登山日記

月1回程度の登山記録を忘れない様に日記風に書いてみた。

2014年11月

2014/11/24(祝) 薄曇り、晴

一般の人の三連休最終日、特に予定がない。山に行きたいが遠くへ行くと、帰りの高速が渋滞になるので近場しか行けない。
箱根には何度も行っているが、紅葉がすごく綺麗だったという記憶があまり無い。
今までは、車で行って下りで渋滞にはまったり、ぎゅうぎゅう詰めの登山電車やケーブルカーというイメージが強く残っている。混むときは箱根に立ち入らない事としていた。
今回、箱根の山の中を少し歩いてみたくていろいろ調べてみた。

箱根湯本駅周辺に、車を駐車する所がないか調べてみると、箱根町庁舎駐車場の一部が、土、日、祝祭日、一日400円で駐車できる。
これは良い!!
ここに、朝駐車して登山電車で小涌谷まで上がり、鷹巣山、浅間山に行き、湯坂路の尾根を使って湯本まで下ってくることにする。

自宅 5:30
箱根湯本駐車場 6:23
箱根湯本駅 7:00
小涌谷 7:37
千条の滝 7:55
鷹巣山 8:54 8:56
浅間山 9:30 9:46
湯坂城跡 11:03
箱根湯本(湯坂路登山口) 11:20
箱根湯本商店街 11:25 11:40
駐車場 11:50
自宅 12:40


R1042540R1042542







朝7時の箱根湯本駅。
登山電車はガラガラである。
小田原からの電車が到着しても乗車客はパラパラで、登山電車に乗る人はさらに少ない。



R1042543対岸の山の紅葉は綺麗そうであるが、まだ陽が当たっていないのでやや暗い。陽が当たれば綺麗に見えるのだろう?








R1042550箱根湯本駅で駅員さんに聞くと、登山電車もSuicaが使えるらしい。
塔ノ沢や小湧谷の駅に、あのゴツイ改札ゲートがあるのかと思ったら、簡易版のセンサーであった。
乗車と下車用が別々に設置されている。

この時間、まだ駅には駅員さんが居なく、電車を降りると、車掌さんが切符を回収している。
「Suicaです」と言うと、「そうですか!」と行ってしまう。

一緒に下車した男女。 たぶん台湾からの観光客と思われるが、Suicaを手にして、どうしたら良いか悩んでいる。
「センサーの所にかざすんだよ!」と促してあげると、エラーメッセージ。
乗る時センサーにタッチしてこなかったようだ!!

電車はすでに出発していない。
どうしたら良いのか悩んだ顔をしている。

ちょうど近くに居た、地元の人と思われる男性が、「あとで駅員さんに言えばいいよ!」と言っている。そんな日本語が通じる訳がないので、私も、「OK!、OK!」とSuicaを手渡しながら、手招きで駅から出たらと促してしまった。
「箱根登山鉄道さん、すいません。」



R1042554小湧谷駅から、住宅や保養所などの間を通り、千条の滝に向かう。
まだ日が射してこないが、紅葉はそれなりに綺麗である。

千条の滝方向から、朝の散歩なのか若い男女や、少年などがやって来た。




R1042558R1042561千条の滝。







気温はそれほど低くはないのだが、湯気が立っている。
まさかと思って、水に手を付けてみるとやや温かい。温泉が混じっているようだ!
誰も居なくて静かで、やはり朝はいい!!


R1042560ここから、沢沿いに登って行く。
土の地面に枯れ葉が落ちていて、足に優しく歩きやすい。







R1042567視界が少し開けると、強羅の方が見えてきた。








R1042569千条の滝から40分ほどで尾根にでた。
今回は登山時間も短く、まだ朝日も当たってこないので、かなりゆっくりなペースで歩いている。







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尾根にでると陽も当たってくる。
鷹巣山へ行く登山道には綺麗な紅葉が見られた。
ここには、唐松の木もあり黄色に輝いている。

雲が多いので、日が射す時間は一瞬である。
天気予報では、午後は曇りなので今が良い時間なのか、もう少しあとが良いのか難しい。

陽が当たった一瞬を狙ってシャッターを切る。


R1042581R1042582R1042583







鷹巣山の山頂は、周りに木があり景色は望めなかった。

テーブルが一つあるが、夜露でまだ濡れていた。






R1042596陽が当たり始めると輝いてくる。








R1042619浅間山に向かう登山道には、椿の木とあじさいが植えられている。(左右均等にあるので、植林したのだろう?)

京都などの紅葉は確かに綺麗であるが、お寺などは人が庭園として作った物である。山に来たときは自然の美しさを期待してる訳で、植林して作られた美にはあまり興味が湧いてこない。

箱根は、何処までが自然な物で、何処からが人の手が入った物か解らないけど!!


R1042624R1042629

R1042626





浅間山山頂。
かなり広い縦長の原っぱである。
両端にテーブルが一つずつある。

ここで休憩をしていると、単独の登山者が追い付いてきて、反対のテーブルで休憩している。
トレランの人も一人走って行った。
今日、山で初めて遭う人達である。



R1042639R1042631









ここからの、湯本までの尾根下りは緩やかで、紅葉もそれなりでいい!!
何と言っても、人が少なくて気分がいい。
箱根とは思えない。

そう思っていたら、少しずつ湯本から登ってくる登山者が現れてきた。
先週の妙義山ほどではないが!!


R1042636途中、登山道脇のススキの中でスコップで何かを掘っている二人組がいた。

何かを探しているような会話が聞こえるのだが、ススキの中なので何をしているのかはよく解らない。

さらに登山道を下って行くと、登山道のすぐ脇にスコップで掘った穴が幾つも出てくる。
穴をのぞいても何の目的で掘ったのかよく解らない。

何十個と掘られた穴が続く。一カ所掘るにも時間が掛かりそうであるが、環境破壊もいいところである。
あれは何を採ろうとして掘っているのか非常に気になった。
下って行くうちに段々と腹立たしくなってきた。



R1042642湯坂路の中間ぐらいの所に、赤とオレンジ色が輝いている木があった。
今日一番かもしれない。







R1042647周りの木が杉林に変わる。










R1042648そのうち石畳の道が現れる。

戦国時代に作られたものらしい。

石畳の上に枯れ葉が積もっていると、滑りやすいので気を使う。






R1042649ここにも城跡(湯坂城)









R1042651R1042650









湯坂城跡から20分ぐらいで函嶺洞門近くの国道1号に降りてきた。
ここを車で走ったのはいつ頃だっただろうか? 函嶺洞門にバイパスができている。
毎年、箱根駅伝をテレビで見ているが、バイパスが出来たのは知らなかった。

すでに箱根湯本駅方面は、車が詰まり始めている。



R1042654R1042655








お蕎麦でも食べて帰ろうかと思ったら、目指したそば店には、すでに行列が出来ていた。
諦め、渋谷の街中のように混雑したお土産街を、駐車場に向かう。

相方が、干物を買って帰るという。待っている間、店の横に試食をさせている様な所があった。
よく見ると、冷凍の魚を自分で焼いて食べるシステム。
直ぐに食べれる訳ではないが、好きなだけ焼いて食べられる。
横には、昆布茶の用意もあった。

相方は色々と買い物している。
デパ地下のように、レジ袋を幾つも持ち駐車場に向かう。
道路は混まずに、スイスイと1時間かからず帰宅できた。

















2014/11/16(日) 晴


IMG_5305








以前から行こうと考えていた妙義山だが、11月の予定が16日まで空かなかった。
妙義山の山塊群の白雲山、相馬岳、東岳、金洞山などの山頂稜線はかなり難易度の高い所みたいなので、ここには行くつもりはない。
なので今回は、妙義山に登ったではなく、妙義山に行ったということかな!


IMG_0156





自宅 3:21(4:00出発でも良かったかも!)
練馬IC 3:58
藤岡ジャンクション 4:49
甘楽SA 5:05 5:26(早すぎたため、時間調整)
松井田妙義IC 5:43
富岡市営駐車場 5:50 6:24
金鶏橋 6:51
一本杉 7:34
石門入口 7:46
見晴台 8:39 8:43
第四石門 8:50
天狗の評定 9:08 9:18
東屋 10:22 10:53
タルワキ沢出合 11:24
第二見晴 11:33
第一見晴 11:57
妙義神社 12:07 12:12
駐車場 12:20 12:36

練馬IC 13:52
自宅 14:30


R1042342妙義山は人気の山なので、たぶん混むだろうといつも通り、日の出少し前に駐車場に到着。
写真手前が富岡市営駐車場。奥に見えるのが、「道の駅みょうぎ」の駐車場。
道の駅には20台ぐらいと市営駐車場にも4〜5台の車が車中泊なのか停まっていた。


妙義山は今回駐車した、妙義神社側に何カ所かと、石門のある中之嶽神社に400台ぐらいの駐車場がある。
予定は日の出と同時にスタートし、一部車道を歩いて石門側まで移動。
朝日が当たって混まないうちに石門群を周り、中間道を使ってお昼頃までに妙義神社に戻ることにした。


R1042347車道から、「金鶏山?」と思われる岩壁に朝日が当たって、赤く染まっている。







R1042351金鶏橋から一本杉まで登山道を30分ほど登って行く。
まだ陽がしっかり当たらないが、陽が差し込んでくればそれなりに綺麗なのだろう!







IMG_5305冒頭の写真だが、一本杉手前のところから見ることができた。

この時間が、斜面に一番よく陽が当たって輝いているようだ。





R1042359登山道は、こんな感じ。











R1042367R1042368







一本杉からまた車道を少し歩くと、石門入口がある。
道路の反対側に管理事務所がありトイレがあるのだが、時間が早すぎるのか鍵が掛かっていて使用できなかった。
ここのトイレを使用できないと、妙義神社に戻るまでの3〜4時間トイレが使えない。10分ほど中之嶽神社駐車場まで行けばトイレがあるのだが、往復20分必要である。ここは、そのまま行くことにする。
ここに、登山届けのボックスがあったので、自宅で作成してきた登山届けを投函。山頂稜線に行かないので、出す意味があるのか解らないが一応入れておく。


R1042369最初のクサリ場(かにのこてしらべ)







R1042378第一石門。
通り抜けて振り返った写真。










R1042382R1042384第二石門。
高い位置にあるので、登って行かなければならない。

「かにの横ばい」どこかで聞いたネイミング!!
どちらが先に付いた名称か?





R1042385第二石門手前。









R1042387振り返るとこんな感じ。
人がいないと斜度が解りづらい。








R1042388越えると、登りより長いクサリ場。

この第二石門が、この石門群の中で一番クサリ場が長い。

ここまで、数組の登山者がいるだけだったが、時間が経つにつれ人がどんどん増えてくる。






R1042395ここは、「片手さがり」?











R1042399第三石門。
ここは通り抜けできない。

見て引き返すだけ!








R1042403石門広場から見晴台へ登って行く。











R1042408R1042411







見晴台。
ここからの景色はなかなか良い。
右の写真で岩の上に人が立っている所が「大砲岩」
ここからの紅葉はちょっと遅すぎた感じである。


R1042417第四石門。
石門広場に戻ると目の前にある。
テーブルが4つほどあるが、さらに人が増えて休憩している。
石門右側の淵で、スタート時一緒だった人が休憩していた。降りてきた時「あそこからの景色はどうですか?」と声をかけると「最高だよ!!」と教えてくれる。


R1042421岩が柱のようになっていて、確かに素晴らしい。
帰ってから調べると、ここも絶景ポイントの一つになっていた。
右端に小さく人が見える所が、先ほどの見晴台。

ここでちょっと休憩しても良かったが、人がどんどん増えてくるので先へ進む。


R1042425大砲岩に行く途中。
ここから見ると、本当に大砲のように見える。








R1042428遠くに荒船山の直角の断崖が見える。
あそこで何人もの人が滑落して死んでいる。

ここからみると、上は本当に真っ平らである。





R1042429大砲岩に向かうには、何本かのクサリ場を下ったり登ったりしなければならない。










R1042430傾斜が70〜80度ぐらいあるが、ステップが切ってあるので問題無し。







R1042433天狗の評定から見た最後の難所。
相方が下っている先は幅が狭く、左右は切り立った崖になっている。
自分もここは少し緊張した。

手前のところを左に行けば「大砲岩」だが、今回は遠慮。





R1042435天狗の評定からみた景色。
妙義神社方面の白雲山や相馬岳。







R1042438すぐ目の前に大砲岩がある。
あの岩の向こう側も同じように垂直に切れ落ちている。






R1042442下に、中之嶽神社駐車場が見える。
まだ、かなり空いている。










R1042458R1042459










中間道を妙義神社へと向かう。
こちらに来ると人が少なくなって、石門群に居た人達は、中之嶽神社駐車場に車を停めていたのだろう。
しばらく歩いて行くと、妙義神社方面からやってくる人が段々多くなる。
その内、10名ぐらいの団体が数組やって来たと思ったら、最終的には30名ぐらいの団体が2組もやって来た。
写真の階段けっこう長い。ここでは、団体が登りきるまで気長に待つしかない。


R1042463東屋。
数組が休憩していた。
ここまで、ほとんど休憩なしで来た。
ここ以外で、休憩できそうな所は無さそうなので、ここで早めの昼食にする。(40分先の第二見晴でも良かったかも!)


かなりの人達がやって来ているが、石門群のクサリ場は、午後になったら二進も三進も行かなくなるのではないかと想像される。



R1042468岩壁に赤い紅葉が付いているのが初めて見られた。











R1042472沢を越えるたびに、何回も下ったり登ったりを繰り返す。








R1042492R1042495ヘルメット冠り、稜線を走破してきた若者たちが自分の前を歩いていた。急に立ち止まり、何かに飲料用の水を掛けている。


よく見ると、赤い筒のような物から煙が出ている。
覗き込むと、吸い殻入れと書いてある??

来る途中、あちこちに山火事注意の案内板が立てかけてあるのだが、こんな所に吸い殻入れを置くなんて、かえって火事が起きそうに思える。それも設置したのが営林署である。
山の中のこんな枯れ葉が多い所に、吸い殻入れがあるなんて初めて見た。

こうでもしないと、吸い殻をポイ捨てする輩がいるのだろうか?
最近は、どこの観光地でもゴミ箱を設置しなくなっている。環境整備のためにゴミ箱を置くと、かえってみんながゴミを捨てていって大変なことになっている。

人間、吸い殻入れが置いてあると「ここでタバコ吸っていいんだ!!」ということになる。

自分も予備の水があったので使用する。3人の残りの飲料水で煙は消えた。

若者は、「営林署に電話する!!」と息巻いていた。

ここは、登山でやってくると言うより、観光でやってくる人の方が多い訳で、モラルが悪いのだろう!!



R1042493第一見晴から「道の駅みょうぎ」の上にある「妙義ふれあいプラザ」の温泉施設が見える。








R1042502第一展望台から10分ほどで妙義神社の横にでる。

朝の方が、山に陽が当たって綺麗だったかもしれない。






R1042505駐車場に戻ると満車になっていて、道の駅には駐車待ちの車が延々と続いている。
道の駅で、横浜よりかなり安い野菜を買って、早々に出発する。

途中、関越道も環8も渋滞なく、行きと同じ2時間で帰宅できた。

いつも通りスポーツジムでゆっくりサウナも入り、家までのラジオで「関越道、高坂サービスエリアで渋滞13km」と言っていた。















iPad miniで山でのナビゲーションを始めて約1年8ヶ月、20回ほど使ってみた。

20回の使用経験から言うと、GPSを持っていることは自分の登山技量からすると、ものすごく便利
というか、無くてはならない物になっている。

GPSがあってかなり助かったことを書き出してみると。


1)会津磐梯山
新雪の中、トレースもなく登山道がよく解らなかったが、GPSを持っていたことで、ルートの心配をせずに行動できた。(ルート案内設定)

R1038423R10384272







これで、もう少しガスが掛かっていたら、まったく進行方向は解らなくなっていた。

ログを見ると、コースを外れているのがよく解る。






2)丹沢(檜岳)
登山道とは別のバリエーションルートを使っての登山。(ルート案内設定)

写真写真6写真7







この時初めて、登山道でない所(作業道)から登り、まったく作業道もない所を下ってきた。

楽しい山歩きができた。






3)丹沢(三峰山)
ここでも下りでバリエーションルートで下ったが、途中で尾根を間違えて下って行きそうになった。(途中で、GPSを見て間違いに気づく)(ルート案内設定)

写真2ここは、そのまま下って行ってたら、かなり大変なことになっていた。(どちらも登山道のない尾根)









4)黒滝山、大佐飛山
林道の登山口を間違えるとこだった。(スタート時GPSでスタート場所の違いに気づく)(ルート案内設定)
R1040618R1040616







写真のように梯子は同じなので、間違えて登り始める所だった。GPSの電源を入れて場所が違うことが解った。
左が正しい登山道の梯子。




image途中、自分達の居る所をGPSで確認し、目的地の大佐飛山まで行くことが時間的や体力的に無理と判断した。













写真 2帰り道、雪上のトレースと薮のため、2回も進行方向を間違えた。

この時は、登山道を間違えた人の足跡をたどって行き、おかしいと思ってGPSを出すが、仕舞って進むとまた間違えている。





5)八ヶ岳(東天狗岳)
山頂から下山道を間違えて少し下ってしまった。(GPSで間違いをすぐに確認)
写真 1







山頂からのルートが3本以上あると間違えやすい。
間違えた2回とも、他の登山者が先に下って行ったので、何も考えずにその道で良いのだろうと続いて下って行った。(山に少し慣れてくると、ふと気が緩んでしまう)



20回中5回もGPSに助けられているので、やはり自分にとってGPSは無くてはならない物である。












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