のガイド。他にスペインからやって来た男性1名とガイドで、
山頂は、自分達を入れて8名であった。
火口の、岩の色が黄色や緑、赤など場所によって違いグラディーションが綺麗である。
サンライズは見られなかったが、雨に降られず、火口や少しガスってきたが、周りが見渡せたので良かった。
写真には写らなかったが、隣の島(ロンボック島)の山が雲海の中に見ることもできた。
山頂は風が強いが、寒さは感じない。しかし、ガイドのワヤンは寒そうにしていた。
他の登山者と、つたない英語でいろいろ話をしながら、山頂を楽しんだ。
ガイドが、温かい紅茶(コーヒーのリクエストもOK) とパン2個、モンキーバナナ、スナック菓子を出してくれた。
紅茶は温かくて美味しかったが、パンは一口かじっただけで、それ以上、口に入れることが出来なかった。
折角、持って来てくれた彼には悪く、何とか1個だけでも食べてしまおうと、努力をするつもりでいたが無理であった。
バナナとスナック菓子は美味しくいただく。
先行の人達は、順次下山して行った。
自分達も、靴ひもなど締め直し下山を始める。
山頂直下から上を見上げたショット。
やはり写真では傾斜が緩く見えてしまう。
横を見ると、斜度がよく解る。ここを、ほぼ直登して行った訳である。
大きな岩に、沢山の落書きがスプレーされている。
溶岩が流れた跡の様な所?
下山を始めると横風が強くなって来て、突風が吹くと、座り込まないと身体が飛ばされそうになる。
ぼんやりと、登山を開始したパッサルアグン寺院が見える。(写真では見えない)
下山では、ガイドのヤワン君は2度ほど、座っての休憩を促して来た。
一度目は、休憩も必要とザックを降ろし、座ってスナック菓子を食べながら休んだ。
ヤワンは少しだけ生えた草の所で、完全に横になって寝ている。
こちらも寝たいが、横になれるような場所もない。
犬がお裾分けを期待して、こんな所までやって来ている。
あまり休んでしまうと、筋肉が硬くなり、歩き初めが辛くなりそうなので、ヤワンを促し、スタートする。
唯一の、南国らしい植物。
ヤワン君は、携帯で誰かと話しながら下山している。多分、自分達を向かえにくる車と、時間調整をしているのかもしれない。
2回目の休憩は、自分達はあまり休む必要性を感じなかったが、彼は、座って休んでくれと言う。
彼は20〜30分横になって寝てしまった。あと30分ぐらいで駐車場に着くはずだが、まだ迎えの車が来ていないのだろう!
何とか場所を見つけて、自分も横になってみたが、石が背中に当たって気持ちよくは横になれない。
行きでは真っ暗で何も見えなかったが、パッサルアグン寺院に戻ってくると、霧が掛かっていて幻想的である。
真ん中にあるのが、割れ門といってどこのお寺にも必ずある。
右の写真は、割れ門から中を覗いた所。
信者でないと中には入れないらしい。
このパッサルアグン寺院は、バリ島で一番高い所にあるお寺。
駐車場ではガイドとドライバーが待っていた。
帰路の途中にあるライステラス。
ウブドにあるライステラスが世界遺産で有名だが、ここのも、それなりに綺麗である。(ウブドのライステラスは見てないが!)
ただ、日本人には棚田は西欧人ほど、見ても感動がないと思う。
帰る途中の村で、道路脇に祭りの飾り付けがされていた。
各家の前に、一本づつ竹で作った飾りが立っている。
ガイドの話では、家の長男が竹竿の細工を作り、女性がお供え物などの飾りを作るらしい。
日本の七夕みたいなものかな?
3kmぐらいも続いていて、非常に綺麗であった。
帰りの道中でこのようなのが見られたのは運がいい。
昼食も付いているので、レストランに寄って行く。
途中、スコールが降ってきたが車の中で問題無し。下山途中でなくて良かった。
ミーゴレン、ナシゴレンを頂く。
今回のトレッキングツアーは、航空券などとは別のツアー会社に申し込んだ。
ネットで調べると安い所もあったが、申込先が日本語対応で、メール対応の良い所にした。
今回、ホテルまでの送迎と登山ガイド、昼食込みで一人12000円
今回申し込んだツアー会社は「BML Tour & Travel」
帰りの車の中での日本語ガイドとの話で、1名のガイドで何人ぐらい連れて行くのか聞いた。
1〜2名が普通で、多くて3人ぐらい。 グループでの登山で、5〜6人ぐらいになると、ガイドは2名にすると言っていた。
日本で、二人ぐらいのガイドが、20〜30人連れている話をすると、びっくりしていた。
日本への帰りの便は予定通りだったが、帰りが1日遅かったら、また雪で、羽田から車を出すことが出来ず、空港のロビーに泊まることになっただろう!
やはり今回の登山は、雨期の時期でも雨にも降られず(下山したその晩は雷雨がすごかった)空港に泊まるような経験はしたが、全般的にラッキーであったと言える。
追加
帰国後、山頂で一緒だった人が、一眼レフで撮った写真をメールで送って来てくれた。
何枚もの写真を送って来てくれたが、一眼レフはやはり綺麗な写真が撮れる。
でも、山に持って行くには重くて、自分は遠慮したい。
2/10 11
羽田 1:00(予定) 8:45 ガルーダインドネシア航空
デンパサール空港(バリ) 16:00(現地時間)
ホテル(ムリア リゾート) 19:20
ホテルピックアップ 24:00
パッサルアグン寺院 2:00 2:20
アグン山山頂 6:38 7:26
パッサルアグン寺院 11:23 11:37
昼食 12:51 13:30
ホテル 14:30
相方がバリ島ツアーのお得なのを見つける。
羽田を夜中に出発、ホテルに3泊で夜の23時30分に羽田に帰ってくるという、HISの新春キャンペーン。
羽田発バリ直行便は、自分達に取っては魅力がある。ホテルも今回、新しくオープンして1年ぐらいのムリアリゾート(5星)らしい。
自分にとって、ホテルはどこでも良かったのだが、実際泊まってみると、今までで一番良いホテルであった。(数少ない経験の中で!)
2月8日(土)東京45年ぶりの積雪で、翌日深夜の出発が非常に不安であった。
日曜、朝になって陽が出てくると、気温が10℃ぐらいまで上がり、前日、閉鎖やチェーン規制になった首都高なども午後には解除になる。
道路状況に不安があったので、早めの21時頃に家を出るが、まったく問題なく40分ほどで羽田の駐車場に到着。
出発が1日違っていたら、車で羽田にやってくることが無理であっただろう。まだ今日も欠航になっている便がある中、「自分達はなんてラッキーなんだ」と喜んでいた。後で痛い目に遭うとは、この時点では思ってもいなかった。
通常通り、受付カウンターで搭乗手続き、出国審査も済ませ、出発ロビーでソチオリンピックを見ながら搭乗を待つ。
「搭乗まであと30分ぐらいかな」と思っている頃、アナウンスで「本日は、大雪の影響により、乗務員に影響が出ており、ただいま乗務員が成田からこちらに向かっております。乗務員到着まで、しばらくお待ちください。」
機材に問題はないが、操縦するパイロットが居ないということ?
家を出る前のニュースでも、成田は前日から電車が止まっており、帰国した人達が成田から出られず、そこに本日の帰国客も加わり、午後に電車が再開しても、大混雑で大変になっていた。
高速も午後まで規制があったみたいだが、夜の時点では殆どの所は解除になっていた筈である。
普段なら、高速で1時間ぐらいだから、道が混んでいたとしても、1〜2時間ぐらいの遅延は覚悟していた。
3時を過ぎた頃、職員が毛布を配っている。機内で出す筈のおにぎりも配り始めている。
何か、いやな予感がした頃、再度アナウンスで「本日は、皆様に大変ご迷惑をおかけしております。本日は大雪のため、搭乗職員に支障が出ており、ただいま成田からこちらに向かっておりますが、現在、その職員と連絡が取れません。」
「? ? ?」
「従いまして、別の搭乗職員と変更することにいたしました。」
「出発が、再度遅延することをお詫び申し上げます。」
「新たな出発予定時刻は、8時45分となっております」
「え!!! 」
羽田に来るまでは「ラッキー!」と思っていたら、こんな所でしっぺ返しを受けてしまった。
空港で夜を明かす人達をニュースで見ていて、「大変だな〜」と傍観者でいたが、自分達が同じ境遇になるとは、考えもしなかった。
半日は無駄にしてしまったが、「機内の狭い座席で寝るのが、背中は痛いが、ベンチで横になって寝れただけ良し」と考えることにした。
16時にバリ島デンパサール空港に到着。
「18時頃には、ホテルに入れるだろう!」と勝手に予想していた。当初の予定でも、18時頃に早めの夕食を食べ、すぐに休めば4〜5時間は寝れると計算していた。
しかし実際、ホテルの部屋に入れたのは20時になってしまった。
ツアー会社の、ホテルピックアップは24時になっている。
夕食を食べて、少しでも休みたいので、念のために何時も持って来ている「赤いきつね」とサタケ食品の「牛飯」で簡単に済ませる。
シャワーを浴び、2〜3時間は何とか休むことはできたが、熟睡はできなかった。
バリ島の登山、トレッキングツアーは3つほどある。
1、バトゥール山(1717m) サンライズトレッキング 山頂までの登山時間2時間ぐらい
2、アグン山(3142m)サンライズトレッキング (ブサキ寺院(900m)からアグン山最高地点までの登山)山頂までの登山時間7〜8時間
3、アグン山サウスピーク(2800m)サンライズトレッキング (パッサルアグン寺院(1400m)からアグン山火口のサウスピークに登頂)山頂までの登山時間4〜5時間
折角登るなら、できれば最高地点への登山をしたかった。しかし考えてみると、最高地点への登山は、標高差2000m以上あり、まして夜中の登山。
1日の登山での標高差2000mはかなりきつい。相方のことを考えると、ちょっと無理かもしれないので、パッサルアグン寺院からのルートにする。
午前0時にホテルにピックアップに来てもらい、パッサルアグン寺院まで2時間。
雨期の時期の登山。雨が非常に気になったが月が見えている。登山が実施できるか、出発前にツアー会社から、ホテルの部屋に電話連絡がある。
パッサルアグン寺院の駐車場に着くと、登山ガイドのワヤン君が待っていた。
他に1台車が止まっていたが、自分達以外に登山者らしき人は誰もいない。ワヤン君以外、地元の人が二人居ただけである。
他に二組の登山者がいるが、すでに出発しているという。
自分等も登山靴に履き替え、水を貰いハイドレーションに詰め替え、登山準備をして出発。
ホテルにピックアップに来たガイドは、日本語を話すが、登山ガイドのワヤン君は日本語が話せない。英語での対応になる。
駐車場から石段を登り、寺院で登山へのお祈りをする。
寺院の横から山へと入って行く。(写真はすべて下山時)
しばらく、林の中を登って行く。木が途切れる所から町の灯りが見え、ヘッドライトを消すと星空が見渡せる。
風が無く、登っていると少し暑いが、スタート地点のパッサルアグン寺院でも標高が1400mあるのと、夜中なので涼しい。
最初、登山道は粘土質の土であるが、雨の流水のために、かなり掘れてしまっている所がある。
暗くてよく解らないが、あまり南国の森の中という感じがしない。
土から石へと徐々に変わっていく。
思ったほど、浮き石は少ない感じがした。
森林限界を過ぎると、ほとんど岩だけの斜面を登って行く。
山頂は見えないが、先行しているグループの、ライトの明かりがちらちら見える。
富士登山と違い、斜面をほぼ直登していく。
斜度がきつい所は、岩に手をかけて登らなければならない。
アグン山の標高はいろいろな所で違って書いてある。
まともな食事を摂れず、寝不足とで、途中「相方は無理かな?」と思った時もあったが、何とか4時間ちょっとで、サウスピークまで登って来れた。
神像の先に見えるのが、最高地点の山頂方向だが、本当の山頂は後側で見えない。
神像のすぐ後は、火口へと垂直に落ち込んでいる。深さは100mぐらい有りそうだ!
先行していた人達。
オーストラリア人とオーストラリアに住んでいるマレーシア人。
女性は二人のガイドで、男性は自分達のガイド。他にスペインからやって来た男性1名とガイドで、
山頂は、自分達を入れて8名であった。
火口の、岩の色が黄色や緑、赤など場所によって違いグラディーションが綺麗である。
サンライズは見られなかったが、雨に降られず、火口や少しガスってきたが、周りが見渡せたので良かった。
写真には写らなかったが、隣の島(ロンボック島)の山が雲海の中に見ることもできた。
山頂は風が強いが、寒さは感じない。しかし、ガイドのワヤンは寒そうにしていた。
他の登山者と、つたない英語でいろいろ話をしながら、山頂を楽しんだ。
ガイドが、温かい紅茶(コーヒーのリクエストもOK) とパン2個、モンキーバナナ、スナック菓子を出してくれた。
紅茶は温かくて美味しかったが、パンは一口かじっただけで、それ以上、口に入れることが出来なかった。
折角、持って来てくれた彼には悪く、何とか1個だけでも食べてしまおうと、努力をするつもりでいたが無理であった。
バナナとスナック菓子は美味しくいただく。
先行の人達は、順次下山して行った。
自分達も、靴ひもなど締め直し下山を始める。
山頂直下から上を見上げたショット。
やはり写真では傾斜が緩く見えてしまう。
横を見ると、斜度がよく解る。ここを、ほぼ直登して行った訳である。
大きな岩に、沢山の落書きがスプレーされている。
溶岩が流れた跡の様な所?
下山を始めると横風が強くなって来て、突風が吹くと、座り込まないと身体が飛ばされそうになる。
ぼんやりと、登山を開始したパッサルアグン寺院が見える。(写真では見えない)
下山では、ガイドのヤワン君は2度ほど、座っての休憩を促して来た。
一度目は、休憩も必要とザックを降ろし、座ってスナック菓子を食べながら休んだ。
ヤワンは少しだけ生えた草の所で、完全に横になって寝ている。
こちらも寝たいが、横になれるような場所もない。
犬がお裾分けを期待して、こんな所までやって来ている。
あまり休んでしまうと、筋肉が硬くなり、歩き初めが辛くなりそうなので、ヤワンを促し、スタートする。
唯一の、南国らしい植物。
ヤワン君は、携帯で誰かと話しながら下山している。多分、自分達を向かえにくる車と、時間調整をしているのかもしれない。
2回目の休憩は、自分達はあまり休む必要性を感じなかったが、彼は、座って休んでくれと言う。
彼は20〜30分横になって寝てしまった。あと30分ぐらいで駐車場に着くはずだが、まだ迎えの車が来ていないのだろう!
何とか場所を見つけて、自分も横になってみたが、石が背中に当たって気持ちよくは横になれない。
行きでは真っ暗で何も見えなかったが、パッサルアグン寺院に戻ってくると、霧が掛かっていて幻想的である。
真ん中にあるのが、割れ門といってどこのお寺にも必ずある。
右の写真は、割れ門から中を覗いた所。
信者でないと中には入れないらしい。
このパッサルアグン寺院は、バリ島で一番高い所にあるお寺。
駐車場ではガイドとドライバーが待っていた。
帰路の途中にあるライステラス。
ウブドにあるライステラスが世界遺産で有名だが、ここのも、それなりに綺麗である。(ウブドのライステラスは見てないが!)
ただ、日本人には棚田は西欧人ほど、見ても感動がないと思う。
帰る途中の村で、道路脇に祭りの飾り付けがされていた。
各家の前に、一本づつ竹で作った飾りが立っている。
ガイドの話では、家の長男が竹竿の細工を作り、女性がお供え物などの飾りを作るらしい。
日本の七夕みたいなものかな?
3kmぐらいも続いていて、非常に綺麗であった。
帰りの道中でこのようなのが見られたのは運がいい。
昼食も付いているので、レストランに寄って行く。
途中、スコールが降ってきたが車の中で問題無し。下山途中でなくて良かった。
ミーゴレン、ナシゴレンを頂く。
今回のトレッキングツアーは、航空券などとは別のツアー会社に申し込んだ。
ネットで調べると安い所もあったが、申込先が日本語対応で、メール対応の良い所にした。
今回、ホテルまでの送迎と登山ガイド、昼食込みで一人12000円
今回申し込んだツアー会社は「BML Tour & Travel」
帰りの車の中での日本語ガイドとの話で、1名のガイドで何人ぐらい連れて行くのか聞いた。
1〜2名が普通で、多くて3人ぐらい。 グループでの登山で、5〜6人ぐらいになると、ガイドは2名にすると言っていた。
日本で、二人ぐらいのガイドが、20〜30人連れている話をすると、びっくりしていた。
日本への帰りの便は予定通りだったが、帰りが1日遅かったら、また雪で、羽田から車を出すことが出来ず、空港のロビーに泊まることになっただろう!
やはり今回の登山は、雨期の時期でも雨にも降られず(下山したその晩は雷雨がすごかった)空港に泊まるような経験はしたが、全般的にラッキーであったと言える。
追加
帰国後、山頂で一緒だった人が、一眼レフで撮った写真をメールで送って来てくれた。
何枚もの写真を送って来てくれたが、一眼レフはやはり綺麗な写真が撮れる。
でも、山に持って行くには重くて、自分は遠慮したい。
コメント