February 01, 2007

『ものごとは努力によって解決しない』

これは、臨床心理学者である河合隼雄さんの『こころの処方箋』という本の中の、21章のタイトルの言葉です。

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『こころの処方箋』は全部で55章あり、どの章のタイトルも含蓄のある意味深い言葉がつけられ、そのタイトルの言葉の意味を作者独特の視点で解釈したことが、短い文章でわかりやすく書かれています。

何だかもやもやしたり、物事がうまく行かない時、私はこの本を取り出します。パラパラとめくっていくうちに、今の自分の心具合にピタッとくるタイトルに出会ったりするからです。そしてその章の中に、まさに「そうだったのか!!」というような深い真理を発見し、それが解決のヒントになったりするのです。

このところ、ひっかかっていた言葉は、これ。
『ものごとは努力によって解決しない』
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riro at 23:16|PermalinkComments(10)TrackBack(0) ジャンバラヤ 

June 23, 2006

子育てに負けないために。

一つの大きな車両事故の前には、すんでの所で未然に防がれた
多くの事故が潜んでいるという。

最近起こった、思春期の子供と親をめぐるショッキングな事件には、
たいてい自分の子供と同年齢の少年が関わっている。
そんなニュースを耳にするたびに、いつも胸がキューっと締め付けられ
ドキドキしてくる。他人事ではない。事件は氷山の一角で、海の底には
どれだけの大きさの氷が沈んでいるのか計り知れない。
一つの事件の背後に、沢山の普通の家庭にその芽が潜んでいると
知らせているように思えてしょうがない。

自分の子育てが失敗したと考える時はどんな時だろう。
それはきっと、子供がいい学校に行けない事でも、
家出して夜通し街を徘徊し補導される事でもない。

最悪の子育ての結末とは、「親が子供を殺す」または
「子供が親を殺す」です。これ以上不幸な結末はありません。

と『強育論』の著者、宮本哲也氏は言う。
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riro at 12:21|PermalinkComments(10)TrackBack(0) ジャンバラヤ 

April 11, 2006

始まりの季節、春。

4月は始まりの季節です。
春を迎えて、心や体が自然に浮き立つようになって、
さあ、新年度の始まりだ!と張り切っている人達がいる一方。
新しい環境の中で緊張や不安をいっぱい抱えて、
まだ戸惑っている人達もいる。
そんな季節です。

長い間緊張した状態から、やっと解放された子供とその家族は、
安堵とともに見えない疲れもどっとでてくる時期でもあります。
知り合いの息子さんは、志望校に合格してホッとしたのもつかの間、
原因不明の難聴になってしまいました。幸い、今はほとんど元どおりに
回復してきたそうですが。

受験生の母友達だった友人は、息子が入試直前に志望校を変更して、
最後までハラハラさせられたそうです。
無事受験が終わったあと、自分でも今まで感じた事がなかったほど、
無性にイライラして、家族にあたってしょうがなかったといいます。
年ごろなので、すわ更年期の症状かと疑ったりもしたそうです。
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October 19, 2005

騙されないために

何のために勉強するのか、と子供に聞かれたら。
大人になってから騙されないために、
そう答えよう。

少し前までは、何のために勉強するのかと聞かれたら、
一人で生きていけるように。
そう答えようと思っていた。

一人で生きていくために、
知っておく事はそんなに多くない。

大切なのは知識よりも、
困った事、分からない事に出合った時に、
どこの誰にどう聞くか、どう調べるかという事。

だけど最近は、
昔とどんどん社会の様子が変わっていき、
その前にもっと大切な事を
しっかり心に留めておかなくてはならなくなった。

騙されないように。誰から? 何から?
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October 02, 2005

責められるのは、親だけなのか

とある休日に、スーパーのフードコーナーで親子で昼食を食べていた時。
前の席に親子連れが座る。幼稚園ぐらいの子供達二人。
途中で、おもちゃの貸し借りを巡り、お姉ちゃんに貸してもらえなかった弟が
ひどく泣き始めた。
よくある光景と思っていると、尋常でない大泣きはいつまで経っても収まらず、
その中でお母さんとお姉ちゃんは、いつものことらしく普通に食事を続け、
のけぞって暴れる弟をお父さんは抱っこして、少し離れた所に移動する。
私達が食事を終え食器を片しその場を離れて、そのフロアで30分ほど
買い物を続けている間も、その子の泣き声は遠くからずっと途切れることなく
聞こえ続けた。
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June 01, 2005

6月1日から新たに始まること・・・。

6月1日から、新たにblogを始めた人がいる。
神奈川県知事の松沢成文氏。その名も「松沢しげふみ タックルレポート」
コメントもトラックバックも受け付け、返信はともかくも、コメントは全て読んでもらえるらしい。
氏は他にも公式サイトをもっている。その他に、新たにblogを立ち上げたのは、県民の生の声を聞きたいからだそうだ。

神奈川県民の方、近隣にお住まいの方、神奈川県に関心をお持ちの方、そして「知事のblog」に興味・関心のある方。

一度のぞいてみては、いかがですか。

*この記事は「ジャンバラヤ」“「現場」の声の一つ一つを取り上げることから始めて欲しい”にTBします。

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March 02, 2005

ありがとうドラえもん!いや大山のぶ代さん、そして他の声優さんたち。

今日の朝日新聞の朝刊の「私の視点」に「ドラえもん」の声優で有名な大山のぶ代さんが書いたオピニオンが掲載されていました。
<■ドラえもん 言葉遣いへのこだわりを>
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February 16, 2005

いったいゆとり教育って何なの?〜漢字テスト編

先週、小学校の娘のクラスで「漢字のまとめテスト」があった。
一年間で習った漢字の総復習テストだ。事前に出題する問題のプリントが配られ、テストの日も予告してある。だから、ちゃんと真面目に練習していけば、誰でも100点がとれる問題なのだ。
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January 22, 2005

ピアノパラリンピックinJAPAN

今日は夫が家にいたので、昼過ぎに普段見ないTVがかかっていた。
気がつくと、TVから綺麗なピアノの音色が聞こえてくる。
「ステキ!! 誰が弾いているんだろう」と画面に目を移すと、
ピアノを弾く子供の姿が映っていた。
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December 27, 2004

「インターネット利用者は5年で挙動が似てくる」って本当?

今一番、ピタッとくる事が書いてあった本。
「考える技術」大前研一(著)によると、今、2004年現在、インターネットに繋がっている人は8億人いて、そのうちの大半はウィンドウズを使っているそうです。
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