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本格化してきました。
今までの
お風呂の設定温度では寒かったので
身体を温めるのに少し時間がかかりました。
風邪も流行っていることだし
気を付けないとですね。
土曜日の昼下がりの出来事でした。
旦那は仕事の為
自宅のリビングには
長男(小6)
長女(小4)
次男(年中)
の3人が思い思いに寛いで
私は洗濯物をとり込んでいるところでした。
とてもいいお天気で
リビングにも
気持ちの良い秋の空気が入って
日差しもたっぷり。
こんな平穏な空間に
悪夢が忍び寄っていることに
未だ誰も気付いていませんでした。
私が洗濯物を入れて
畳み始めた時ー。
長男がその気配に気が付いたのです。
「キャアアアアアアア!!」
小6男子のものとは思えない
情けない悲鳴が
平和だった空気を一変させます。
長男の視線は床の一点を捉えたまま。
次いで
長女、次男も長男の視線の先を追いました。
「キャアアアアア!!」
次は長女が
先程と同じ悲鳴を上げました。
(また、虫か…)
そう、私は思いました。
そして
皆の視線の先に目をやった瞬間
一瞬にして
言いようのない恐怖感が私を襲いました。
「なに、あれ?なに?あれ!」
見たこともないような風貌の、
虫…?蜘蛛…?蛾…?
薄い茶っぽい全体像に
軽く縞模様。
触覚だか足だかが長くて
動きそのものも一定でなく
危なっかしい感じです。
人は得体の知れないものに
こんな風に恐怖感を抱くのですね。
そこから
私たちとその生物との闘いが始まりました。
長男が
新聞紙を持ってきて
生物をそこへ乗せて窓の外に出そうとしました。
そぉっと生物の進行方向に
新聞紙を近づけました。
何しろ
どんな動きをするのか読めないので
長男もおっかなびっくり。
近づけては
ビビって逃げるの繰り返しです。
やっとの思いで
生物が新聞紙に乗った!
…と思った瞬間
「ギャアアアアアア!!」
悲鳴を上げ
新聞紙を放り投げて逃げる長男。
「…今…飛んだよ?」
生物は飛ぶことも出来るらしいのです。
子ども達の話では
新聞紙から逃げた生物は
出窓に置いてある棚の裏側に入ってしまったということ。
入り込んでしまい
姿が見えないのは不安ですが
逃げたところが窓の側であれば
そこから追い出せば良いだけのこと。
「俺さっきやったんだから、お前がいけ!」
よく分からない屁理屈で
長女が生物の状況を確認させられることになりました。
長女は既にパニック状態。
「やだ、出来ない」
と泣いているばかり。
すると今まで黙って状況を見守っていた次男が
満を辞して登場してきました。
全然怖がるそぶりを見せない次男は
棚の裏側を近くから覗いて
「あー!あそこにいる!!」
「頭掻いてるよー!」
「うわー!動いてる!」
その様子を見て
長男は(こいつはイケル!)とばかりに
次男に指示を出します。
窓を開けて
次男に棒を持たせて
自分の指示通り
生物を突っつかせるという作戦です。
長男は
生物が飛んできても大丈夫な距離を保って
指示を出し続けます。
次男は怖がる事なく
指示通りに生物を突っつき続けます。
そんな事が何分続いたでしょう。
ようやく
生物を窓の外に追いやり
闘いが終わったのでした。
正直言って
私と娘は
ギャアギャア言っているだけで
何も出来ずの状態でした。
「俺達のお陰で助かったな!」
と得意顔の長男に
(イヤ、ほとんど次男のお陰だから!)
と突っ込む資格もない母でした…
後からネットで調べたのですが
カマドウマという虫だそうです。
どういうわけだか
私の出身地である栃木県には
存在していないらしく
両親も祖母も知りませんでした。
見たこともないんですから
そりゃあ恐怖を感じるわけですよね。