麻雀に関する法律

2009年05月31日

麻雀の何切るに著作権はあるのか?

前回は、麻雀の牌譜の著作権有無について考察しましたが、今回は何切るについて考察してみます。
何切る(なにきる)とは、麻雀において、手牌13枚に自摸した牌1枚を加えた計14枚の牌の中からどの牌を打牌するかを問う問題のことをいう。
何切る ウィキペディアより引用

さて、今回も将棋との比較で考えてみましょう。
前回の記事において、将棋の棋譜に著作権はあるかどうかは微妙であるという結論に達しましたが、詰将棋の著作権はどうなっているのでしょうか。

結論としては、詰将棋は通常の指し将棋よりも創作性が高いために、著作権が認められるという意見がほとんどです。(当然少数ながら著作権を認めないという意見もある)

指し将棋の棋譜が、たんなるゲームの記録であるのに対し、詰将棋は論理的な考察を繰り返して正解を求めるパズルとして扱われるために、創作性が高いとされています。


では麻雀の何切るも同様に著作権が認められると思われるでしょうが、そうではありません。

何切るというのは、設定された局面と牌姿において、14個の選択肢の中から1つを選ぶというだけのことであり、そこにパズル的要素はありません。
出題者が決めた模範解答は存在しますが、正解がわからないことがほとんどです。
それに、麻雀は次のツモがわからないということもあり、その後の牌姿がどうなるかはわかりません。よって論理的な考察を繰り返すことはなく、その場限りの選択をするだけです。

たくさんの回答者が各々の回答の根拠を主張しあって、回答を集計してグラフなどで表示し、どの回答がマジョリティだのマイノリティだのとワイワイやるのが何切るの楽しさであり、これはパズルというよりもアンケートやランキングの類だといえるでしょう。

以上をもって、何切るの創作性はきわめて低く、著作権はないと考えます。

参考リンク:
詰将棋の著作物性について


risoujansisisi132652 at 14:55|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)

2009年05月28日

麻雀の牌譜に著作権はあるのか?

麻雀の牌譜に著作権はあるのでしょうか?

これを考えるにあたり、囲碁・将棋・チェスといったゲームと比較したほうがわかりやすいと思います。

以下、これらゲームの棋譜(牌譜)の著作権についてまとめてみました。

囲碁:
棋譜に著作権はあるというのが日本棋院の主張。中国、韓国、欧米などは棋譜に著作権がないとしている。中国と韓国は日本棋院の新着棋譜をたくさんネットに公開しているが、これについて日本棋院は黙認。

将棋:
棋譜に著作権はあるかどうかは微妙。アマチュアの間では著作権の解釈をめぐって活発な議論が繰り返されている。海外ではパブリックドメインとされている。
日本将棋連盟は棋譜の著作権の扱いについて、公式に明らかにしていない

チェス: 
棋譜に著作権はない。パブリックドメインとして自由に扱ってよい。

麻雀:
牌譜に著作権はあるかどうかは微妙。
各麻雀プロ団体(連盟、協会、最高位戦、MU、101、棋士会、RMU)のHPには牌譜の著作権に関する記述はいっさいなし。


同じゲームでも、著作権の解釈は様々であることがわかります。
これらゲームの棋譜(牌譜)の著作権の有無については、自らの思想・感情を創作的に表現している創作物であるかが議論の中心になるでしょう。

将棋は、ある局面ごとの選択肢が多数あり、対局者の個性が反映された判断の連続です。その中で使われる定石はアイデアであり著作権はないのですが、最初から最後まで定石どおりに指されることはないと考えられるので、創作性があるといえるのかもしれません。
音楽、映画、小説、絵画など一から作り上げる著作物に比べると、いくら局面ごとに選択肢が多数あるといっても、勝ちにつながる選択肢となると数が限られてくるため、創作性という面では弱いといえるでしょう。

これらを考慮して麻雀を見てみると、ある局面ごとの選択肢というのはせいぜい14枚の中から何を切るかといった程度にすぎません。
しかも、将棋は選択がそのまま結果に結びつき、その連続性で成り立っているのに対し、麻雀の選択には必ず運がつきまといます。何を切るか、立直、鳴きの判断という選択があるものの、何をツモってくるか、選択後にどうなるかなどは運です。明らかに将棋よりも、創作性が乏しいといえるでしょう。


以上をもって、麻雀の牌譜に著作権はあるかどうかはグレーですが、どちからかといえば麻雀の牌譜に著作権はないという解釈のほうが妥当性があると考えます。

参考リンク:
棋譜と著作権にまつわるMEMORANDUM
将棋の棋譜に著作権はない


risoujansisisi132652 at 17:32|この記事のURLComments(5)TrackBack(0)

2009年05月25日

麻雀ブロガーのための著作権講座

普段私たちはなにげなくブログを書いていますが、ごくまれに著作権を無視してしまうことがあります。かつて私もそういった経験がありました。(しかも実際に著作権侵害だと指摘、注意されたことがありますw)
めんどくさいから、難しいからいいやと思っていても、こうしてネット上に個人の思想や感情を表現している以上、知らなかったではすまされません。

著作権についての本を購入してみたり、ネットで調べて学習した私が、簡単に著作権について解説してみようと思います。とはいっても法律の専門家ではありませんので、何か間違いがあったら指摘してください。

■そもそも著作権ってなに?

著作権(ちょさくけん)とは、言語音楽絵画建築図形映画写真コンピュータプログラムなどの表現形式によって自らの思想・感情を創作的に表現した者に認められる、それらの創作物の利用を支配することを目的とする権利をいう。著作権は、特許権商標権にならぶ知的財産権の一つとして位置づけられている。
ウィキペディア(Wikipedia)著作権より引用

簡単に言えば、『自分で考えた創作的なものを独占して使える権利』のことです。


■なんで著作権なんてあるの?

創作的なもの(以下著作物)を考えた人(以下、著作者)を保護するため。
他人がまったく同じものを作って売ってしまったら、著作者の著作物を買ってくれる人が少なくなってしまい、著作者が損してしまいます。
そんなことがおきたら、自分で考えて作るのがバカらしくなり誰も何も作らなくなっちゃいます。こういう事態を防ぐためです。


■著作物の適用範囲は?創作的ってなに?

これがけっこう難しくて、あるものが著作物だと認められるかどうかは、創作的かどうかが重要になってきます。これは人によって解釈が違ったりします。

たとえば麻雀でいえば、ただの事実(大会の日時や詳細などの告知記事)や、麻雀のルール、麻雀の戦術、天鳳の公式ランキングなどは創作物とはみなされません。
麻雀の牌譜や何切るなどは微妙なところ。(現在調べています。近々公開予定。)
あとブログ関係でいえば、HNなんかはアニメや漫画の主人公と同じ名前でもまったく問題なく使えますし、リンクを貼るのも自由で、相手に許可をとる必要がありません。


■違反するとどうなるの?

著作権法違反で告訴されたり、損害賠償を請求される可能性があります。
また著作権は親告罪なので、著作権者は告訴することができますが、他人が気に食わないからといって告訴することはできません。


■著作権に違反していても何も言われないのだけど?

それは、著作権者が知らないだけかもしれません。
仮に知っていたとしても、いちいち告訴することがめんどくさいとか、著作物の良い宣伝になっているから黙認しているということも考えられます。
いずれにしても、法に触れる行為だということはお忘れなく。


■他人の著作物を使用したい場合はどうするの?

引用なら問題ありません。
引用とは簡単に言えば『他人の著作物の一部を自分の文章の中に取り入れること』です。
しかしなんでもかんでも引用していいわけではありません。

引用にはいくつか決まりがあります。

1.引用する必然性があること
ただ誹謗中傷したいだけや、単純に好きな画像だから引用する。というのでは認められません。あくまでも批評や研究などの目的で使わなければいけません。

2.自分の文章と引用部分が主従関係にあること
引用部分が大半を占めて、おまけ程度に自分の文章があるのは認められません。

3.引用部分をわかりやすくする
どこからどこまでを引用したのかを明確にしましょう。
たいていは色を変える、鍵カッコをつける、行を変えるなどします。

4.出所(引用元)を書いておく
誰のどんな著作物を引用したのかを、引用した部分の下あたりに書いておきましょう。たとえば本なら「(著作物名)」○ページより引用、サイトやブログなら「(記事のタイトル)」より引用(リンクを貼っておくかURLを書いておく)。

5.引用部分は必要最低限にする
あまり長すぎてはいけません。
あくまでも必要最低限にとどめてください。

6.基本的に引用部分を勝手に変えないこと
誤字があっても勝手に訂正してはいけません。
長文の場合は「〜(中略)〜」として省略してもかまいません。
どうしても色を変えたり文字を太くして強調したい部分は、明記しておく必要があります。

これらを守れば、著作者の許可なく引用ができます。

引用の他にも、著作者の承諾を得て行う転載がありますが、これはあまり麻雀ブロガーにはなじみがないかな。私もほとんど経験がありません。

ちなみに著作者の承諾を得ない転載や、引用の決まりを守っていない引用は盗用になります。盗用してそのまま自分の著作物として発表すると盗作になります。
当然ですが、これらの行為はやっちゃいけません。


だいたいこれくらいのことを覚えておけば大丈夫かな。
最後に、私が著作権に関してなにか困ったときに必ずお世話になる本を紹介します。とにかくわかりやすいのでおススメです。

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risoujansisisi132652 at 22:08|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2009年05月23日

理想01著作権についての議論

最近01さんと著作権について議論をしたのですが、いろいろ誤解している人もいるようなので簡単に振り返ってみます。

〜理想01著作権についての議論〜
今までの流れ (以下、敬称略):
01「理想のブログってコピペブログじゃね?」

理想「まあコピペを活用してる部分もあるね。」

01「コピペというより、盗用してるよね?」

理想「なにそれこわい」
   「じゃあ盗用してる部分指摘してよ」

著作権に関する議論が始まる

01「ウザクリンク集は盗用でしょ。ソースもあるよ」

理想「ソースに目を通したけど、それでは盗用だと断言できないよ。」
   「モラル的には解決済み」
↓  
01「わかった。訂正して謝罪する」

01「じゃあこの記事は盗用じゃないの?」

理想のパソコンがぶっ壊れたので、一時中断

凸「これだけの一致で著作権とか関係ないよ」

01「わかった。今までの主張は全て撤回する。」
  「いろいろ言いがかりつけて理想さんごめん。」
  「今回の件で不快に思われた方もごめん。」

理想「はい01論破。」
とりあえず議論は終了←今ここ
詳しい議論内容については、01さんが書いた記事を参照。


簡単に感想などを。
私は有意義な議論をするのはけっこう好きです。
感情に走らず論理をもってお互い主張し合い、正しいらしい納得できる答えを見つけ出す作業は有意義で楽しいものです。

今回は01さんの主張にはじまり、それを撤回して訂正謝罪(個人的には訂正だけで十分ですが)した時点で議論は終了です。
「はい01論破。」というのは冗談で、勝ち負けなんてありませんし、勝敗をつける必要はありません。
ということで、いきなり盗用だと言われてちょっとビックリして、多少イラッとしたのは事実ですがw有意義な議論ができてよかったです。この件はこれにていったん終了。


以下、01さんがブログで書いていたことについて触れておきます。
(直接コメントするつもりだったけど、長文なのでこちらで。)

01さんが主張していた、下書きうんぬんについて。

01さんとはいっしょにいくつか企画をやっていて、それらの総括的な記事については、01さんが書いてから私が書くことが多いです。それが01さんは気になるということでした。

まず記事の内容についてですが、いっしょに企画をやっていて、本番だけでなく企画段階からいくつかのテーマについて話し合っているので、内容が似たものになるのは当然かなと。

記事の構成についてですが、実際に私は01さんが書いた記事を参考にしている部分がいくつかあります。
01さんは事実と論理でもって記事を構成(感情は極力排除)していて、文章の組み立て(起承転結、原因と結果、事実と考察など)も上手いので、まとめ記事としてとても読みやすいのです。

私はそういった記事があまり得意ではないので、01さんが書いた記事の構成を参考にすることが多いです。
もちろん、そのまますべてコピペしてしまうと盗用になりますから、構成を参考にして書いてみて、どうしてもなにか足らないと思ったら、01さんが書いた上手い言い回しを自分の言葉で言い直して書いたりすることもあります。

というわけで、私が書いた記事に対して、01さんが自身の記事の内容と構成が似ていると感じることもあるでしょう。ただ、著作権には触れないように私なりに気をつけている。ということを主張しておきます。


01さんが主張していた、自身が書いた記事に対して全く敬意を払われない使われ方をすることについて。

構成や言い回しを参考にするという行為は、著作権に触れないから引用という形をとっていないだけであって、相手の主張や構成に関するアイデアを認めていることには変わりないんじゃないかなと思います。(ただ、○○を参考にしました。くらいは書いておいてもよかったかなと思いました)
そしてそれらの行為を行うにあたり、著作権に触れないように気を使っているということは、少なくとも相手の主張を大事にしていることになるんじゃないかな。

著作権は親告罪であり、相手から注意を受けることですらまれです。
ただ自分で考えるのがめんどくさい、相手の主張なんてどうでもいいと思ったら、そのままコピペしてしらん顔をしていればいいわけで。

私は今までブログを書いてきて、ばれなければいいと他人の記事を盗用したことはありません。

これらをもって、私が他人のブログに対して敬意を払っているかどうかを判断してもらえればと思います。


risoujansisisi132652 at 16:27|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
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・天鳳ブログ一覧は、毎月1日と15日あたりに更新します。そのときに他のリンクも更新します。(滞っていてすみません><)
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