マリー・マクガキン

2009年08月07日

サン・ルイ・レイの橋 [DVD]

サン・ルイ・レイの橋 [DVD]
原題:THE BRIDGE OF SAN LUIS REY
公開:2004年劇場未公開
製作国:スペイン/イギリス/フランス
上映時間:120分

監督:マリー・マクガキン
出演:ロバート・デ・ニーロ、キャシー・ベイツ、ハーヴェイ・カイテル、ガブリエル・バーン、F・マーレイ・エイブラハム

+あらすじ+
サン・ルイ・レイ橋の落下事故時、偶然その場に居合わせた犠牲者5人にまつわる因縁を調査するひとりの聖職者を描く。

++
ソーントン・ワイルダーのピューリッツァー賞した「サン・ルイス・レイ橋」を映画した作品。

舞台は18世紀のペルーの都市リマ。サン・ルイ・レイの橋という渓谷にまたがる吊り橋。ある5人が渡っている最中に吊り橋が切れ落下してしまうという事故が起こってしまいます。

偶然に居合わせたひとりの修道士が、6年をかけてこの5人について調査して一冊の本にするのですが、これが異端行為とみなされて諮問会にかけられるというシーンから始まります。そして回想として5人の犠牲者がこの橋を渡るまでを描いています。

ロバート・デ・ニーロを始め豪華キャスト、衣装やセットもしっかり本格的でとっても素敵でこれはかなりお金がかかってるなーという感じです。18世紀のペルーは知らないけれど雰囲気出てる感じがします。ちょっと未公開なのがもったいない作品ですね。

米国で最も権威のある文学賞、ピューリッツアー賞に輝く名作中の名作だそうですが今回初めて知りました。前半はちょっとわかりにくかったです。そのまま5人のエピソードを観ていくとだんだんこの5人が近づいてくるんですね。

この5人の死は偶然だったのか、それとも神の意志によるものなのか。

5人それぞれのエピソードがとても切ないもので、そこに共通するのは愛。5つのエピソードが1つになり、吊り橋にやってきた時には事態がわかってるだけに何ともいえない気持ちになりました。これは・・・どちらとも言えそうな気がする。

大司教役のロバート・デ・ニーロが、出番は少なかったけれどもさすがの存在感と貫禄で久々にきたよーというハマり役でした。

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risheehat51 at 12:43|PermalinkComments(1)